テコンドー協会と相撲協会と社外取締役と
この数日、テレビでテコンドー協会の金原会長の顔を見かけます。テコンドー協会の内紛の内容については横に置くとして、金原会長のこんな言葉が印象的でした。
「私が訊いて、私が独裁者だと言う人はいないと思いますが、理事に訊いたところ、私が独裁者だと言う人はいませんでした。私が聞いたのだから間違いありません(文言は少し違うかも)」
この発言は、心理学と、民主主義=多数決主義の「穴」を見事に突いています。
まず。多数決主義で自分の派閥の理事を増やせば、「会員全体からはリコール要求」があったとしても「理事会」では、継続が多数となり、形式的に多数決を守れます。
また、これも言うまでもありませんが、上司に対して面と向かって「非難」できる日本人はごく少数でしょう。その事を本人も理解していての上記発言は、全く正しいですから、「イエス連続の法則」で金原さんの発言は正しい、と言う印象を与えてしまいます。
ここまでは所謂「協会」の事例ですが、企業幹部も同様。社外取締役は生え抜きではありませんから、理事長が拒否権を持っている、とおき換える事が出来ルといっても過言ではありません。
このような視点でテコンドー協会の今回の事例を考えると。改めて「民主主義」について考えて見たいとおもいます
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