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現代のノーベル賞

旭化成の吉野彰博士が、2019年のノーベル化学賞を受賞しました。吉野さん、おめでとうございます。

吉野さんのノーベル賞は、ここ数年毎年話題になっていますが、受賞はないだろうな、、、と無風凧は思っていました。というのも、ブレイクスルーになる技術が沢山あったことを知っていたからです(無風凧も数ヶ月だけ、Li-ion電池関連の研究手伝いしていました)。吉野さんの功績はピカピカの功績ですが、同等にピカピカの発明が、いくつかあったと思います。

そのように考えると、現代の化学において、3人までのノーベル賞、というのは実情に合わないな、、、と思わざるを得ません。

実験物理も同様で、「実は実験装置を作るブレイクスルー」が必要だった場合や、多人数で虱潰しして発見する場合など、発見した人は「幸運」以外の何物でもない、、、ということがあります。まあ、それも運命なんでしょうけど。

こんなことを書いていると、ABC予想の証明論文を発表した望月教授はどうなっているんだろう?と気になって、ググって見ました。発表から8年。小さな修正が必要だったこともあり、まだ査読が終了していないのだそうで、、、つまり、難しすぎて、まだ確認しているのだそうで、、、この業績は、ある意味では、「一人の業績」になるんだろうな、と思います。

無風凧の定理(誰もご存知ないと思いますが、、、)は、コンピュータシミュレーションで見つけた物理の法則。これも、コンピュータが高速になったから発見できた、と考えると、無風凧のContributionよりも、IntelのContributionの方が多いかもしれません。

 

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