元複雑系専門家の意見として(武漢コロナウイルス肺炎)
昨日は、横浜港にクルーズ船が停泊・接岸する、というニュースで持ちきりだったようです。3700人もの人を10日も拘束するのですから、色々な立場の人が「それぞれの立場に基づいて」意見を出し、百家争鳴状態になっています。
その意味で、、、
「今は、XXXX が一番大切だ。」
というコンセンサスを取る活動がないのがとても淋しい、というか解せないというか。無風凧がこのBlogで愚痴ても鱓の歯軋りほどの価値もないのですが、愚痴らずには要られません。
今日は、無風凧も、過去においてはちょっとだけ(謙遜も込めて)「複雑系」の現象解析をしていた経験もありますから、その立場から、「天下国家の立場で」何が重要か、を提案します。
今、一番大切なことは、「拡散させない」こと。感染率や潜伏期間、致死率など、不確かな情報が多い中、確実に言えることは、「拡散させない」。そして、そのための「最大の施策」は、「隔離」です。
人権擁護派の方の意見も最もだと思います。罹患している「可能性」だけで拘束をして良いのか、など、法律解釈もあります。それによって、もしかするとPTSDを発症する、などということもあるかもしれません。でも、個人を拘束することができるのは「国家」だけだということも、忘れないでください。くだらないコメントする時間があれば、「拡散しないための施策の一つ」を考えて欲しいものです。
そして、発症していなくても、Tranferしている事例が見つかっている以上、「発熱を指標にした施策や自覚症状を指標にするスクリーニング」には全く意味がありません。あなたも、あなたの家族も、安倍首相も、もちろん無風凧も、感染者でないと言い切る根拠はありません。
このように考えれば、もし、飛沫感染以上の濃厚接触でTranferの可能性があるというのであれば、「そのような状態になること」を禁止する活動を国家は「強制力」を持ってなさなくてはなりません。例えば、電車を全部止める。エレベータは停止させる。
経済へのダメージは、「国の補助」を持って「後追いで」対応できます。いや、「さくらさくら」と予算委員会で歌う時間があれば、政治家の方々は「補助・補償」を考えればよろしい。AIと理科系研究所は、まず拡散を止める。
ジョン・ホプキンス大学のサイト(コチラ 参照)では、リアルタイムに「罹患数」「死亡者数」が公表されています。これによると、罹患者数は、中国ではまだ線型以上の増加です。非発症罹患者数のEstimateができていない今、まだPamdemicの可能性は0にはなっていません。日本の数は、まだ完全にUnder Control見えますが、二次感染三次感染が報告されています。今が踏ん張りどころ、です。
拡散させない、そのための施策と、そのための補助・補償に注力した政治をして欲しいと熱望します。
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