d3800 ポゴレリチの悲しきワルツ
「クラシック倶楽部」というNHK-BSの朝の番組があります。午前5時からなので、毎朝録画して、時間の或る時に楽しんでいます。
先日。ピアニストの イーヴォ・ポゴレリチが登場。ポゴレリチの映像は実は初めてかもしれません。CDは何枚も持ってましたけどね。無風凧の印象に残っているのは、やはりBeethoven のソナタ32番でしょう。一つ一つの音を極限まで分離したような、そして、知る限り最もゆっくりした演奏です。賛否はあるでしょうが、解釈の一つ。
といった所で、クラシック倶楽部でのポゴレリチの話。随分と「好々爺然」として、達観した境地のようにみえました。高橋悠治さんに、風貌などはちょっと似ているかな。
ポゴレリチが番組最後に弾いたのが、シベリウスの 悲しきワルツ(Valse Triste)。こんなにゆっくりした、、、悪く言えば、遅すぎる、、、悲しきワルツは初めて。でも、ついつい見入ってしまい、今もその演奏が耳に残っています。
無風凧の筆力では、感激が伝わらないとは思いますが、機会があれば是非一度聴いてほしい演奏です。
| 固定リンク
コメント