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2019年1月

d3936 音楽業界の嫌な話

最近聞いた、音楽業界の「嫌な」話。音楽家が全員聖人君子とは言いませんが、さすがに「呆れた、、、」という感じです。

1. 或る家元
これは、ある邦楽器の家元の話。先代が無くなって3年経ち、長男として家元を名乗るようになりました。でも。実はこの家元、「演奏家」ではありません。それどころか、先代家元に「稽古」をつけてもらったことすらない。

それでも、血筋だけで家元を名乗るようになり、各方面で「家元」風の発言をし、免状を発行して、、、、

家元って、芸を引き継ぎ、芸としての正当性を継承することが第一義(Wikiより)だと思うのですが、この家元は、「家元」という名前を使って金儲けだけ。

これでは、先代も泣いている事でしょうね。

(加えると、「家元」という肩書に日本人は弱いのだなあ、、、と思いました。)

2. 或る指揮者
2018年の芸術祭に参加した団体で棒を振っていた指揮者。芸術祭で賞を獲れなかった悔しさからか、
「私の振った団体が賞を獲れないということは、日本の文化レベルが低いことを証明したようなものだ。だから、日本は文化後進国なんだ」
と、言い放ったのだとか。
無風凧は、たまたまその演奏会を聞いていましたが、、、演奏会として満足度が低かったので、結果はさもありなん、でした。
それにもまして、かなり傲慢な指揮者だなあ、、、こんな指揮者だから賞が獲れないんだろうな、と思いました。

3. 或る演奏家
友人が愚痴ていました。演奏会場の都合で、演奏時間を45分でお願いしていたのだそうです。勿論、主催側としては、演奏時間が5分程度伸びることなどは考慮したうえで繰り返しの場所などを相談して、プログラムを決定したのだそうですけど、、、

ステージでは、それらの約束を完全無視。繰り返しは全部演奏。挙句の果てには、勝手にアンコール。時間は20分以上伸びてしまったそうです。勿論、会場側のリミットはオーバー。それで、主催者側には、お詫びの一言もなかったそうです。挙句の果てには、「ギャラが少ない」と宣ったのだそうで。

これって、演奏家としての最低限の「マナー」を守れていないと思うのです。かつての大御所かなにかは知りませんが、そういう演奏家の演奏会には行きたくないな、と思いました。

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d3935 ラッタラッタ、、、(ティール組織について考える)

20190130 日本スピッツ:
僕、お散歩大好き! らったらった、、、♪

写真出典 Wikiの犬種 CC BY-SA3.0
無風凧が子供の頃、、、、祖父の家には、日本スピッツの「チビ」というわんこが居ました。走るのが大好きで、何度か首輪が外れた時に逃げ逃げ足の速い事!一度逃げたら、二時間くらい、一家総出で捕獲大作戦でした。

ラルーが書いたティール組織の最初の本には、わんこも従業員としてカウントされていると聞いたら、驚きませんか(笑)?組織の一員として、ワンコ、というのはある意味では理想論ですね。「チビ」は、組織の一員になれそうにはありませんけど(爆)。

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d3934 蕗の葉の回鍋肉

春を感じさせる食材、といえば、まず蕗があがるのではないでしょうか。

先日。

八百屋で蕗が並んだので、早速購入して、お煮染め。

ところで。余った蕗の葉をみなさまはどのようにしてますか?

食材を無駄にしないのが無風凧の信条。かつて、巻きカツにしたり、豚バラとミルフィーユにしてローストしたり、、、と工夫しましたが、今回は、回鍋肉にしてみました。

作り方は普通の回鍋肉とおなじ。キャベツの代わりに蕗の葉。ピーマンはやめて、モヤシにしてみました。

蕗は、灰汁も香りも強い印象がありましたが、油で炒めて味噌をからめたら、とても大人しい食材に変身。もっと主張してくれたらなあ、、、と思うくらいに優しい味になってくれました。おいしかった。

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d3933 長編に向けての習作1

20190128

今日、無風凧の新作詰め将棋が、スマホ詰めパラに採用されました。パチパチパチ。

この作品、タイトルにあるように、長編詰将棋を創るための習作です。

と言うのは。

今年の詰め将棋の目標の一つは、100手を越える作品を創ること。いきなり100手は難しいので、長編の要素習得のための作品を作りました。それが、この作品です。

創るのは、結構時間かかりました、、、と言うのは、無風凧にとって初めての「周回」作品。たっぷり20時間近く掛かりました。無風凧が自分で解いても40秒掛かるこの作品を、スマホ詰めパラのタイムアタックランキングで一番早い方は、24秒!凄すぎです(1月28日23時時点)。

