詰将棋創作で「頓悟漸修」体験(祝!八列移動完成!!)
「悟り」を得る道筋には、「頓悟」と「漸悟」があります。前者の頓悟とは、何もして居ないのある日突然「悟り」を開くというもの。後者の漸悟とは、常に悟りを求め、少しづつ漸近していくように悟りを得る、というもの。
頓悟漸修とは、「日々の努力の末に、ある日、突然に悟りを開く」もしくは「ある日突然に悟りを得てもなお、日々努力をする」という意味で、結局頓悟も漸悟も同じである(表裏の関係である)、というように無風凧は理解して居ます。
この半年間。無風凧は「攻め方玉の八列移動詰将棋作り」を目指して、日々精進。いくつも「要素」開発をして、習作を作って、、、半年経っても結局ものにすることはできず、先日、ウマノコ様に九列移動の前例があることを教えていただきました。無風凧が想定して居た手筋ではなく、「こういう方法があるのか」と目から鱗、大いに勉強になりました。、、、と同時に、一旦、八列移動詰将棋を作るのは諦めよう、と決めました。それは、たった5日前のことです。
そんな舌の根も乾かない今朝。メールチェックをしながらコーヒーを一口すすった時に、「あ、こうすればできるかも!」と思って大急ぎで確認したら、なんと出来ている。無風凧が約半年前から考えて居た手筋で、きちんと攻方玉が八列動く。
「悟り」を「八列移動詰将棋」に置き換えて考えれば、日々、漸悟的に考察している間には完成して居なかったが、考察をやめて「突然(=頓悟的に)」完成した。半年の努力は無駄だったのか無駄ではなかったのかよくわかりませんが、無駄ではなかったように感じます。つまり、頓悟漸修です。
詰将棋作りに限らず、人生はこういうものなんでしょうね。だから、どんなに成果が出なくても、諦めることなく努力する。でも、時々視点を変えるための「息抜き」は必要、、、、
この八列移動を完成するにあたり、いろいろな方がアドバイスや情報、励まし、そして、いろいろな意味での「刺激」をくださりました。個人的に勝手に感謝している方もいます。ウマノコ様、Hiroshi Sawaki様、nono_y様、みつかづ様、スマパラの管理人様、三輪樣、TESTU様、柳原様(詰将棋ファン様)、、、ありがとうございます。
出来た作品は、改めて柿木チェックの後、投稿したいと思います。
双玉で攻め方玉が八列移動。飛車は「横には」動きません。なんと!逆王手が2回入ります。あとは、、、前例がないことを祈ります(爆)。
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