d3840 200年に一度? 50年に一度?
まずは、コチラ(産経新聞) の 記事を お読みください。
(Expireされた時の為に、要諦を記しておきます)
今年の台風21号で関空が浸水しました。その理由が掛かれているのですが、、、、
関西エアの担当者は4メートルの高波について「200年に1度のものだ。50年に1度の想定で護岸を建設していたが、想定外だった」
この記事を読んで、読者の皆様も思われるのではないか、と思うのですが、
「50年に一度の安全性で良いと、誰が決めたのか?」
は大いに問題です。多分このまま聞くと、「50年は安全」と理解する人が多いのではないかと思いますが、明日来るかもしれない、と読み替える必要があります。言い換えれば、地震と同じで、200年に一度、とするとしても、それは、「明日かもしれない」ということ。だから「想定外」ということは、「リスク計算」の基本から判っていないことになります。
50年に一度と200年に一度の違いを有効に使うとしたら、「○○年に一度の災害だとすれば、〇〇円程度の被害額が想定される」から、「〇〇円の保険をかける」という場合です。災害を被ることは予想の上で、その復興に対する「備え」をすること。
まあ、そんな難しいことを言うまでもなく、
「200年に一度の高波が来たら安全ではありません」と最初から言えば、恐らく議会を通ることは無かったでしょうから、工事前のシミュレーション結果の報告自体が「ええかげん」だったということになります。
結局、、、誰も責任を取らない、なすりあい、をして、新たな工事利権が発生して私腹を肥やす人がいて、、、ということになるんでしょうね。
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