混んでる(付:ルールとは何か)
コンドルさん:
誰だい、電車の中で俺の事を呼ぶのは?あ、コンドルではなくて「混んでる」って言っているのか。
写真出典 ミニネットZOO
最近、首都圏では電車事故が頻発。遅れが生じて、電車が混んでることが多い。。。昨日も事故で、無風凧の「詰将棋創作時間」が、20分ほど伸びました(笑)。
電車ネタでいえば、京都の山科駅では、線路に落ちた方を救おうと線路に降りた方がいらっしゃり、その賛否が取り沙汰されています。勇気ある行いをたたえる方がいらっしゃる反面、二次被害の事を考えれば、暴挙と捉える方もいらっしゃります。サンデル先生の「白熱教室」よろしく、一人一人の考え方ですから、色々なご意見があることは良いことだと思います。
ところで。ここに一つ別の見方があります。「ルール」です。法律は、一つのルールですし、電車を使うには、電車を使う為のルールがあります。線路に降りた時点で「鉄道営業法」を犯していますし、切符を買った時点で、鉄道利用約款で駅員の指示に従うというルールを守ることが求められますが、それも守られていない。
「ルールはその場で変わる」ことは、日常生活上よくあることですが、「決められた(法律を含む)ことを守る」ことを蔑ろにして良い、ということとは異なります。その意味で、無風凧は、考えるのです。「ルールを守らなかった人を讃える」ということが、良いことなのか否か。
、、、今回は事無きを得ているので、ネットやマスゴミが喧々諤々騒いでいますが、二次被害が起きていたら恐らく、論調は全く反対だったかもしれません。という事を考えると、結果によって「ルールに対するスタンス(意見)」が変わってしまうのでしょうね。でないと、今回の山科駅事件で線路に降りる事を讃える方、つまり「ルールはその場判断だ」と主張する人は、常に「ルールはその場判断」で揺るぎがない、、、とすると、法律は無視してもよい、という極論になります。法律を無視してしまうのなら、法治国家の国民としては、甚だ「まずい」存在ではないか、と思うのですが、、、、
いやいや、「甚だまずい人」の集団だからこそ、ルールが必要なのだ、とも考えられますね。。。。堂々巡り。
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