図は、スマホ詰パラのスクリーンショット。

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d3932 厚生労働省不正統計の問題

厚生労働省の不正統計の問題。

この問題の「本質的な不正は何処にあったか」。意外と報道にもネットにも出ていないような気がします。

はっきり言って、厚生労働大臣が、「東京を偏重している統計である」ことを、「理論的に」理解できていたでしょうか?というより、、、「統計が正しくない」ことを理論的に理解していた方はどの程度いたのでしょう?

このように考えて、「何処(誰)」が一番責任重いのか、、、何が一番不正なのか、、、正しく考えるべきだと思います。

加えると。「不正」という言葉で踊らされているマスゴミや報道に対しても同様のことが言えます。不正という言葉だけを繰り返しているだけ。何が統計の不正で、どれだけ誤差があるのか、、、という話にならない。

不正の「本来的な」責任所在を問わないという意味で、野党や自民党内の批判勢力にも、同様の苦言を呈したいと思います。

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d3931 大事を取って、、、

今日の午後2時50分頃。外出先で、首に激痛が走りました。そう、インフルエンザかな、と思わせるような痛みです。

その後、今に至るまで、痛みは続いているのですが、、、発熱していない。発熱していないどころか、検温するといつもより低い。

体感とは違うなあ、、、と思いながらも、大事を取って今日は早めに就寝します。

おやすみなさい。

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d3930 幸せの黄色いタオル(付:ティール組織論の課題)

20190125_2 はなちゃん先生:
特命希望さん、タオル投げ上手くなったわね。ストライクよ!!

写真出典 特命希望様ご投稿
はなちゃん先生にとっては、幸せの黄色いタオル、ですね。

さて昨日の続き。ティール組織論の課題(疑問点)を一つ上げましょう。(ティール組織の説明はとりあえず コチラ 参照)。

ティール組織は、「ヒエラルキーが無い」「予算もノルマもない」こと「自分達で意思決定をする」という特徴を持っています。そして、それらを進化させていく仕組みを持っていることも用件です。すべての組織の「未来型」としてティール組織がもてはやされているように思いますが、、、

ヤマト運輸の「宅配」問題を考えてみましょう。宅配は、地理的な離れた2点とそれをつなぐ「トラック」が最低でも必要。この二点間は、、、実は多対多ですから、地点の数の二乗の「ティール組織」が存在することになります。その数と同じだけトラックも組織として考える必要があります。

もうお分かりとは思いますが、価格がティール組織の数だけ存在します。ティール組織の数だけ納期があります。。。現実的ではありません。

このように考えれば、現在存在する大きな組織(多人数や、多地点)は、原理的にティール組織にはなりえないことが判ります。

これがティール組織論の課題その1です。

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d3929 ティール

ここ数年、組織論の世界では、次世代組織として「ティール組織」というのが、ホットな話題です。

無風凧も、一通りは目を通していたのですが、直感的には、上手く行く場合もある、と言うものだと思っていました。

昨年末にイラスト版の日本語訳が出版され、それを機に原著の日本語訳も読んでみました。(さすがに、原著日本語訳600ページよむのには時間かかりました。)

そして、、、以前の理解が間違えていないことを、あらためて確認しました。確かに、理想とするそしきけいたいではありますが、全ての組織において成立するものではない。

性善説に従って、余り大きくない組織で、基本的にブラックではなくて、、、と、条件が整えば最高の組織運営だと思います。

この先、何回かに分けてティール組織についても書いていきたいと思います。

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d3928 謎の徒競走?!

