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2019年9月

耳のお休み(好きな音楽2019年9月)

先日、出張で飛行機に乗ったときのこと。

着陸態勢に入った頃から、左耳が痛くなり、、、5分後には耐えられない痛みが。飴を舐めたり、お茶を飲んだり、鼻を押さえたり、、、色々試しても、あまり効果が無く、着陸してからもなお30分くらい、苦しみました。

痛みは、なんとか収まったのですが、今も耳が「ぷくぷく」言っているような感じがします。なので、音楽を聴く気がしない。頭の中で音楽を流していても、どうも「ぷくぷく」という雑音が入るような気がして、集中できない。

ということで、2019年の9月の「好きな音楽」は、「なし」です。ゆっくり耳を休めています。

 

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体罰に対する考え方の変遷

A:(略)、、、親父にも打たれたことないのに!

B:それが甘ったれなんだ!!殴られもせずに一人前になった奴がどこにいるものか!!

今だったら「BはAを殴ったんだな、許せない!」なんてことになるでしょう、、、でも、40年前のアニメでは、「名シーン」の台詞なんです。

Aはアムロ レイ。Bは ブライト ノア。 そう、機動戦士ガンダムの最初のシリーズです。ブライト艦長がアムロを打ったシーンです。

打たれたアムロは発奮し、この後ニュータイプとして覚醒し大活躍をすることになります。その意味では、打たれたことはアムロにとって成長の切っ掛けでした。多分、老後のアムロにインタビューすると、打ったブライトさんに感謝こそすれ、文句をいうことはないでしょう。そしてそれ医女に、40年前は、世論としても、この「教育的に打った」ことに一定以上の理解と賛同がありました。

今、もし「ガンダム」が上映されたら、、、どうでしょうか? ブライトさんは非難されるかもしれません。それ以上に、暴力的シーンを含んでいるということで、放送禁止になるかもしれませんね。、、、言い換えれば、この名シーンは、令和になった「今」だったら産まれていないでしょう。

このように、体罰に関する考え方・世論は、時代によって変わって行きます。もしかしたら、今から40年後の教育現場では、体罰は当然、と考えられるようになっているかもしれませんね。

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時田さん、富士通もですか、、、?

ダイヤモンドオンラインの記事を読んで、脊髄反応しています。まずは、こちらをお読みください。https://diamond.jp/articles/-/216035?utm_source=weekend&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor&utm_content=free

最近、猫も杓子も、デジタルトランスフォーメーションだとか、ソリューションビジネスだとか叫んでいます。トレンドを追って、マスゴミや、株主に受けの良いそれらの言葉を連呼するのは否定はしません。でも、、、だからこそ、改めてお訊きしたい。

何を生み出すのですか?

20年前のMBA的なことばでいうなら、どんな利便創造するのですか?ソリューションビジネスなんて、言い換えれば、「不便解消」 です。もっといえば、人の褌、です。デジタルトランスフォーメーションは、極論すれば、そろばんを電卓にしましょう、と言うようなもの。道具が変わっても、「出来ることの本質」は変わりません。DXによって変わるのは道具だけ。出来上がるものは本質的には同じ。

日本を代表する富士通だからこそ、実のあるなにか、を創造して欲しいのですが、、、時田さん、如何でしょう?

追伸:昨今、本当の創造の種を持っている人が、どんどん冷遇されているように、つまり日本が弱体化していくように思います。ソリューションビジネス、と言う言葉は、その弱体化を象徴するキーワードで、嫌な気分になります。 

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夢箏(ゆめごと)、、、衛藤公雄と我が人生

このブログで、何度か箏曲家「衛藤公雄」の記事を書いたからでしょうか、「夢箏(ゆめごと)」という本が送られて来ました。お送りくださった方にお礼申し上げます。

この本、衛藤公雄氏の秘書をされていた方(著者の宮川嘉有子氏)が書いた、「思い出話し」のような内容です。宮川氏が、衛藤公雄氏をいかに大切に思っていたのか、、、、が綿々と綴られています。

昨今、衛藤氏に再び脚光が当たっているように思います。奇跡の爪音、という書籍も先年発売されましたし。

衛藤氏は、実績の割には、名前が残っていないなあ、、、と無風凧も思っています。後継者が育たなかったのでしょうか。いずれにせよ、この本を通じて、衛藤氏の音楽に対する心構えが伝わってくるように感じます。おすすめです。

詳細は、 こちら を参照してください。

 

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敗因21ヶ条におけるランキング(ランキングについて考える)

山本七平著「日本はなぜ敗れるのか」。

10年ほど前に読んで、その後本棚にずっと存在していたはずなのですが、「気配を消していた」本です。先週末、なぜかserendipityして、、、つまり、急に目にとまりました。

内容は、虜人日記(小松真一著)における「第二次世界大戦でなぜ日本が負けたかの敗因21ヶ条」の、山本七平視点での解説書・意見書という位置付けで、内容については、ぜひ、ご一読ください。

今回、無風凧が取り上げるのは、「小松版21ヶ条におけるランキング」と、「山本七平解説の21ヶ条のランキング」についてです。

21か条、と聞いて、皆さんは、「21ヶ条の重み」が、小松氏も山本氏も同じだと思っていると感じますか?

