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d3810 パワハラの定義

このブログで何度も論じてきた「パワハラ」の定義。昨日の記事も、ある意味での「パワーハラスメント」であることはお感じ戴けると思います(コチラ 参照)。

判り易い例だと思いますが、今回の貴乃花親方の引退騒動で、

「有形無形の圧力」

という言葉が出てきます。この「圧力」を、相撲協会側(柴田山親方)は「無かった」と主張していますし、貴乃花親方は「あった」と言っているわけです。同じ言動でも「見る立場」によって、「あった」「なかった」になります。

パワハラは、その最たる例です。上司からの「指導」であっても、「ハラスメントだ」と感じる人や場合があるわけです。この場合、最終的な判断はだれがするのか、、、一般的には、事実に基づいて第三者が行う、と考えるのが妥当、、、ということになるのでしょう。

でも、待って下さい。「不快に感じるか否か」のようなものは、「主観」依存です。第三者依存ではありません。かつてのタバコや香水、新幹線の中でのホーライの肉まんの匂いなど、耐えられない人がいて事件に繋がる、、、100人のうち99人が許容しても、最後のひとりの為に「ルールが変わっていく」のです。これでは、第三者の存在の意味が無いことをご理解いただけるでしょう。

パワハラ、、、少なくとも、「被害者」が居る場合は、その被害者の主観が世論に繋がっていく。これが今の日本の実情だと思います。

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