20190123 いのししくん:
いや~、元日に無風凧さん宅に就くつもりだったのだけど、猪突猛進、ストップできなくてオーバーランして時間かかっちゃった、、、、

写真出典 自前のRM-02
今年の干支、猪の木目込みを戴きました。毎年ありがとうございます。

NHKの朝の番組に 0655 というのがあります。いのしし年の干支ソングもとても面白いので、是非聴いてみてください。その干支ソングの歌詞に

「イノシシは猪突猛進走るのは早いけど止まれないので、干支を決める謎の徒競走は走りすぎて、ギリギリ12位」

というのがあります、、、無風凧邸に来る前に、木目込みのイノシシさんも猪突猛進してたのかもしれませんね。

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d3927 エレベータ追い越しを止める

今日の朝日新聞デジタルの記事で、面白いリードを発見。皆様もご存知のことと思いますが、エスカレータに載る際、関東は右が追い越しレーン、関西は左が追い越しレーンになります。これに対して、「追い越しは危ないから止めよう!」というキャンペーンがあるのだとか。(コチラ 参照)。

記事では、自然発生的にできた慣習と、人為的に作るルールはどちらが強いのだろうか(どちらがまもられるのだろうか)という投げかけをしています。

この議論を行うには、大切な条件が二つあります。それは、「強制力=罰則 があるルールなのか、罰則がないルールなのか」、ということです。もう一つは、便利になるか否か、です。

一つ目の良い例は、パソコンソフトの違法コピー。30年前は当たり前のように行われていましたが、違法性と罰則をアピールすることによって、撲滅することができました。

二つ目の良い例は、Suica導入により、キセル乗車が激減したこと、が挙げられるでしょう。

このように考えれば、、、二つの条件を共にクリアできていない「エレベータ内追い越し禁止ルール」ですから、定着することはないであろう、ととりあえず断言できます。

その上で。どうしても「エレベータ内追い越しを無くしたい場合」の方法を考えてみましょう。

追い越しをするのは、人間の「本能行動=ランキング人仮説が成立」です。つまり、少しでも前に、早く、というのは、人間の「本能」ですから、止めようがありません。だとすれば、適当な「別のランキング」を導入して、追い越さないことが「ランキング上位に来るようなルール」を作る、というのが最初に思いつくことです。

スマホと連動して、「このエレベータのグッドマナー大賞」を掲示する、などというのは、Bigdata花盛りの今日、とても簡単に実現できそうです。勿論、ここでいうグッドマナーは、エレベータでは歩かない、と定義しています。

いかがでしょうか?

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d3926 芸術と価値

音楽も絵画も小説も、、、所謂「芸術」と呼ばれるものは、自分が好きか嫌いか、で判断するので十分だと思っていますし、それ以上のものではないと思うのです。自分が「良い」と思うから人に勧める。好きでなければ勧めないし、二度と触れない。料理や映画なんかも同じです。

Yahooのニュースで「バンクシーのネズミか?」という記事を見かけました(コチラ 参照)。この記事の一部を抜粋して引用します。

価値のある「作品」か、単なる誰かの落書きなのか――。

描かれた鼠の絵が「良いか悪いか(好きか嫌いか)」は、だれが描いたかによって変わる物でしょうか?現実問題として、誰が書いたものかで変わることがあるのはわかりますが、それは「個人的な価値」。万人にとっての価値ではない。好き嫌いは「個人の直感」に依存する物だと思うのです。

根源には。

自分の好き嫌いをいう自信がない、周りと違う好みをもってることに不安を覚える、、、というある意味の「弱さ」というか、自分自身に「自信を持てば」、こういう問題は無くなると思うのです。

少し判りにくい文章かと思いますが、主張はお分かりいただけるかと。

無風凧は「自分の価値観」で生きていきたいと思っています。

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d3925 ハチローハチロー!

20190120 はなちゃん先生
あれ、無風凧さんじゃない?今日はどうちたの?せっかく来たんだから、イッチョにハチローハチロー!

写真出典 自前のスマホ(写真は明日公開) 
今日は「運動不足解消」代わりに、はなちゃん先生宅までお散歩しました。片道35分。山あり谷ありでした。
ちなみに。「ハチロー」は、はなちゃん語で「走ろう」のことだそうです。お正月に無風凧と一緒に走ったことを覚えていてくれたようです(コチラ 参照)。
ちなみに。はなちゃん先生の前脚の指を見てください!開いているのが判りますか?犬も人間も手を広げるときは同じなんですね!!

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d3924 見た目も良いわんこ

20190119 ピレネー君:
僕って、良いワンコだろ?