これまでもなんども指摘してきましたが、何ヶ条であろうと、最初にある一つは、特別な意味がある、というのが無風凧の主張です。少なくとも、論述する人(つまり著者)にとって、一番強い意味を持っている、というのが無風凧の解釈。その上で、、、21ヶ条の「どこからが本当の意味で順不同になるのか」。

例えば。小松氏が15番目にあげている項目を、山本氏は1番目に取り上げています(バーシー海峡の損害と繊維喪失)。山本氏が、なぜこの項目を最初に取り上げたのか。小松氏はなぜ15番目だったのか。無風凧が考えると、15番目というのは、すでに「ほんとうの意味で順不同に」なっている部分なのではないか、と思うのですが、一番はじめ、は上述のように特別な意味があります。

もし。山本氏が「小松氏が一番目にあげている項目は、私も一番だ」と思った上で、「15番目の項目も忘れられない」という意味で15番目を最初に解説したのだとすれば、1番目の項目は、「もっと市民権を得ている(誰でもが知っている)」という判断が山本氏の中で行われていると考えるのです。

つまり、、、精兵主義の軍隊に精兵がいなかった、という第一条は、当時の日本人の「コモンセンス」になっていたと無風凧的には判断します(ちょっと「井沢元彦チックな読み方」ですね)。

このように読むと。「第二次世界大戦で日本が負けた最大の理由は日本人の共通認識になっていた」と読めて、、、そして、今の日本、特に政府系の各種プロジェクトでの人員配置も「精兵」でなくても「精兵」として考える癖が抜けていない、、、ので、やはり日本は国際競争の中では負けて行くのだな、そして、日本人は「それを知っていながら容認している」と深読みしてしまうのです。。。。つまり、いつまで立っても、日本は国際競争の中では勝てない。

ちょっとロジックが複雑でしたね。反省。

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無風凧さん、今日もサボリかちら?

20190925はなちゃん先生:
無風凧さん、今日もサボリかちら? 最近サボリが多すぎ!!

写真出典 特命希望様ご投稿
サボってはないですよウ (^.^)//
毎日おサンボしています、、、近くのカフェまで(爆)。

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次の趣向は、、、(詰将棋)

先日、スマホ詰パラに採用していただいた「不甲斐ない、、、(ToT)」は、本当に不甲斐ない出来の詰め将棋で、恐縮して居ます(コチラ 参照)。

そのコメント欄に「趣向にこだわる作者らしい作品」と言う暖かいお言葉を頂き、感謝です。また、このブログをお読みくださり「ぜひ挑戦を!双玉+歩の駒柱」と言う激励も頂きました。ありがとうございます。また、Twitterでは、「詰パラ本誌に投稿してみては?」とのお勧めも頂きました。ありがとうございます。

今年の目標「100手を越える詰将棋」は、クリアして、、、最近は、創作前の課題(=趣向?)も、以前とは随分と違ったものになってきたのではないかな、と思って居ます。最近、考えているものは、、、

1) 双玉+七色の駒柱詰将棋(上述です)

2) 攻め方の玉が8列動く詰将棋

これはちょっと説明。 攻め方玉が動く場合は、必ず「空き王手」です。飛車と香の「飛香襖」は、7列動かすことしかできません。また、角二枚を使った玉鋸は、玉鋸だけだと原理的に6列しか、攻め方玉を動かせません。なので、飛香襖の空き王手と角の空き王手を組み合わせなければ8列にはならないのです。そのハイブリッド空き王手に、挑戦するのが、「攻め方玉が8列動く詰将棋」です。

3) 二手目の玉方の応手によって、2手違いの2種類の詰将棋になっている詰将棋。

これも、ちょっと説明。二手目の玉方がA、B二つもしくは二つ以上の選択肢がある詰将棋で、Aを選ぶと作意手順でN手詰。Bを選ぶと変化手順でN-2手詰、と言う詰将棋です。変化別詰(変化手順中の紛れ)が無いように作るのは、挑戦してみてわかったのですが意外と難しいです。意外と、というより、「無茶苦茶」難しい。
この趣向(構想)は、相馬様の「デフォルト」を拝見した時に「ああ、格好いい」と思い、作ってみたくなりました。

4) 初期配置図が横一列のみの「持ち駒無し」詰将棋。

以前、拘っていた「壁詰将棋」「角桂の無い無仕掛け」「非対称による非限定着手回数」そして「200手」は、最近はあまり考えていません、、、飽きっぽいのだと思います(爆)。

どの課題もとても実現が難しいのですが、色々考えているうちに、先日の「不甲斐ない、、、」のように、小品が生まれてきます。

そうそう。1)〜4) のどれかひとつ、ですが先日スマホ詰パラに投稿して、採用待ちになりました。約2カ月、かかった作品です。。。

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新メンバー加入!

20190923ヨウスイ(後ろの団扇の柴犬):
みなさん、お元気ですか?

らんらん(パンダ):
私、らんらん。日本に始めて来たパンダの「らんらん(蘭蘭)」ではなくて、ピアノの鍵盤に似て白と黒だから「郎朗(Lang Lang)」なんだって。ピアノ好きの無風凧さんらしい名付けね。

かなちゃん:
引っ越しの片付けが進まなくて、随分長い間箱の中にいたような気がするわ。

よしくん:
新しい家に移って、やっと玄関の定位置もらえたよ。今日から頑張って玄関番しなきゃ、ね。

写真出典 自前のM5
ようやく、、、玄関に、よしくん、かなちゃん。そして新メンバーのらんらんとヨウスイが並びました。見えにくいかもしれませんが、うちわに「お元気ですか?」と書いてあります、、、井上陽水みたいです(爆)。

 

 

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出現マジック、、、気が付いたら寝首をかかれてた?(詰将棋)

久し振りに、ブログで発表です。

201909221

スマホ詰パラ「No.13561出現マジック2」のコメント欄で、三輪さまに拙作(No.13009)をご覧いただけていたことを知り、喜んだ無風凧は、少し違った「出現マジック」の作品を発表しようと思い立ちました。

その作品がコレです。

三輪様の出現マジックは、両王手の二枚だけ出現とのことですが、ここではちょっと拡大解釈して、「無仕掛けの状態から2枚だけ増えて詰んでる」としました。

この詰将棋、丁度一年程前にスマホ詰パラで採用していただいた作品の改作です(こちら 参照)。

敵が一人も居ないお城の中で安心している王様が、17時間(17手)ほど惰眠を貪っていると、、、なんと「くノ一(金と龍)」が真横に寝ていた、と言うストーリーです。

201909222右図が詰上がり。金と龍だけ増えています、、、こんな作品、いかがでしょうか?

