[3772日目] 桑田よ、お前もか、、、
夏の甲子園、いよいよ明日が決勝戦。勝っても負けても悔いのない試合をしてほしいと思います。
今日の始球式には、レジェンド投手の「桑田真澄」氏が登板。桑田氏は、早稲田の平田研で修士号を取るなど、頭脳プレイでも光るものを持っていると思います。その桑田氏said
「今は連投できるルールでやっている。高校生には、その中でケガを最小限に抑えるフォームで投げてほしい。我々大人が(球数や連投に関する)投球制限などのルールづくりをしていかないといけない」と持論を展開。(コチラ から出典)
正論のように聞こえますが、無風凧は、「桑田よ、お前もか、、、」と残念になります。
投球数の制限や、回数の制限などは、個人の状況を反映することが出来ません。背の高い人低い人、大食いの人小食の人。汗っかきもいれば、寒がりもいる。人によって、「その場の状況への受容」は異なる。その上で、「意志」は、無視されてしまう、、、そのような「ルール」を作る事が教育的だとは、無風凧は思いません。
宮本武蔵の「五輪の書」に「「千日の稽古をもって鍛とし、万日の稽古をもって錬とす」という言葉がありますが、そのように時間と努力でひとつづつ自分を鍛え上げるもの。真剣勝負の場で、「ああ、もう少し鍛えておけばよかった」等と言っても始まらない。同様に、野球の場合も、倒れないように鍛錬することを棚に上げて、「ルール作り」することは、本来高校教育で目指している「鍛錬」を蔑ろにしているものと言えます。
先日、無風凧は、「民主主義というパワハラ」という記事の中でも書きましたが(コチラ 参照)、多数決が、本来のあるべき姿を変えないように祈るばかりです。
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