写真出典 Wiki犬の品種一覧
無風凧は、白くて大きくてもふもふしたわんこ大好き!勿論、見た目だけではなく、ピレネーは山岳救助犬としても優秀。
どんなに頑張っても今のマンションでピレネーを飼うことは出来ないし、毎日のお散歩は大変そうだし、、、ということで、せめて、Blog上で飼っているいる雰囲気だけ。

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d3923 雇止め問題の本質

正則学園に続いて、京華商業高校でも非正規教員の雇止め問題が起きました(コチラ 参照)。

上述のケースでいう非正規教員、というのは、「有期専任教員」の事をさしています。有期専任教員というのは、簡単に言えば、

1. 仕事は、正規雇用教員と同じ。

2. 雇用条件は、アルバイトと同じで、5年以上は契約継続しない。

というものです。京華商業高校のケースを挙げるまでもなく、有期専任教員との契約は「各年」ということが多いですから、その契約期間が切れたら、経営側には「再契約の義務はない」のが法律です。

経営者側にとっては「当然」の権利を行使しているにもかかわらず「社会問題化」しているのが非正規雇止め問題です。

なぜでしょうか、、、それは、「雇用流動性が低いため」「求人倍率が1を大きく上回っている」為です。即ち、、雇用契約が結ばれなかった場合にこまるのは教員にすぎず、経営側には代替教員は沢山いる。その状況に対して、日本人特有の判官びいき、が働いて、社会問題化している、というのが無風凧の解釈です。

労働組合や私学ユニオンなど、団体交渉する方法、地位保全の訴えを起こすなどの方法があるように思いますが、結果としてどの程度の効果があるのでしょうか。無風凧の知る範囲では、成功例は殆どありません。

これは、、、実は正規雇用であっても、雇用契約書に「雇い側は、一か月以上前に通達することで雇用契約を解除することが出来る」のような記述があることが多いのですが、この一文がある限り、正規雇用も非正規雇用も実は状況は同じなんです。

この雇止め問題を解決する手段は。

雇用側と被雇用側が対等な力関係になる、という必要があります。ここから先は、日を改めて。

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d3922 銀行の説明責任

今日銀行での話。

記帳すると利息が付いていたのですが、1年前の利息額と違う。利率も変わってないし、貯金額も1割も変わっていない。なのに、利息額が4倍以上異なる!

窓口担当者に訊いたら、良く分からないとのことで、上席者に教えてもらいに行く。そこまではまあ、仕方がないかなあ、、、と思います。しかし、その上席者が質問に答えられなかったようで、どこかに電話をして30分。ようやくその上席者が説明に来たのですが、、、まったく要領を得ない。挙句に「調査する時間が欲しい」「後日お越しください」。

無風凧の通帳に記述される内容が、窓口でも、支店全体でも分からず、本部に30分も電話かけても良く分からない。そんなことって、あってよいのでしょうか?通帳の内容や利息の計算方法が、大きな支店で判らない、というのは、どういうことなんでしょう?

最近。銀行に限らず、窓口は単なる窓口担当者で、なにかあると後日本部からお答えします、ということは多い。先日の郵便局も、まだ返事すらない。説明責任を果たせない、、、銀行や郵便局が官僚主義というだけではないでしょう。すべてをObject化し、作業自身はアルバイトでもできるようにマニュアル化し、それ以外は知らぬ存ぜぬが横行しています。そして、説明を求めると「牛歩作戦」をとる。西暦2000年以降、このような組織が増えています。

これも、アメリカ式MBAが、企業優位のルールを広めたから、でしょうかね。

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d3921 詰将棋おもちゃ箱

「詰将棋おもちゃ箱」という詰め将棋ファンならだれでも知っているサイトがあります(コチラ 参照)。

20190102 おもちゃ箱の「2019年年賀詰玉手箱(コチラ)」で、無風凧の新春詰将棋が採用されました(パチパチ)。谷川名人や青野九段、詰将棋作家の橋本様、須藤様、三輪様ほか、超有名人の詰将棋と並んで無風凧の作品が載っているのです、、、、嬉しいやら恐縮するやら。おもちゃ箱管理人のTETSUさま、ありがとうございます。

ココからは、詰将棋の世界の方向け。

この詰将棋は、書初め代わりにこのブログに載せたのが最初(コチラ 参照)。

3x3石垣で双玉七色持駒無し、です。双玉なので、逆王手回避が一つ目の主張です。

□作意手順:
▲1三香成 △同玉 ▲1四飛 △同玉 ▲2五金 △1三玉 ▲2四金 △2二玉 ▲3一銀 △2一玉 ▲3二歩成 △同玉 ▲3三金 △4一玉 ▲4二金まで15手詰