スマホ詰パラの過去の作品をタグ検索してみると、「無仕掛」で「還元玉」の作品の幾つかで、配置図と詰め上がりの差がつめ方の数枚が加わっただけと言う、「ある種の出現する」詰将棋はあるのですが、加わる駒の数が攻め方の最低限の2枚、と言うのは無いようなので、ブログで発表してみました。

御指導、コメントいただけると嬉しいです。

9/23追記:
タイトルは、「浅草寺の鈴」にしたいと思います。

 

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Wikipediaのビジネスモデルと将来

今や、百科事典として誰でもが使っている「Wikipedia」。何か調べるときに、Google検索して、Wikiで概要を掴むと言う方が多いのではないでしょうか?

最近、Wikiを使うときに、「300円寄付を、、、」と言う広告が流れます。文言通り受け取れば、人件費を含むWikiの維持費が掛かるので、皆様の寄付をお願いします、と言うことです。

一般のUserが「支払い」をしなくても、ビジネスとして成立している事業は沢山あります。簡単なところでは、日本の地上波TV。番組制作費は、基本的には「CMを流す企業」が支払っています。Googleも、いわゆる検索連動型広告、と言うビジネスモデルです。

ボランティアベースの起業で成功しそうなものも沢山ありますね。本当の意味で成立しているのか、、、無風凧にとっては、懐疑的なものが沢山あります。発起の個人は純粋に奉仕活動であっても、組織化し、時間的費用的制約が大きくなり、その上世間からの期待が大きくなってしまい、にっちもさっちも、、、と言うことは、結局ボランティアベースでは「全員が幸せにはならない=失敗」だと思うからです。

本稿で取り上げているwikiもその一例ではないでしょうか?サーバー管理費や、人件費、リスク対策など考えると、費用の面で行き詰まるのが見えてきます。広告ビジネスモデルを採用するのでしょうか?篤志家の寄付に頼るのは、運営が安定しません。巨大資本がテコ入れすると、中立性が保たれない。

wikiの今後から目が離せません。

注:無風凧の記憶では、Wikipediaを運営しているウィキメディアは、数年前までは超か付く健全経営、優良財団です。なので、最近寄付を募っているのは何故か、、、不思議でもあります。財務状況が急変したとも思えないのです。

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お料理はお休み中、、、

この夏は、、、真面目な話、ここ数年の中で最も忙しかったなあ、、、と思うのです。引越しはやはり大仕事ですし、出版や大学の講義に加えていろいろなクライアントから相談を受けて、矢継ぎ早に仕事していて、、、そんな中に、台風あり、豪雨あり。

先週末から、中華鍋を振っているときに手を滑らせたり、包丁を落としたり、、、ということが続いたので、料理をちょっとだけお休み中です。まあ、玉子焼きやペペロンチーノくらいなら作るのですけどね。魚を捌いたり、キャベツの千切り(正確には五十切りくらい?)はやめてます。

少しメンテナンスしなきゃ、、、

# そうそう。パスタをレンジで茹でるのは、「最初からお湯」で行う方が、パスタ自身がアルデンテになります。生パスタっぽくしたいときは水から、が良いようです。

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千葉のゴルフ練習場、東電の原発裁判 に共通するもの、、、Natural Status 思考

(1)3.11の原発事故に対する東電幹部の刑事裁判結果(一審)が出ました。無罪でした(コチラ 参照)。

(2)ゴルフ練習場の鉄柱が台風15号で倒れて民家に被害が及んだ件、ゴルフ練習場の経営者は当初の発言を翻し、「自然災害だから補償はしない」と主張しています(こちら 参照)。

例は枚挙にいとまがありませんが、この二つに共通するものは、何でしょうか?おそらく、昨年の関空への橋にぶつかった船舶の事件も、同じようなストーリーをたどると思うのですが、、、、

それは、自然災害と、国の法律です。

国が決めた基準を守っていれば、責任は無い。未曽有の大災害は、予想できなのだから責任は無い。ある意味では正しい。3.11の津波は、地方に伝わる伝承を忘れていた、という人災はあると思うのですが、堤防の高さが十分かどうか、などというのは100%の予想はできないのはいうまでもありません。自然はかくも強いものなのです。

では、ここで無風凧は問いたいのです。「原発がなければ」「鉄柱がなければ」どうだったのでしょうか? おそらく(というよりは絶対に)放射能汚染は起きなかったでしょうし、鉄柱が倒れて家が壊されることはなかった。その意味では、「何らかの原因」を作っているのです。

その「何らかの責任」は、、、、自然災害の前には問われないもだ、と言われると、違和感を覚える方は多いのでは無いかと思います。無風凧も違和感を覚えます。法律が「ここまで対策をしておけば無罪放免」と決めていることにも、非常に大きな「違和感」を覚えます、、、その基準がもっと厳しかったら、被害が起きなかったかもしれないのですから。

