獺祭、マスク、うなぎパイ
タイトルの3つに共通する社会現象は何でしょうか?
それほ、転売ヤーの存在です。転売ヤー、つまり転売することで、「儲け」を出す人の存在です。
これは、悪いことでしょうか?倫理的には、よくないこと、が直感です。とくに、マスクは「困っている」のを横目に暴利を得る、、、これは、日本人のメンタリティから言って、受け入れられません。
でも。世界中の経済学者が信じている、アダム・スミスの「見えざる手」。需要と供給の折り合うところで価格が決まる、というものですが、この見えざる手の「具現化方法」のひとつが、転売ヤーの存在です。
もともと、、、例えば「卸」と言う仕組みは、転売そのもの。築地市場で、水揚げの少ない魚の値段が上がるのは当然ですよね?旬の魚で需用が供給を上回れば値上がりするし、下回れば値崩れする。獺祭の転売と何が違うのか、、、倫理的な問題はあるにしても、逆に言えば正常な経済活動です。
もっと言えば、付加価値を上げていると言う意味では、GDP の増加にも貢献しています。
このように考えると、転売ヤーの存在は、元売り企業が「本来は自分が受けとるべき利益だ」と、勝手に主張しているに過ぎないことがわかります。安価で色々な方に食べて欲しい!と考えることは立派なことかもしれませんが、需要と供給の市場における自然な調整機能を、バイオレートしている、ととらえることもできます。マスクの場合は、この逆ですね。
このように考えれば、今の社会システムの中では、転売ヤーは必要悪として存在します。完全な消去は、経済活動を停滞させます。では、どうすれば良いのか?
その手法は、日を改めて(既に素案は出来上がってます。国会議員の皆様も、サクラサクラを歌わずに、無風凧の説を勉強に来ては如何でしょうか?)
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