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NGTのリストラ

NGT48が、リストラを発表しました。そう、山口さん以下計三名の「卒業」と「チームの再編」です。今回は、ネットに流れている情報を元に、世の中の「リストラ」との類似点・相違点を考えてみましょう。

無風凧の把握している範囲で。(以下、登場人物は、山口さんと、主宰であるAKSの二者に絞ります。

山口さんの主張: 
1.暴行を受けた
2.メンバーが暴行の手助けをした
3.AKSに対して、改善要求をして、AKSは受諾するも、実行していない。
4.AKSから、「NGTを攻撃している」(正確な文言は失念)と言われた

AKSの主張:
1.暴行は、基礎にならなかったから事件ではない。
2.第三者委員会を設置して、その結果に基づいてNGTを改善する
3.経営上の理由から(チームワークも含めて)、NGTを解散して再編する。その際、山口さんは新組織には入らない。

どこまでが、本当かウソか分からない部分がありますが、以下のぎろんでは、上記命題の下でのケースだとします。

これは、、、典型的な、「出る杭は打たれる」型のリストラですね。リストラはは、何も「できない人」を解雇する目的だけではなく、経営側から「コントロールしにくい人」を排除する為ににも行われますから。特に、革新的なことを行おうとすればするほど、組織からは「煙たがられる」ことが多い。その典型例です。

このような「出る杭は打たれる」型のリストラの場合、往々にして判官びいきが発生したりして、世論的には「出る杭側」が人気をとり、経営側から更に「疎んじられる」という傾向があります。報道されている範囲でいえば、貴乃花親方の相撲協会脱退事件も同じ構造です。

ここで、組織論(学問としての組織論を意味しています)的に面白いのは、山口さん4の「NGTを攻撃している」的な発言。あくまで「組織の存続」が「正」であり、それ以外は「悪」であるという「和の国=日本人」のメンタリティーを付いてきているところ。経営側の言葉を「世間様の主張」に置き換えるテクニックですが、これが出てくると、出る杭 としては、何もできなくなってしまいます。

この発言(NGTを攻撃している)が本当にあったとするならば、AKS側は伝家の宝刀を抜いた、ということになります。

もう一つ。「雇用」の関係を見ておきましょう。お互いが主張を繰り返してた場合、結果としては、出る杭側は組織から離脱、それは「収入がなくなる」ことを意味しています。。。つまり。このケンカは「どうやっても山口さんの負け」が決まっているケンカだったと言えます。これは、暴行が事件になっていたとしても、別の形の引責卒業のストーリーを描くことができますから、早晩「卒業」だったでしょう。

その意味では、雇用主 との「ケンカ」は、必ず「負け」です。雀の涙ほどの和解金を得ることがあるかもしれませんが、負けは負けです。それでも、自分の信じるものは曲げられない、、、そういう「理想を追う」人は、この世の中では損をします。

AKSも、主戦級を欠いて、一時期下降傾向にあるかもしれませんが、数年後には忘れ去ったかのようになるでしょうし、新潟がだめでも他の地方で再生させるというオプションもあります。そのように考えれば、AKSに負けは無い、のです、、、、無風凧にとっては嫌な世の中です。

 

 

 

 

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