無風凧は、こういう時に、「Natural Status 思考」します。その場に、人がいなければ、どういう状態だったか。人の「何からの営み」によって「自然の状態( Natraul Status)」と異なっている場合は、少なくとも責任は「0ではありません」。そのように考えると、上述の(1)(2)はともに、「なんらか」の責任を取る必要があります。加えて、「法律を作った為政者」も、責任を取る必要があります。

総じて。災害に対する法律は、為政者や経営者側の視点で、不利にならないように作られています。というのは、為政者が法律を作るから。もっと言えば、如何に責任を取らないようにするか、が法律なのです。

このように考えると。民意を反映するために、Natural Status 思考で、あらためて法律を見直す時期に来ている、と思っています。

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行政に不満を言ったところで、、、

台風15号の爪痕は、想像以上に大きく、例えば東京電力は、当初「13日に完全復旧」といっていましたが、今は「27日に復旧するが、山間部なと一部は見通しが立たない」と見解が変化しています。

今回は、改造内閣の発表と日が重なったこともあり、マスゴミ報道も被災に関しては後手に回りました。情報伝達手段は全て電気が必要ですから、その意味でも対応は遅れています。

行政に文句を言ったところで、、、官僚と言う人種は、総じて「責任はとらない」「ことなかれ主義」ですし、そもそも公務員も職業てすから、自分の安全や家族をぎせいにしてまで、滅私奉公するものは、この時代少ないでしょう。

それに、どんなに不満を言ったところで、、、言って少しでも気分が晴れるのねら言う価値はありますが、、、例えば、暑さが緩和されるわけもなく、熱射病に掛かるのは自分です。苦しむのは自分なのです。

そんなことを考えると。今いまは、行政には何も期待せずに自力でサバイブすると言うのが健全な気がします。見切り千両、王の早逃げ八手の得、と言ったところでしょうか。

勿論、上述は極論に過ぎると思いますし、それができないから、と言う方も沢山いらっしゃると思います。その為に、新しい行政網を構築する提案をしたいのですが、、、それはまた、日を改めて。

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ミス・ジャパン(ランキングについて考える)

今年は「AKB総選挙」がなくて、ランキング理論研究家としては寂しいなあ、、、と思っていたところに、「ミス・ジャパン」なる新しいランキングが登場しました(公式HPは こちら)。

公式HPによると、「日本国内のミスコンの決定版」とのことです。でも、「ミス・ユニバースの日本大会」とは別物のようで、、、研究対象として、面白い存在と言えます。その上。第一回のグランプリ受賞者が物議を呼んでいる。曰く「何らかの採点忖度が行なわれたのではないか」(こちら など 参照)。

グランプリを取った土屋炎伽さんは、有名女優土屋太凰さんの実姉ということで、色々やっかみなどもあるのでしょうけど。ランキング理論で考えて見ましょう。

ランキングを、5W1Hというか7W2Hというか7W2H+2、、、で考えると判りやすい。その中でも、

誰が
何をランキングして
効果(Effect)

を今回は考えて見ましょう。

誰が。もちろん、「主催者が」です。主催者は、なんらかの「効果」を得るために「ランキング」を作ります。この場合は「ミス・ジャパン」というイベントを行います。主催者にとっての「効果」は何でしょうか?

言うまでもなく、「ミス・ジャパン」と言う「マネタイズマシン」を作ることです。ミス・ジャパンがマネタイズマシンになるためには、まずは、ミス・ジャパン自体の知名度を上げる必要があります。ということは、「他のランキングの結果(ランキングの上位)」を使うに限ります。

何をランキングして、の部分で、「有名な人」を用いると、「イベント自体」に注目が集まります。1回目に耳目を集めることにより、2回目はより強いマネタイズマシンに進化させるための方策を立てることができますし、炎上しても、認知度は上がります、、、と言うのが、ランキングを用いたビジネスモデルです。

もともとミスコンは、絶対軸がないものです。社会的ランキングであるべき、とは誰もが考えることでしょうが、限られた審査員で「社会的ランキング」を作ること自体、無理な話です。どのような工夫をしても「恣意的なランキング」になってしまいます、、、

と言うことで。

今回は「ミス・ジャパン」のビジネスモデルの舞台裏を、ランキング理論的に解釈して見ました。

 

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経営者と経済学の矛盾

Zozoの前沢氏が退任して株を売却、2400億円を得たそうです。鳥取県の予算が3500億円程度だったと記憶しているので、2400億はたいした額です。もっと書けば、最低賃金の最低の県は時給790円ですから、それで考えると約3億時間分の収入です(因みに、人の一生は大体70万時間。400人の生きている時間が約3億時間)。随分と富の遍在が起きたものだと思います。

この株の売り上げは、創業者利益、キャピタルゲインと呼ばれるもの。起業は博打に例えられますから、賭けに買った証、といえましょう。

所で。この株式と言う仕組みは1600年に興きた東インド会社が最初だと言われています。もともとは、リスクを分散する仕組み。富の遍在ではなく、リスクの分散が狙いでした。その意味では、「経国済民」「富の再分配」を探求する経済学の対場から見ても「よい仕組み」でありました、、、が。いまは、富の遍在を生む問題児。株式と言う仕組みに関しては、それ以外にも問題があり、問題児どころか悪魔だ、といっても過言ではないかもしれません。

少し飛躍しますが、理学と工学の関係と、経済学と経営学の関係は良く比定されます。理学や経済学が真理を探求し、工学や経営学で人の生活に還元する。しかし、今回の前澤氏の株式売却を見ると、経営者は矛盾した存在のようです。富の再分配をせずに、遍在化させていますから。

