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美談かもしれませんが。

わざわざ目くじら立てるほどのことではないのかもしれません。また、著者の意図と違う視座からの意見であることは、承知の上で、やはり、この記事を週刊誌に載せるのは、いかがなものか、、、と思ったので、遅ればせながら記事にします。

出典は こちら。 ヴァイオリニスト黒沼ゆり子さんが、美智子上皇妃のエピソードとして、週刊女性PRIMEに寄稿したものです。

記事は、

「美智子妃がピアノを弾く際に使う楽譜は、コピー(複写)のものである。これは国民からの税金の無駄使いをしない、倹約の意思表示である。」

というもの。税金の無駄遣いをしない、倹約をする、ことは良いことだと思いますが、、、楽譜のコピーは、如何なものでしょうか?

著作権のある楽曲の楽譜であれば、もちろん「著作権法違反」をしていることになりますし、よしんば、作曲者の著作権が切れているものであったも、その楽譜を出版している会社にとっては、収入を得る機会を削られている、、、ことになります。例えば、ベートーベンの交響曲9番「合唱」は、すでにベートーベンの死後300年近く経っていますから、著作権は切れていますが、今でも楽譜は「商品」として売られています。合唱団で一冊だけ買って、それを人数分コピーして本番で使う、、、、というのは、ある意味では「企業の収入源を奪ってる」ことになります。

上記の記事を読むと、拡大解釈して「倹約するために美智子妃はコピー楽譜を使っている」と読めるわけです。であれば、合唱団で「団の活動費用を倹約するためにコピーする」ことを助長することになりますまいか。

そのような視座に立てば、黒沼女史の意図とは違った内容に読めるわけで、美談かもしれないエピソードですが、週刊誌に載せることは、避けるべきだった、と無風凧は考えます。

<追伸>
黒沼ゆり子さんの「引退演奏会」、、、と呼ばれているものを、数年前に聴きに行った記憶があります。確か、紀尾井ホールだったと思います。でも、その後も活発に演奏活動をされているようですね。

 

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