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考える順番が違う!(シーサイドライン逆走事件)

新杉田と金沢八景を結ぶシーサイドラインで、逆走事件が起きました。そして、シーサイドの運営会社の社長が記者会見をしました(こちら など参照)。

社長の発言は、非常に真摯に対応していて、また理路整然と話をされていたと思いますが、それ以前に大きな問題があると思っています。

どんなシステムでも「100%は存在しない」。だから、「事件」が起きた時に「どのような補償をするか」は最初に見解を表明しなくてはならないと考えます。

今回の記者会見も、「システムの不備」や「メンテナンスの不足」などなど色々な自己弁護を模索しているように思えます。そして、、、あわよくば責任無いので補償は「逆走の原因を作った業者」からなされればよいのだ、、、と考えているのが見え隠れしています。そういう意味でも、「補償」に関する明言はありませんでした。

原因が究明されないと事故の再発が防げないので究明する、というのは当然行うべきこと。でも、現代のシステムは複合要因ですから、100%の原因が判明するものではありませんし、それまでにどれだけ時間がかかることか。そのような状況にかんがみると、まずは被害者に補償すること、から始めなくてはならないと考えますし、その「フロント」、すなわち一般利用者と直接の交渉窓口は今回の場合はシーサイドの運営会社以外には考えられません。

ビジネスの分業化、オブジェクト化が進んでいる現代、フロントが考えることの最初(最上位)は、補償だと思います。

# なお、この記事では、あえて「事故」ではなくて「事件」と呼ばせて頂きました。

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