 

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チェグク氏の法相任命で考えたこと。

韓国で、タマネギ男ことチェグク氏が法相に任命されました。韓国世論も二分しているようですが、お月様、じゃない、ムンジェイン大統領も随分頑張ったなあ、、、、という感じです。何を頑張ったか。それをこれから書いてみたいと思います。

韓国では、政権が変わるために前大統領が逮捕される、ということが続いています。その嫌疑は、地位を利用した賄賂疑惑などです。本当に「賄賂」に相当するものがあったかいなかは判りません。しかし、大統領本人にとっては「自分の思惑とは違う」事実認識で検察に訴えられ、国民に非難されている、ということであろうことは想像に難くありません。少なくとも、為政者全てが「自分から違法行為をしている」認識で行動しているとは思えません。

というのは。

日本の例で考えてみましょう。有名な森友学園事件。安倍首相の認識がどうであれ、「安倍晋三小学校」を作ろうとしていたことが事実だとすれば、その事実だけで「贈収賄」を疑われます。権力の場にいる間に非難されるか、権力の場を離れた瞬間に非難されるか、の違いはあるにしても、日本も韓国も権力の座に就く者にとっては、いずれ、「権力者であるがゆえ」の非難が行われるわけです。

日本は、、、ある意味では、「三権の長」にいる間に非難されるから、逮捕されない。でも、韓国は権力の座から降りた瞬間に非難される、、、つまり、逮捕される、、、だから、「自分が権力の座から降りた後」に、何らかの形で「検察を黙らせる方法が必要」という図式になる。だから、ふお月様にとっては、腹心のタマネギ男を法相に任命する。つまり、権力の座から降りても、逮捕されないようにするために、「頑張った」。

上記の推論の裏返しは。

権力の座に就いた者は、よほど襟を正すことをしても、少なくとも反体制力から見たら「非難=逮捕」されるようなことをしているわけです。モリカケ問題など、韓国だったら、首相を降りた瞬間に逮捕、といえば判りやすいでしょうか。言い換えれば、、、安倍首相も「韓国大統領」だったとしたら、首相を退任した後に、逮捕されることをしてるということ。

日本の検察が弱い、とは言いませんが、韓国程強くはない、ことは事実のようです。

おっと、論点がぼやけ掛けてしまいましたが、、、今回の主張は、「全ての為政者は、同じ程度には非難される行為をしている」でした。

 

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足の裏

幼少のころから、、、ではあるのですが、就寝時に「足の裏」が熱くて、寝付けないことかあります。今日が当にその日で、、、シーツの冷たいところに足を移動させて、束の間、気分が良くなるのですが、1分も経たないうちにそこも熱くなり、違う場所に冷たさを求める、、、

この症状、皆さまにもあるのだとばかり思っていましたが、意外と珍しいようで、無風凧のまわりでは賛同者はいませんでした。

この症状になると、30分ほどは寝られない、、、今日も詰将棋を考えるとしましょう。


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なぜこんなに簡単なことが出来ないのでしょう?

今日は。

不運なことに、鎌倉からの帰路で停電になりました。正確には、鎌倉駅で改札に入ろうとしたときに、超特価電車が止まったと構内放送。

まあ、停電で電車が止まるのはナチュラルリスクの一つと考え、諦めて善後策を考えていたのですが。10分ほどしてから、電車がちらほら動き出す。構内放送でアナウンスする、、、のはよいのですが、滑舌が悪いアナウンスの上に、スピーカーも割れた音で何を言っているか解らない。しかも、一回切りしか言わないから、ホームの係員すら役務室に行って内容を確認するほど。

この、アナウンスの不備は、明らかに人災、です。普段の点検と、繰り返し放送することでリカバーできるのですから。

ところが。その後にもっとすごい人災が待っていました。

漸く動き出した上りは、大船止まり、とのことでした。無風凧もそれに乗ったのですが、大船駅で沢山の人が乗り込む。勿論、鎌倉から乗った人の大半が、東海道線等に乗り換えるために降りた後です。こんな車内放送が。

「この電車は上総一ノ宮行きです」

無風凧は運良く?乗っていたので、そのまま事なきを得ましたが、乗り換えた他人の泣くには、横須賀線や総武快速線のほうがよかった人も居るわけで、、、この「大船止まり」から「上総一ノ宮行き」への変更は、単純なミス、所謂「ナチュラルリスク」ではない。JR の、体制としての連絡不足です。少なくとも、車掌も運転手も乗っていて、行き先変更になったことは知っている。だから、お客の立場で考えていない、と言える。電車本体だけ動かせば良いと思っているから、ミスをミスとも思わない。

JR さん、もう少し本気で乗客のこと考えてください。

 

 

 

 

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不甲斐ない詰将棋、、、、

20190912 無風凧のスマホ詰パラ16作目が採用されました。パチパチ。

この詰将棋、じぶんで言うのもなんですが、不甲斐ないほど簡単。管理人様にLV6と評価していただきましたが、無風凧史上おそらくもっとも簡単な作品です、、、本当に不甲斐ない。

でもちょっとだけ主張もあって。

最初の形が 「I」。 そして、詰上りの形が 「イ」。そう。1 → イ の 「立体曲詰」になっているのです。5手で誰でも解ける立体曲詰って、とうっても、珍しいと思うのですが、、、いかんせん、簡単過ぎます。

