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組織のブラック化、もう一つの原因

些か遅くなりましたが、一昨日の新潟地方地震で被災された方、避難されている方にお見舞い申し上げるとともに、復旧に奔走されている方に応援申し上げます。

この復旧作業を考えていて、無風凧は「組織のブラック化」の大きな原因を見つけました。

それは、「責任者の公私の時間的分離」に起因するものです。以下がそのケーススタディ。

地震直後の救助活動などは、生存限界の72時間の壁など考えると、短期集中ではありますが、「休む間もない」が実際です。

この状態の時に、責任者、、、いろいろなレベルでの責任者がいると思うのですが、とりあえず責任者とします。

この責任者について、次のような人物像を考えることができます。
1) 責任者一人である(たとえば市長は一人)。
2) 責任者は、最終判断を自分でする(他人まかせや、いわゆる「めくら判」は押さない)。
3) 第三者(世論)は、「どんなことがあっても」責任者の責任にしたがる(実質、責任者ですから)。

上述の生存限界72時間の壁など考えると、1)~3)の人物は72時間、働き続ける、つまり「ブラック化」することは想像に難くありません。組織論を少し勉強したことがある方なら、「2)は権限の委譲ができてないからだ」、と指摘するでしょうが、権限移譲していても3)の世論は、それを許しません。

また、有事に「対応開始するまでの時間が遅い」などという批判をあびるという過去の事例も多く、その意味では、責任者は24時間体制でその組織に対応できる状態、「スクランブル発進可」の状態である必要があります。

とはいえ。

たとえば、責任者(たとえば市長)を3人にする、というのもあり得ないでしょう。AさんとBさんで判断が異なった場合に、最終責任はどちら?という議論は必ず起きます。

このように考えると。

「責任者」という存在自体が、「組織のブラック化」の原因の一つだと言えます。

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