□ 解説
1. 双玉です。攻め方の2三桂が飛べば、逆王手が掛かりますから、それを避けるように進める必要があります。

2. 3手目、▲1四飛と思いきって切ります。この飛車切が二つ目の主張です。▲1四金だと、△2二玉で23の桂が動く展開になります。

3. 5手目以降、一つ引いて▲2五金を打ちます。4段目まで引っ張り出した玉を押し戻す、という感じだが面白いと思います。また、この場面で、実は2四の飛車が邪魔ゴマだったことに気が付きます。あとは、絶対手が続きます。

4. 初手に駒取りが入ることが残念。駒取りなしの3x3石垣双玉七色持駒無しは、今後の挑戦、です。

感想・コメント・ご指導おまちしています。

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d3920 栄養補給

20190115

トラさん: 仕事すると、腹が減るなあ、、、がるるがるる。。。

写真出典 無料写真足成 Lizhi 様
最近、夜型になっている無風凧。お夜食は欠かせません。お夜食は、本当は「食べない」がダイエットとしては正解。でも、お腹がすきすぎて、仕事が手につかない、、、ということで、今日は小振りのバナナとブラックコーヒーです。世襲カロリー150Kcal。

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d3919 梅原猛は怨霊になるのか

梅原猛氏の訃報が飛び込みました。享年93歳。ご冥福をお祈りします。

以前、、、cocologのEventで「大人として読むべきオススメの本は?」という企画の際に、無風凧は、「日本文化論(梅原猛著)」を挙げました(コチラ 参照)。もう30年以上前から何度か読み返しています。特段深い記述があるわけでは無いのですが、平易読めて、端々で自分なりの哲学的思考に入り込むことができる、良い入門書です。

訃報にさいして、wikiをみたら、単著だけでも100冊! 無風凧はその1割程度しか読んでいません、、、というか、これまで読んだ哲学系の書物は100冊に届かないかもしれないと思うと、いかに筆と頭の回転が速かったかが判ります。

晩年。色々な会議や委員や役職を歴任されました。本人として嬉しかったのだろうか、、、と今更ながらに思います。もっと自分の思索の時間が欲しかったのではないかな、と思うのです。

というのも。梅原哲学の一つのトピックスは「怨霊学」。聖徳太子も菅原道真も柿本人麻呂も梅原流に言えば、怨霊。日本は怨霊が守る国(ちょっと極論)です。人は、志半ばで倒れたり、思い通りの人生を歩めなかったりで怨霊となる。ということは。もっと哲学したかったであろう梅原氏は、いま、怨霊になっているのではないだろうか、、私達は、梅原氏怨霊を慰めることが、即ち日本という国を再考(再興)することになるのかもしれません。

改めて梅原猛氏のご冥福を御祈りします。合掌。

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d3918 神の耳

20190113 イノシシさん:
聞こえる、聞こえる、、、民衆の声が聞こえる、、、、今年は干支の神様として大変な一年になるぞ。

写真出典 Free Photo
大阪地裁の冤罪訴訟棄却、NGTの暴行事件報道、カルロスゴーンの保釈棄却、先日の演奏会事件(コチラ)。これらは、共通点があります。何でしょうか?

それは、「対体制(国、大企業、報道)」の利益に反する場合は、一般常識が通用しない、ということです。

たとえば大阪地裁の痴漢冤罪事件。捜査段階での調査不足は、今となっては明らかです。不足したことに対して、裁判所は「当時の調査が不足だったとは思えない」という理由で、検察の調査不足を不問にしました。もし、ここで「調査不足を指摘する判決」が出ていたとすれば、「国家威信の減退」に繋がると考えることは難しくありません。

ゴーン氏の拘留が続いているのは、海外のメディアの視点では「信じられない」。証拠隠滅の可能性があるから、という理由は表向きの理由でしょう。本音は、「特捜の権威を守るため」。

民衆の意見、、、つまり弱者の意見は、世論的にも「通りにくい」ということです。このような事件が最近続いているように思います。

些か旧聞ですが、昨年の貴の岩関の被暴行事件も、結局体制側の判断で進んでしまい、第三者的な視点は入っていない。

今年はいのしし年。猪の突進力で、このような「事大主義」に風穴を開けてほしいと思います。

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d3917 間違えたら謝る

間違えたら謝る。悪いことをしたら謝る。人のものを壊したら、弁償する。

これらは、小学生の頃から教えられていることです。

こんな基本的なこと、郵便局は出来ない/守れないんですね、、、無風凧の会社の住所移転の届出を出したにも関わらず、郵便局は旧住所への郵便物(年賀状)を「宛先不明」で送り返してしまった。