さて。ここからは言い訳というか、創作の背景を少々。

この詰将棋は、元々は「縦一列に七色+双玉を並べた駒柱詰将棋」を作ろうとして試行錯誤している時に偶然にみつけたもの。さらにその切っ掛けは、須藤大輔様の 「桂馬が弾けて歩で締めて(スマホ詰パラ11270)」。須藤様の作品は駒柱+持ち駒5枚なのですが、これを「駒は9種類」で処理できないかな、、、と思って挑戦してました。(この挑戦は、今のところ成功して居ません。)

何度も書きます、、、不甲斐ないほど簡単ですが、立体曲詰という趣向があることが、初心者(無風凧もまだまだ初心者なのですが)に伝わればいいな、と思っています。

、、、、不甲斐ない → 歩が居ない、 のダジャレです。(爆)

補: 曲詰の大作としては、上述の須藤大輔様の「7000」があります。。。どうやったらあんな凄いの作れるんでしょう?

 

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サバイバル(台風一過で考えること)

台風一過。無風凧にとっては、台風自体の被害に加えて、翌日の交通機関の混雑の方が実害が大きかったように思います。あの炎天下、何時間も電車待ちで並んでいるのは、とても大変なことだったろう、とお見舞い申し上げます。

周りを見ていて、、、こういう表現が正しいかどうか分かりませんが、、、現代人はサバイバル能力が低くなっているのではないか、と警鐘を鳴らしたくなります。以下、思いつくままに、、、

月曜の朝。家の周りの道には、色々なものが散乱していました。屋根が剥がれた家の屋根板などは、個人の「防災対策」では、少し無理だったかもしれませんが、庭先にあったであろう置物やベランダに掛けてあったと思われるハンガー、ゴミ箱に、傘、自転車、、、など、「ちょっとした対策」で十分対応出来たと思われるものが沢山。前の日に、家の周りを見回して「固定していないものは家に入れておく」だけで、散乱物の半数以上が対応出来ていただろう、、、と思えるのです。無風凧が子供の頃、台風の前には庭にある木の固定や、雨戸の処理、雨戸のないガラス窓にはガムテープで補強、、、などというのは当たり前のことでした。この程度の「準備して」ないのは、自然災害ではなくて「人災」だと思うのです。

さらに。

千葉県など、停電が長引きました。熱射病の心配など、「停電での二次災害」が叫ばれていましたが。無風凧は思うのです。地震、台風などの自然災害の前では、人間は無力です。現に、ちょっと停電しただけで、この有り様です。であれば。我々は「文明が無い状態」で、いかに生きのびるかについて、もっと真剣に考えなくてはならないと思うのです。最たるものは、エアコンがなくても熱射病にならない工夫、でしょうか。行政の不備を言っても、熱射病で苦しむのは自分なのですから。そのような工夫もなく、災害対策の不備ばかりをあげつらう現在の風潮には辟易します。

結局。「便利に慣れる」と「不便だった頃の知恵を忘れる」。エアコン、電子マネー、インターネット、、、何もなくても、いかに身をまもるかのサバイバル能力が問われていくことになります。

さらにさらに。

電車の混雑が、、、と書き掛けましたが、これは長くなりそうなので、あらためて。

 

 

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あらら、油断しちゃったワン、、、

Img_1858はなちゃん先生:
今日は、トレーニングあるんでしたっけ、、、ちょっと油断してハチタナイ姿を見せてしまいまちたワン!

写真出典 特命希望様ご投稿
はなちゃん先生ファンの熱いご要望に応えて(?!)、はなちゃん先生の写真が復活しました!大好きなタオル投げを楽しんでいるはなちゃん先生、やっぱり美ジーンですね!
無風凧は。夏バテというわけではないですが、この夏は水太りもせず。はなちゃん先生に褒めていただきました。

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量より質を求める(自作の見直し)

皆様、昨日から今朝にかけての台風15号、大丈夫だったでしょうか?お見舞い申しあげます。

無風凧は、どうせ落ち着かないなら、、、ということで、自作詰将棋で未発表のものの「見直し」をしていました。というのも、Twitterで「詰将棋パラダイス本誌に投稿して見ては」との励ましをいただいたので、それに見合う作品があるか、と思ったから。結果として、没作品が増えて、、、まあ、量より質を求めて、という意味でも良い機会でした。先日、3つぼつにしましたが、改めて一つ、ぼつにしました。

加えて。量より質、といった時に、質の本質って何だろう、というのもかなり考えました。

先日スマホ詰パラで採用された「だるま落とし(こちら 参照)」、実は無風凧的にはかなりの自信作というか、気に入った作品だったのですが、なかなか評価が伸びない。それに反して、今となっては汗顔の至りである「改めてご挨拶」(コチラ 参照)は、予想よりも全然高い評価を得ています。まだ作品数が少なかった頃、作品の良し悪しもわからずに投稿した 「歩カッケー」(コチラ 参照)は、自信作だった「225通りの詰将棋」(コチラ)よりも評価が高い、、、

詰将棋の良さ、楽しさ、質、の本質ってなんだろうな、と考え込んでしまう次第です。

偉大なミクロコスモスも、もしかすると「無駄に手が長いだけ」と言ってる方がいるかもしれないし、Okara様のスマパラ12966「全駒煙に仕上げて!」は、無風凧は近藤真一氏の作品を基本に置きながらOkara様のオリジナリティを感じているのですが、オリジナリティを感じない方もいらっしゃるようで、、、とすると、オリジナリティーってなに?という考えてしまいます。。。

おっと、台風でざわざわしているので、頭の中もざわざわしていたようです。お目汚しで失礼しました。

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台風15号

台風15号が、今夜関東地方を直撃しそうです。皆様、防災の準備は完璧ですか?

