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経営者と経済学の矛盾

Zozoの前沢氏が退任して株を売却、2400億円を得たそうです。鳥取県の予算が3500億円程度だったと記憶しているので、2400億はたいした額です。もっと書けば、最低賃金の最低の県は時給790円ですから、それで考えると約3億時間分の収入です(因みに、人の一生は大体70万時間。400人の生きている時間が約3億時間)。随分と富の遍在が起きたものだと思います。

この株の売り上げは、創業者利益、キャピタルゲインと呼ばれるもの。起業は博打に例えられますから、賭けに買った証、といえましょう。

所で。この株式と言う仕組みは1600年に興きた東インド会社が最初だと言われています。もともとは、リスクを分散する仕組み。富の遍在ではなく、リスクの分散が狙いでした。その意味では、「経国済民」「富の再分配」を探求する経済学の対場から見ても「よい仕組み」でありました、、、が。いまは、富の遍在を生む問題児。株式と言う仕組みに関しては、それ以外にも問題があり、問題児どころか悪魔だ、といっても過言ではないかもしれません。

少し飛躍しますが、理学と工学の関係と、経済学と経営学の関係は良く比定されます。理学や経済学が真理を探求し、工学や経営学で人の生活に還元する。しかし、今回の前澤氏の株式売却を見ると、経営者は矛盾した存在のようです。富の再分配をせずに、遍在化させていますから。

 

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