新型ウイルス対策はAI主導に限る
遅きに失した感がありますが、武漢の新型ウイルス対策で「邦人帰国」問題をネタにします。安倍首相をはじめとする自民党幹部は、「全邦人を武漢から帰国させるための手段を講じる」と発表しました(コチラ 参照)。
政府として、邦人保護に奔走することは「職務」の一つです。在武漢の邦人が「健康で文化的な」生活をするための施策をすることは、政府の最も大切な仕事です。
しかし。
ここで、忘れてはならないのは、「ウイルス拡散は自然現象」だということ。つまり、桜を見る会の名簿問題のように、「内閣の意思」「役人の忖度」が通用するものではありません。だから、「自然現象を正しく理解し、予測すること」が大前提で、選挙目的の「人気取り」の施策をしてはいけません。
邦人帰国は、もちろん必要なことです。しかし、そのために「今、日本にいる邦人」を危険に晒すことや不安を感じさせることは、「絶対に」あってはなりません。その意味では、「邦人帰国」と「潜伏期間相当の隔離」は、一体となって発表されるべき事案だと考えられます。(発症していないウイルス保菌者が報告されていますから、空港でのサーモグラフィーは役に立ちません)。
拡散のルートや威力も、政治家が制御できるものではありません。この手の問題は、古くは疫学者、そして複雑系科学者を経て、今はAI研究者が最も得意とする分野です。政治的な判断は「邪魔」以外の何物でもありません。
それに、ある意味では「非情」にならなければならない場合もあるでしょうし、「首相の家族」も「ブルーシートの住人」も、同じ確率で罹病するとすれば、扱いに「区別」はあり得ません。
このように考えて、、、無風凧は、ウイルス対策はAIが判断、がベストであると進言します。
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