d3914 何のランキングか?(ランキングについて考える)
ランキングについて、有名週刊誌が「お詫び記事」まで出しました、、、ので、今日はその話。
「ランキングについて考える」の事例として扱いますが、お詫び記事までだした「ランキング」なので、不快に思う方がいるかもしれません、、、予めお詫び申し上げます。
さて。記事は コチラ。
内容を簡単に書くと。
週刊SPAが、「ヤレる『ギャラ飲み』実況中継」という記事を扱い、その中でギャラ飲み後に性交渉に発展しやすい大学を「ヤレる女子大学生RANKING」として順位づけしたランキングを扱いました。
編集者は、「『より親密になれる』『親密になりやすい』と表記すべき点を読者に訴求したいがために扇情的な表現を行ってしまった」と言っています、、、つまり、「性交渉できる」=「より親密になれる」という前提での記事でした。
さて。ここからが「ランキングについて考える」の無風凧の主張です。
ランキングを表す「軸」。これをどのような「表現」をするかで、受け取り方は変わります。上記の例では「親密になれる軸」を、編集部が判り易さと週刊誌として売上を伸ばせる言葉として「ヤレる」という表現の軸にしたわけです。
これと同じようなミスリードは、世の中には沢山あります。住みやすい街ランキング、かしこい子供ランキング、大打者のランキング、、、、例えば、大打者と言ったときに、「打率」なのか「得点」なのか「ホームラン」なのか、加えて「最も活躍した年で比較するのか」「生涯」で比較するのか、、、など、大打者という言葉だけではミスリードしてしまう。
そのようなミスリードは。大概の場合、「ランキングを見ている人」は「自分の都合の良い軸」に置き換えていることも見落とせない事実でしょう。
この事例からも、ランキングは「何を軸にしているのか」を出来るだけ正確にかつ「解釈の余地が無いように」示す必要があります。
生涯ホームラン本数のランキング、のように。
繰り返しになりますが、軸をより正確に、誤解無いように命名してミスリードおきないようにすること。これがランキングを作る人の「最低限の作業」です。
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