d3884 コミュ力高いから、、、
医学部の採点不正事件。
順天堂大学の理由がおもしろいですね。
「女子はコミュ力高いから、得点を一律で下げた」(コチラ など参照)。
もう少し詳細は、「女子が男子よりも精神的な成熟が早く、受験時はコミュニケーション能力も高い傾向にあるが、入学後はその差が解消されるため補正を行う必要があった」とのことです。
無風凧は思うのです。補正方法の「適正化」が世論的には適正ではなかった、ということです。ここが適正であれば、だれも採点不正だとは思わなかった。むしろ、「正しい方法だ」と頷いてもらえることでしょう。
入学試験は、一種のランキング。これまで「ランキングについて考える」を読んで来た方はおわかりの通り、複合的なランキング作成には、絶対正しい、というものはなく、ランキング製作者の意図で、自由に結果を変えられます。
たとえば、 コミュニケーション能力の採点比率(配分)を下げれば、少なくとも世の中的には不正とは見えなかったでしょう。そもそも、上述のように、18歳時点でのコミュニケーション力は、「入試判断の為の適正な指標ではない」わけですからね。
浪人と現役の下駄の問題も、適正な指標を作ることができて、そして世論とのコンセンサスを取れれば、不正ではなかったと言えるでしょう。
今回の医学部入試の不正問題、「えいや!」と得点を与えること(下駄をはかせること)をしたわけですが、これって、一般的なランキングの際に「識者の意見」としてくくられる部分です。、、、つまり、恣意的なランキングなわけです。このように分類すれば、今回の不正事件は「恣意的ランキング」が起こした事件だということが出来ます。
無風凧のブログを読んでいたら、不正事件にはならなかったでしょう、、、残念、ですね。
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