郵便物が届かない、と言うことは、送ってくれた会社とのお付き合い(信頼)が落ちてしまう、と言うこと。ベンチャー企業としては死活問題です。

そんな状況において、郵便局は「調査をしましたが原因は不明です。ご容赦下さい」だけ、紙に書いて寄こしました。

あまりの非常識に、無風凧は「あきれる」を通り越して、体調を崩してしまいました。

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d3916 ジャーマンポテト

自家製のベーコン塊を戴きました。燻製の薫りがとても素晴らしい一品です。ベーコンを作った方に、「一番おススメの料理は何ですか?」とお尋ねしたところ、「ジャーマンポテト」とのこと。これまで、ジャーマンポテトを作ったことは無かったのですが、食べたことは何度もあるので(笑)、早速、夕飯でチャレンジ。

1. フライパンでニンニクとオリーブオイルを低温から炒め、途中でタマネギを加える。5分程して、しんなりする程度。

2. ベーコンの脂身を少し削いでフライパンに投入。その後、ジャガイモを1㎝程度のサイコロに切って、フライパンに入れて、火を通す。

3. ジャガイモに火が通ったあたりでベーコン投入。ベーコンは8mm×2cm程度の短冊。。ベーコンに火が8割ほど入ったところで、イタリアンハーブと塩で味を調え、チーズを加えて溶けるのを待って混ぜる(日本風にいうなら和える、という感じ)。

カリカリベーコンも好きですが、生ベーコンのままで食べても良いほどのベーコンなので、敢えて生に近い食べ方を選んでみました。

超超美味しいジャーマンポテトでした。何と言っても、ベーコンが美味。ご馳走様でした。

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d3915 ご挨拶申し上げます

20190110 はなちゃん先生:
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。無風凧さん、100m走では、わたちはまだまだ負けないわよ! 次回も頑張って頂戴ね!!

写真出典 特命希望様ご投稿
今年の元日、リアルはなちゃん先生と徒競走しました(コチラ 参照)。はなちゃん先生は無風凧より圧倒的に速くて、、、まったく歯が立ちませんでした。

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d3914 何のランキングか?(ランキングについて考える)

ランキングについて、有名週刊誌が「お詫び記事」まで出しました、、、ので、今日はその話。

「ランキングについて考える」の事例として扱いますが、お詫び記事までだした「ランキング」なので、不快に思う方がいるかもしれません、、、予めお詫び申し上げます。

さて。記事は コチラ

内容を簡単に書くと。

週刊SPAが、「ヤレる『ギャラ飲み』実況中継」という記事を扱い、その中でギャラ飲み後に性交渉に発展しやすい大学を「ヤレる女子大学生RANKING」として順位づけしたランキングを扱いました。

編集者は、「『より親密になれる』『親密になりやすい』と表記すべき点を読者に訴求したいがために扇情的な表現を行ってしまった」と言っています、、、つまり、「性交渉できる」=「より親密になれる」という前提での記事でした。

さて。ここからが「ランキングについて考える」の無風凧の主張です。

ランキングを表す「軸」。これをどのような「表現」をするかで、受け取り方は変わります。上記の例では「親密になれる軸」を、編集部が判り易さと週刊誌として売上を伸ばせる言葉として「ヤレる」という表現の軸にしたわけです。

これと同じようなミスリードは、世の中には沢山あります。住みやすい街ランキング、かしこい子供ランキング、大打者のランキング、、、、例えば、大打者と言ったときに、「打率」なのか「得点」なのか「ホームラン」なのか、加えて「最も活躍した年で比較するのか」「生涯」で比較するのか、、、など、大打者という言葉だけではミスリードしてしまう。

