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d3883 編曲

気分的には、昨日の続き。

今回は、フィンランディアをネタに編曲について。

シベリウスの作曲したフィンランディアは、原曲はオーケストラの為の曲です。ただし、作曲者シベリウスの手によるピアノ編曲版が存在します。このピアノ版もとてもよく出来ていて、無風凧は大好きですが、かなりレベルの高い方でないとテクニック的に苦しいものです。

フィンランディアは、真ん中の賛美歌の部分だけを取り出してフィンランディア賛歌となったものもありますし、バーンスタインの有名な録音では、オーケストラに合唱を加えたものも存在していて、それぞれに楽しませてくれます。

そんなに有名なフィンランディアですから、吹奏楽用の編曲も複数存在します。このあたりになってくると、編曲の意図変わってくる、、、ようにおもいます。合唱編曲までは、より良い作品を求めて、という編曲です。芸術性を求めている。しかし、吹奏楽用の場合は、吹奏楽で演奏するため、が主眼になっていて、オケやピアノに比べて、良さが半減しているように思います。まして、初心者向け編曲に至っては、何のためにこんな曲が存在するのか、、、と寂しくなるほど、駄作です。

数年前、ピアノとバイオリンの為のに、フィンランディアファンタジーという編曲が発表されました。これは、編曲者の思いが空回りしたかんじで、中途半端感が拭えません、、、

それでも、ここまではまだ我慢できるはなしなのです。

最近、国内出版社が出しているピアノ編曲はんは、寂しさを越えて憤りを感じるほど。何を考えて、こういう編曲をしたのだろう?この編曲を弾いたら、きっとフィンランディアは駄作と思う人が増えるだろうなあ、、、心配にもなります。

演奏してみたい、という初学者の為の編曲は、必要悪かも知れません。でも、だからこそ、原曲の)「良さ」を十分に表した編曲にして欲しいと、強く思います。


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