台風が直撃して、ネットが使えなくなると、ブログの更新もできなくなるので、、、、取り急ぎ、なんでもいいから「えいや!」っと書いています。

それにしても、地球全体として、最近は異常気象ですね。アマゾンの森林火災も気になる所です。

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再発防止に努めます、、、は意味がない。

具体的な指摘はしませんが、、、。

事故や不祥事があった場合、上司などが出てきて「ルールを見直して、再発防止に努めます」という発言をします。そして、幕引き、、、ということがよくあります。これって、果たして何を意味しているのかな、と思うわけです。というのも、再発防止が本当になされていたら、今頃「不祥事」と呼ばれるものはすべて「撲滅」されているでしょうから。

無風凧の分析の中では、「再発防止に努めます」というその人は、本当の責任を感じていないことが多い。上司だから仕方なく、、、がありありな方もいらっしゃります。ルールを見直し、と言っても、チェック回数を1回増やすとか、チェックルートを変えるとか、決裁権限を変えるとか、、、という程度。これらって、組織風土においては、「全く無意味」です。というのも、「なあなあ」な組織の場合は、チェックを100回しても意味がないことは、皆様も経験的に御理解頂けるのではないでしょうか。

本当に再発防止をしたいなら。言い換えれば、責任を取るのなら。

その時点での責任者にまずペナルティー を与えること。これ以外には、改善の可能性はありません。これですら、「責任者の不在」という逃げ道があるのですが、まずは「形式的な責任者にペナルティを与える」ことが肝要。そのことにより、責任者の「マインドセット」が変わります。「未来の不測の事態に対する心構え」が変わるのです。

その際に大切なことがひとつ。

「依託などの社外に責任者を持っていかない」

少なくとも、カスタマーにとっては、自社が全部責任ですから、自社内でペナルティを課すべきです。ここまででお分かりだと思いますが、ペナルティが金銭の場合は、社外に出て行く金銭、であることが必須です。そうでなければ、「依託ブラック」になってしまいます。

MotivationTheoryの裏返しではありますが、こんな単純なことも、今の日本では行なわれていない、、、日本の未来は暗いです。

 

 

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京急の衝突事故

昨日の話ですが、京急の電車とトラックが踏み切りで衝突事故を起こしました。

トラックの運転手の方が亡くなられ、30名余りが怪我をしたそうです。お悔やみとお見舞いを申し上げます。

マスゴミ等は、色々不備をつついています。速度が速すぎるとか、自動停止装置が必須だとか。でも、、、、どんなに対策しても、事故を撲滅することはできません。

今回の踏み切り事故も、30年前に比べたらずいぶんと色々と対策をしていたようで、それでも事故は起きたのです。

無風凧が現場検証したわけでもないし、まだ調査段階なので、確実なことは申し上げることはできませんが、今回の事故は、強いて言うなら「不運が重なった=ナチュラルリスクに限りなく近い」と言うことができそうです。

トラックの運転手が道を間違えなければ起きなかった。

もっとはやく停止信号を出せばよかった

電車の運転手の反応が僅かに遅かった、、、などなど。

原因の究明は勿論大切なことですが、私たちは、危険はどこにでも存在することと、最後に身を守るのは自分であること、そして、ナチュラルリスクの存在と受容を忘れてはなりません。

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傾向と対策は不要

大学の入試制度が変わります。特に、英語は業界テストを使うようになる、、、とのことでしたが、これは、随分迷走しているようです。

そんな中、高校生が猫の目のように制度が変わるのは、落ち着いて勉強出来ない、と早期の制度決定を請願しました。いわく、試験対策ができないから、とのこと。

無風凧は、このような高校生の考え方にショックと悲しさを覚えます。

大学入試は、合格することが目標です。それは否定しません。しかし、大学に行く目的は何でしょう?と言うことなど、色々考えると、試験に対する傾向と対策で入試に合格することに、意義を見いだせません。

どんな問題が来ようと対応できるだけの実力を付けること。これが大切だと思うのです。入試偏重の英語教育の結果が6年も英語を勉強しても、英語で挨拶も出来ない、、、と言う結果を導きました。傾向と対策で入試を勝ち抜くことは、多かれ少なかれ「生きた英語」からは切り離されたものになります。そんな試験に合格しても、真の実力がついているわけではありません。

志の高い高校生諸君には、是非、傾向と対策を離れ、全方位に学習を重ねて、合格を勝ち取ってほしいと切望します。


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中高一貫教育における高校入試組

昨年末、都立の中高一貫校で、高校募集が停止されるという記事を読んで「変だなあ」と思っていたのですが、都立高校だけではなく、私立の進学校でも増えているようで、驚いています。(コチラ など参照)

上記の記事でも、メリットデメリットを論じていますが、、、いわゆる進学校の中高一貫校で「高校入試」で入学した無風凧としては、「自分の経験」とあまりに違う内容で驚いています。

結果として、無風凧は「高校入試組は絶対に必要」と思っているので受けどね。うまく伝わるか否かはわかりませんが、書き連ねてみたいと思います。

無風凧の出身校の場合。高校1年生の一年間は、新高組、と呼ばれて、一クラスだけ別カリキュラムでした。と言っても、異なっているのは数学と英語の一部、だけだったと思います。数学は、、、一年生の一年間で高校の3年分をやってしまったような気がします。当時は数I、IIB、IIIと分けられていたのですが、三学期の頭には数IIIのテキストをやっていたような記憶がありますから。、、、というか。(ここからが大切な問いころですが)、中学からの進学組と、入学時点で随分カリキュラムとして差がつけられていたことはわかっていたので、自分でチャート式の先の方を勉強したり、背伸びして上の学年の模試を受けたり、、、が日常茶飯事でした。つまり、それが当たり前。自発的にそういう感じでした。