そのようなミスリードは。大概の場合、「ランキングを見ている人」は「自分の都合の良い軸」に置き換えていることも見落とせない事実でしょう。

この事例からも、ランキングは「何を軸にしているのか」を出来るだけ正確にかつ「解釈の余地が無いように」示す必要があります。

生涯ホームラン本数のランキング、のように。

繰り返しになりますが、軸をより正確に、誤解無いように命名してミスリードおきないようにすること。これがランキングを作る人の「最低限の作業」です。

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d3913 正しいと思っていることが不正な例

無風凧は、演奏会によく行きます。その意味では、、、この記事は「明日は関係者になるかも?」と思える記事なので、今日のブログで扱います。

まずは、記事「全盲の女性、音楽祭の席「無理やり」最後列案内」をご覧ください(コチラ 参照)。記事がExpireされた時の為に、概要を書くと。

1. 全盲のAさんが、コンサートの指定席を買った。

2. Aさんは、腕を課してもらえれば歩いて席まで行けるとその場で主張。

3. しかし、主催側は「車いすに乗せたうえで」「購入したのとは違う末席に」案内した。

4. Aさんは、自席を希望したが、受け入れられずに末席に移動した。

5. その上で、後刻謝罪の席で、主催側は「Aさんが納得したうえで末席に移動した」と発言。

さて。読者の皆様は、如何思いますか?

この手の問題。お互いに「正しい」と思う根拠が幾つもあり、双方ともに「正しい」と思うのでしょう。Aさんは、自分の買った席に座ることが正しいし、主催側は「けがをさせない」「他のお客様に迷惑をかけない」ことが正義。その意味では、両方ともに正しい、と言えるかもしれません。

でも。

すこし俯瞰して、「双方の主張を正しくする」論理を考えてみましょう。その論理にのっとっていないことは、残念がながら「不正」です。不正には、「それ相応の代償」を支払う必要があります。

1. Aさんが購入した席に座った場合、恐らく主催者側が正しくエスコートしていれば、けがも迷惑も掛かっていないでしょう。万が一にけがをしたとしても、それは、晴眼者がけがをするのとほとんど同じ。その意味では、異なった席に移動を勧めた時点で「不正にAさんを取り扱った」ことになります。その意味では、主催者側は代償を払う必要があります。勿論ではありますが、Aさんがけがをした場合(可能性は低いですが)、それがAさんの「不正」で、その代償が自分自身が払うことになりますし、演奏会に迷惑を掛けたら、それがAさんが代償をはらうことになります。

2. また、Aさんは、「自分の席」を持っています。クラシック系の演奏会の場合、一席座る席が隣になっても、聴こえ方が異なりますので、そこから「ダウングレード」したことになります。購入時はいざしらず(その指定席を納得して購入しているわけですから)、そこから「いわれもなくダウングレード」するのは、座席の売買契約において、不正 です。その分の代償は主催者側が支払うことになります。

3. Aさんが、演奏会当日に自説を主張した場合、演奏会に遅延が起きます。これは、他のお客様に対して、不正なことになります。この責任は「Aさんと主催者双方が等分」だと考えます。その意味では、Aさんが自説を下すことによって、お客様への不正を防止したことになります。主催者側は、「お客様への不正を防止しなかった」という意味で、この時点でも不正です。

4. 上記の「移動した行為」をもって、「納得して移動した」と主催者が判断するのは、思い上がりも甚だしい。恐らくは、主催者の「上級者」の発言だと思いますが、本人が接していない人の感情を代弁するのは、その時点で不正です。もしかすると、部下からの報告書は「納得して移動していただいた」などとなっていたかもしれませんが、協議になっている時点でAさんが納得していなかったことは火を見るより明らか。この発言が出た時点で、主催は不正です。

このように考えてしまうと、、、主催者の「正しい」は理解はできますが、それを実現する方法には、不正が多かった、と言わざるを得ないと考えます。

演奏会のダウングレード、精神的苦痛、訴訟にかかる時間、、、などなど、どの程度が正しいかはわかりませんが、「チケット代の払い戻し」程度で済ますべきではない、多重の不正が存在しています。

この事例は、無風凧が演奏会を主催するときにも起きうる問題。他山の石としたいです。

 

