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d3830 水道サービス(吉野家四重苦その3)

吉野家四重苦シリーズも3回目です。以前の「吉野家四重苦」は、コチラコチラ をご参照ください。

このシリーズは「吉野家(外食産業)」を例にしていますが、コモディティ化した商品・サービスに対する汎用の対策です。

今回は、コモディティ化したビジネスとして、「水道」を例に考えてみましょう(ライフラインは全てコモディティ化しているもの、、、もしくは「すべきもの」ですね)。

日本の水道は、そのままでも「飲むことができる」品質を保っています。この水道サービスは「公営」です。つまり、既に「競争」ではなくて、税金と同じような集金体系になっています。

その上で。コンビニなどに行けばペットボトルの水が、水道の1000倍近い値段で売られていますが、それらは「私企業」が「市場競争」しています。何らかの「付加価値」をつけてマネタイズする仕組みが構築されているわけです。勿論、その商品で「利益」が出無くなれば「販売を止める(市場撤退)」という戦略を採ることが前提です。

電気も、長らく同じような状況でした。電気代は「競争が無い」市場でしたからね。それが、電力自由化になり、コモディティ商品で有りながら競争が始まってしまった、、、その上、同様のエネルギー産業(ガス)との競争が始まりました。その意味では、コモディティ商品ではあるものの、脱コモディティ化しています。楽しみです。

さて。外食産業。

税金と同じように、ライフラインと同じように、ベースのビジネスを運用する。その上で、ペットボトルの水のように競争戦略が通用する物だけが水泡のように行われる。。。

このような戦略を基本にして考えてみれば、どのような経営をすればよいか、ご理解いただけると思います。

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