d3789 論文誌
半年ぶりに、まじめな文章を書きました。ある学会の学会誌への寄稿(招待)です。たった4ページでしたが、かなり疲れました。
ところで。論文誌のレベルが下がっている、と言う記事を読みました(コチラ 参照)。商業雑誌なのに学術誌を装っているような雑誌は沢山あります。オープン型の論文誌もその一つ。そのような「偽物論文誌」が横行しているようです。そして、教授たちの「業績水増し」に使われているようです。
今回無風凧が書いた駄文はレベルの低い論文誌の一つかもしれませんが、30年を越える歴史のある学会の学会誌ですから、それなりに評価がされれば良いな、と思っています。
無風凧も感じてはいたのですが、最近は論文誌が多すぎます。上述の記事のように、論文数が多いということはその著者が評価されるわけですから、止めるのは難しいでしょうね。加えて、ハードルの高い論文誌(査読があって質が担保されている論文誌)は、採択されないかもしれないという意味で敬遠されているとすれば、一冊当たりの投稿件数が減り、数を載せるために裁定ラインが下がり、結果として雑誌の評価が下がり、、、というネガティブスパイラルに入っている論文誌も多いことでしょう。
無風凧は、「ベンチャーの宣伝」のつもりで、つまり学術論文ではなくて寄稿したことがあります。勿論、ではありますが、自己紹介(Carriculum Vitae)でも業績には載せてなくて、その他雑誌など、の欄に載せています。その程度の扱いが、良識のある研究者の認識だと思います。
いずれにしても。 論文誌の数が増えたのなら、せめてインパクトファクターをキチンと整備して、論文と論文誌のクオリティーを下げないことが重要だと考えています。
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