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SNSを書く人、、、零和思考の時代その2

Facebook , Line, Linked In, Instagram, Twitter 、、、 所謂「SNS(Social Network Service)」です。広い意味では、HomepageやBlogもSNSに加えてよいかもしれません。

企業が情報発信する場合、、、例えば、TVCMや新商品発表などは、役員決裁ということも大げさではないでしょう。

それに対して。

FBや TwitterなどのSNSの場合、公式アカウントとして情報発信をしていながら、役員決裁どころか所属長決裁すら、必要ないことが多いようです。NifMoの公式Twitter アカウントが、担当者退職の為に「突然閉鎖」というニュースが流れました(コチラ 参照)。企業の「公式」な情報発信の手段でありながら、一個人の退職でその手段が途切れる。引用記事にも書かれていますが、「合点がいかない」フォロワーは多いようです。

このように考えると。SNSを書く人は、「私」でありながら、「公」の部分があると言えます。社会(フォロワー)から見た場合、企業SNSを書く人は「私」ではなく「公」です。SNSを書く人は、ある意味で「無意識のうちに公になっている」。先日、「雇用者責任と冗長とAIと利益とリスクヘッジ(コチラ 参照)」で書いたことの例の一つになりますが、誰も気が付かないうちに、SNSを書く人がリスクになっている。

SNSは、情報を「早く」発信できるし、決裁無しで個人に任せることで更に早く情報発信できる反面、属人性が上がってしまい、「余人に変えられない」というリスクを負うことになる。それを避けるためにグループ(部署)対応でSNS発信すると、その分速度が落ちて、面白くないものになる。。。結局、簡便性をとるか属人性リスクをとるか、の零和になっています(注)。もしかしたら、社長よりも有名人になってしまう可能性もある。

このように、SNSで発信することを「零和思考」で考えたら、もしかしたら社長よりも重要人物、ということになってしまいます。経営者の皆様、SNSの使い方を今一度考えてみてはいかがでしょうか?

注: リスクは、属人性だけではなく、例えば不用意な発言に依る炎上や、レスポンスが遅いなどというクレームなども考えられます。

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