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[3759日目] 東京医大の加点問題

文科省役人子息の裏口入学に端を発した東京医科大学の入試操作問題。新たな展開を呈してきました。それは、入試における女性減点、浪人生減点、、、などなど(例えばコチラ 参照)。

不正は良くない事、だと思います。だから、ここから先は、「違う星の入試システム」の話だと思って読んでください。

問題1:
その星Aでは、医者が100人必要です。男性は一人平均30年。女性は一人平均10年、医師として働きます。医者を一人養成するのに必要な費用は、1000万円だとします。では、男性と女性の医師の比率は、養成費用の問題だけを考えるとしたら、何人づつが最適でしょうか?
答:
全部男性。

問題2:
その星Bでは、医者が100人必要です。男性は一人平均30年。女性は一人平均10年、医師として働きます。男性は医大の卒業確率が50%、女性は100%医者になるとします。簡単のために、卒業できてもできなくても、一人頭の費用は、1000万円だとします。では、男性と女性の医大入学の比率は、養成費用の問題だけを考えるとしたら、何人づつが最適でしょうか?
答:
全部男性。

経済効率から考えれば、星Aも星Bでも、医師は100%男性である、、、ということになります。この結果は、平均就業年限を30年と10年という極端にしたことによるものですが、これを変更すれば、いくつかのパタンが出てきます。

このように考えると、「医師養成機関」としての医大は、卒業した「医師の能力」=「世の中のNeeds」によって、入学者の男女比率を変えざるを得ないことが判ります。

決して、不正を是とせよ、と言っているのではありません。でも、世の中のNeedsに従った「医師養成機関」としての医大の立場も、まったく理解できないものではないな、と思います。

この話は、一般的な企業でも起き得ます。入社して10年目。それまでは、新人研修にはじまりある意味「お客様」だった従業員が、やっと「戦力」になる、、、その時に、結婚・出産・子育てで長期離職。。。すべてが経済効率だけで決まるわけではありませんが、企業経営者としては、泣きたくなる気持ちもわかります。勿論、その分沢山従業員を確保しておけばよいのですが、それには費用が掛かりますし、費用を調達するために商品の値上げをすれば、お客様は買わなくなり、、、、結局破産してしまえば、元も子もありません。

何が正しいのか、今一度よく、考えてみたいと思います。

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