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d3912 暫く温泉にでも、、、

20190107 戌年の歳神のしばわんこ:
去年は忙しかったなあ、、、イノシシさんにバトンタッチしたから、ぼくは暫く温泉旅行にでも行ってきます。ごきげんよう。

そうそう、はなちゃん先生はトレーニングに来てくれるから、無風凧さんはサボっちゃダメだよ。

写真出典 GAHAG | 著作権フリー写真・イラスト素材集

全国のわんこのみなさま、戌年の歳神、お疲れ様でした。ゆっくり休んでください。

無風凧は、、、今年の頭から猪突猛進モード。原稿用紙で100枚近く、書いています。走り過ぎで今日はちょっと微熱が、、、、早めに休みます。

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d3911 物持ちが良い

無風凧は、物持ちが良い方だと思います。単に捨てられないだけ、という話もありますが。

思いつくままに、長く使っているもの自慢を書けば、、、

スオッチ。もう、21年目に入りました。今度電池が切れたら、買い換えよう、、、と思いつつ、もう3年くらいたちます。

ダウンのジャンパー。35年です。今も、とても温かいです。

一番お気に入りのマグカップと丼、茶碗は、今年で38年目に入ります。一人暮らしを始めたときにかったものです。

それより古いのが、ウインドブレーカー。思い起こすと、、、39年です。、、

工具入れに使っているバッグは、45年。その中に入っている金槌は、祖父の工具を貰ったので、60年もの?

これからも古いものを大切にしていきたいと思っています。

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d3910 グレープフルーツ

余りに当たりまえといえば当たり前なんですか。


ある種の薬は、グレープフルーツと相性が悪く、薬効がなくなることが知られています。

無風凧は、知識としてはしっていたのですが、、、何と、自分が服用している薬が該当している、と言うことには気がついていませんでした。

健康のために、と毎朝グレープフルーツを食べていた為に、薬の効果が無くなっていたのです。

それに気がついたのが昨日。冷蔵庫に残っている3個のグレープフルーツを最後に、毎朝のグレープフルーツ収監は終了にします。

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d3909 出版準備

この正月は、出版に向けての作業に追われています。

一冊は、編集者として。もう一冊は著者として。

過去に、編集を二冊並行させたことはありましたが、著者との並行へ初めてでです。編集と著述は似て非なる作業。意外にも、右脳や左脳の使い分けのようで、お互いが気分転換になります。

とは言え。

夜の11時に始めて気が付いたら朝だった、、、と言うのは驚き。10年ぶり位の集中力を発揮してます。

さて。今日も続けるとしましょうか。

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d3908 大晦日に。

20190103 先一昨日、、、というか去年の大晦日。

無風凧の作った7つ目の詰将棋がスマホ詰パラで採用されました(パチパチ)。それが右の詰将棋で、タイトルは「飛車は取られるのか?3」です。

大晦日に採用してもらえて、とっても記念で嬉しく思っています。年末に、最大の贈り物を戴きました、ありがとうございます。

2018年は、詰将棋作りが新しい趣味として加わりました。

そして、この詰将棋で、7つ目が発表され、のべ10,000回以上解いてもらいました。無風凧が過去に出した論文や著書よりも、沢山の人の目に触れたのではないか、、、と思うと、とっても感慨深いものがあります。

2018年12月31日時点で、10,600回だと思います。

さてこの詰将棋。「飛車は取られるか」というシリーズの初採用作です。最初に作ったのはもっとシンプルでした、、、スマホ詰パラで採用待ちになっているので、もうすぐ皆様の眼に届く事でしょう。そちらもお楽しみに!!

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d3907 3x3石垣双玉七色持駒無し その2(新春詰将棋)

20190102

今年は、、、書初めのかわりに、「新春詰将棋」です。

以前、「駒は九種類」という記事でも書いた、「双玉 3x3 石垣 七色 持駒無し」というちょっと珍しい形の詰将棋の2作目です(コチラ 参照)。

初手に駒取りでない形を作りたかったのですが、、、一応、逆王手回避が入っていますので、初手の駒取り以外はなんとか及第点かな。

そうそう。実は大晦日に無風凧の7つ目の詰将棋がスマホ詰パラで採用されました(パチパチ!)。その詰将棋に関する記事は後日アップしますね。

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d3906 亥年の始まり

謹賀新年

本年もよろしくお願いいたします。
2019年 元旦 無風凧

20190101

例年、二年詣している無風凧。結局、今年も仲見世通りで年越しをしました。写真は、正確にはまだ2018年12月31日 23時45分ころの写真ですが、、、このイノシシさんが可愛いので、浅草観音様のかわりにご登場いただきました(写真は 自前のRM-02 )。

今日の午後。はなちゃん先生の「リアルトレーニング」を受けてきました。具体的には、はなちゃんと徒競走。100m全力疾走3本半は、はなちゃん先生の圧勝でした。

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