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経済学はそんなに正しいのか?

ダボス会議で、アメリカのムニューシン長官が、環境活動家のグレタさんに、

「大学で経済学を学んでから説明に戻ってきて下さい」

と、コメントしたそうです。https://this.kiji.is/593092172790498401

無風凧は、グレタさんの意見に賛同している訳ではなく、彼女の肩を持つつもりもありませんが、ムニューシン氏の発言には、些か無理というか矛盾というか、、、を感じます。

というのも、経済を優先させるか環境を優先させるか、の議論をする席で、経済を勉強してこい、と言うことは、環境を勉強してください、と言っているグレタさんと同じ高さの目線です。対等の論戦です。それであるなら、自分も環境をグレタさんとおなじだけ勉強してくる、というのがフェア。

しかしムニューシン氏は、グレタさんの勉強不足だとの認識に立って、上記発言をしています、、、

大人なら、経済と環境の良いところ取りをするアウフヘーベンした意見、議論をして欲しいものです。

それに。先日のダボス会議でほ、チャタムハウスが、経済学の献呈に流れる「見えざる手」は無かったと述べています、、、つまり、今の大学で教えるレベルの経済学は、言うほど正しい学問ではない、と世界の賢人達が言っています。

その経済学と自然科学を同列に扱おうとするムニューシン氏には、是非、自然科学の一分野としての環境学を学んでから、ダボス会議に出席してほしいと、思います。

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