d3837 弘法は筆を選ぶ
諺に、弘法は筆を選ばず、と言うのがあります。
弘法は、三筆にも列せられるほどの能書家。その弘法の手に掛かれば、どんな粗末な筆を用いても、良い書が書ける(失敗をしても道具を言い訳にしない)、と言う意味ですが、実際は、人一倍道具を選び、大切にしていたのであろうことは想像に難くありません。
弘法程ではありませんが、無風凧も昔は書道で県知事賞だったか教育委員長賞だったかを貰ったことがあり、毛筆は得意でした。書道教室の先生が貸してくれた筆は、とても手入れが行き届いていて書きやすかったことを覚えています。
話変わって、筆ではなく包丁。一月ほど前に頂いた包丁(コチラ 参照)は本当に使い易い。刃先だけではなく、持ったときのバランスなど、言葉では説明できない部分で使い易い。
今日も、イワシ10尾を捌くのにたったの7分。以前の包丁(これもソコソコ良い包丁です)では10分は掛かった作業ですから、道具の違いは大きいです。
さしずめ、無風凧は包丁を選ぶ、と言うところでしょうか。
明日は何を捌こうかな。
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