官僚思考はブラックの温床。
先日。ワイドショーを休憩時間に見ていたときのこと。佐野SAのストライキの話を扱っていました。
佐野SAの経緯は、みなさまの方が無風凧よりも詳しいとおもいますので割愛します。。ここで主張したいのは、この番組のコメンテーターや雛壇芸人達の意見が、ブラックの温床だった、ということ。
コメンテーター(元官僚、某大学教授)は、佐野SAの現場課長が、自分の上司や所属会社を頭越しして、その上の管理会社に対して、団体交渉の要求をしたことに対して、「越権行為だ」「やってはいけない事だ」とのコメントを出しました。雛壇芸人や司会者もその意見に同調しています。
この「越権行為だ」というコメント自身、官僚発想だと思います。パワハラは、基本的には上司部下の関係から生まれます。だから、バワハラをはじめとして指示が不適当と思った場合、更に上司、若しくは第三者に正義を求めるしかありません。上述の「越権行為」発言は、その正義を求める行為を否定しています。つまり、(些か飛躍は有りますが)官僚的思考のもとでは、ブラックが常態化するわけです。
もっと寂しいのは、それを指摘する出演者がいないばかりか、そのブラック発言を助長する出演者、司会者が多かった。最も、ワイドショーは、視聴率を取ってなんぼですから、事の善悪正否よりも視聴率がとれるような仕込みがしてあったのでしょうけど。
繰り返しますが、官僚思考はブラックの温床です。
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