詰将棋創作初心者視点での「記憶よりも記録に残る作品」
無風凧が詰将棋を作り始めてちょうど一年半。スマホ詰パラを主な発表場所として、それ以外を含めて25作ほど、発表してきました。全部つらつら見直していて、まあどれも「石石混交」という感じです。
当初は、ただ作れれば楽しかったのですが、途中から類似作(前例、先行作)の存在が非常に気になるようになりました。経緯詳細は こちら を参照していただきたいのですが、偶然とは言え、同一収束の作品がスマパラの採用予定になってました。直前に気が付いて管理人様にご相談。事無きを得たのですが、この時以来、とても気になります。
これまで、詰棋書は3冊くらい、新聞や週刊誌の詰将棋は、食堂などで見かけたら必ず解いていましたが、詰将棋作家を名乗るには、経験値が圧倒的に少なすぎる。先行例をほとんど知らないに等しい。
そんな無風凧が、先行例に絶対に被らない創作領域として取り組んでいるのが、「記憶よりも記録に残る作品」。記録としては、TETSU様の運営している「詰将棋おもちゃ箱」に整理されていますが、そこに書いていないものも含めて、「記録」を狙う。
例えば、「非対称型から対称型になる回数」とか「攻め方玉の移動する列の数」などなど。色々な先達の手筋を習得しながら、回数領域で記録を狙うことにより、前例とのバッティングを避ける、という作品を作っています。
先日、スマパラの拙作「2020握詰」のコメント欄に、攻方玉の9列移動が可能、というコメントがありました。八列移動の存在すら知らず、まだ自作できてない現在、かなりの衝撃でした、、、と同時に、ぜひ9列移動の作品を見て見たいと思っています。無風凧にとっては、記録にも記憶にも残る作品になります。
現在、まだ八列移動に挑戦していますが、派生で、「一つの飛車で3方向の攻め方玉の開き王手」を探しています。これも記録だと思うし、この記録は、言い換えれば、「解の存在証明」になっている。これも、一種の「前例と被らないようにするための工夫」です。
# いずれは、300手越えの煙詰め!?
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コメント
ウマノコ様
おもちゃ箱のTETSU様作品、拝見しました。
ご教示ありがとうございます。
スイッチバックさせる、のは、確かに眼から鱗、コロンブスの卵です。
半年以上考えていて、全く気がつきませんでした。
勉強不足と同時に、自分の頭の硬さに嫌気が差します。
縦九段、楽しみにしています。
無風凧拝
投稿: 無風凧 | 2020年1月23日 (木) 12時51分
早速のご返信ありがとうございます。
ただ、作ろうと思っていた矢先、すでに作例があることを知りました。
http://www.ne.jp/asahi/tetsu/toybox/toybox/tetsu49.htm
ですので、横移動ではなく、縦移動(1段目から9段目)の創作にチャレンジしようと思います。
あと、豆腐図式のパワポ読んでいただきありがとうございます。もう10年前の代物でお恥ずかしい限りです。
投稿: 馬屋原剛(ウマノコ) | 2020年1月23日 (木) 09時54分
ウマノコ様
コメントありがとうございます。
ウマノコ様の豆腐最長のパワポ、半年ほど前に拝見し、
大変感銘を受けました。
無風凧は、まだ八列すら成功してなくて、既に半年以上悩んでます。
玉鋸と飛香襖は接続できそうなのですが、詰将棋として成立させるには、駒が足りない。
駒だけではなく、無風凧には才能も足りないのだと思います。
九列、是非お作りください。励み&勉強に成ります。
無風凧拝
投稿: 無風凧 | 2020年1月23日 (木) 06時16分
攻方玉の9列移動が可能、というコメントを書いたのは私です。無風凧様が作る予定があるのならば、それを待っていようと思っていましたが、そうでないならば私が作ってしまってもかまわないでしょうか?
投稿: 馬屋原剛(ウマノコ) | 2020年1月23日 (木) 00時52分