数学よりも、英語の差のほうが無風凧には辛かった。そのおかげで、今も当時の英語の先生とは仲良くさせていただいていますし、最も尊敬する方の一人でもあります。結局、、、入試英語という意味では、内進組には追いつけなかった、、、、

二年生になった最初の学内考査で、無風凧は、国語はずいぶん良い成績を取った記憶があります。周りがちょっと驚いていたいことを覚えています。

無風凧の学年は、トップの○人は、高校組がいてもいなくても変わらなかったそうです。新高が入ることによって、多様性が増えることと、内進組には刺激になること、先生方は、公立校の教育課程にプローブを打つ、、、などなど、メリットがあったようです。カリキュラムが二重化することを「大変だ」とおっしゃる方が最近はいらっしゃるそうですが、一人一人の「出来」に対応することが前提であれば、カリキュラムの二重化はさほど大変ではない、と数学の先生はおっしゃってました。そういえば、二年生になった時には、「放課後クラス」を用意してくれていたしなあ、、、

ということで。

中高一貫校において、高校入学組は、メリットが大きく、デメリットは教師の甲斐性としてこなせるものだ、と感じている無風凧です。

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アダム=スミスの嘘つき!

市場均衡、市場原理という言葉、聴いたことがあるでしょう。もし、無いという方でも、「(神の)見えざる手」という言葉は聞いたことがあると思います。「見えざる手」は、経済学者アダム=スミスの有名な言葉です。

この言葉は、「需要と供給が均衡するように、価格が決定される」ことを意味しています。

簡単な例で言えば。

リンゴが1個あります。欲しい人が10人いれば、買いたい人の中で「最も高い価格で買ってくれる人」の価格に決定されるというものです。(実際は、複数のリンゴをもっとたくさんの人が欲しいと思いますし、お店の数や場所の依存性、リンゴの種類、、、など、変数が沢山あってこんなに単純では無いのですけど)。

この「見えざる手」を、労働市場に持って行って考えてみましょう。具体的には、(路線)バスの運転手不足。バスの運転手が足りないなら、「給料が上がって働きたい人が増える」のが「見えざる手」の効果です。でも、実際は、、、経営環境の悪化と労働環境の悪化が負のスパイラルを描いてしまい、

経営が悪化 → 給与が上がらない → 人が減る → 労働環境が悪化 → サービスの低下 → 経営が悪化

という感じになります。労働市場だけで言えば、「見えざる手」は動いていないことになります。

サービスの供養供給を考慮した上での「市場均衡」になっていないことが明白ですね。つまり、、、「アダム=スミスの嘘つき!」と叫びたくなります。

この「見えざる手」が有効に働かない理由を考え「利益の再分配をする」のが、経済学者の仕事と言って過言では無いのですが、、、有効な手段が見つかっていない、のが現状です。

例えば、各都道府県で決められている最低賃金。これなんては、「必要」のように思われていますが、経営悪化の一因です。売り上げがなくても給与を払い続けなくてはならないのですからね。加えて言えば、給与分配の方法も問題。民営バスの場合、社長の給与は下がらなくても運転手の給与は下がる。

前述の路線バスの話に特化すれば、完全に民営化してしまうか、全て国営にして運転手を国家公務員にして税金から給与を払うか、の二択が究極の選択。現実的には両方むりなんですけど。

おっと。筆が滑り始めたのでこの辺で止めるとして、今日の主張は「市場均衡なんてありえない」という主張でした。

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オススメ演奏会情報!!

20191107blog とっても面白そうな演奏会の情報が飛び込んで来ました。これは行くっきゃない!! 

「西洋に流れ込む邦楽の奇蹟」

何が面白そうかって。

昨年聴いて最高に面白いと思った「流觴曲水譜」を、当代随一の尺八菅原久仁義先生と、若手実力箏曲家が演奏する。それだけでも、聴きに行く価値は十分にあるというものです。

他に、幻の名曲「雪の幻想(衛藤公雄作曲)」を衛藤公雄から直接教えを受けた渡辺由布子が演奏するのだから、期待は高まります。

是非是非、のオススメです。

11月7日木曜日 1830開演
日本外国特派員協会(FCCJ)

流觴曲水譜
雪の幻想
春の海
六段の調べ 他

詳細の情報は、 コチラ でどうぞ。

 

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高校の友人の話

高校の友人が、障害事件の被害者に成りました。

行きずりで口論になり、いきなり暴行を受けた、とのことです。

明るく人懐っこい性格で、論理的で聡明。加えて人一倍正義感が強くて物怖じしない性格でしたから、義憤にでも駈られたのでしょうか?

恐らくは、論理で勝てないと思った加害者が実力行使=暴力に出た、と言うところでしょう。

少し論理が飛躍しますが、暴力や○○ハラスメント、泣き落としや感情に訴える、などというのは、全て論理的に負けた方の行為。論理的に勝った方を「正しい」とするなら、不正なほうが採る手段です。

詰まり、無理を通して道理を引っ込ませる究極の手段。

怪我をした友人は聡明だったから、暴力のリスクは理解していたと思います。でも、正義が負けることがあってはならないと、思ったのではないでしょうか。

無風凧も似たような性格なので気を付けなきゃ、と思いつつ。

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