[3754日目] 祝! スマホ版詰パラデビュー!(壁詰め将棋)
先日御紹介したとおり(コチラ 参照)、無風凧の作った詰将棋が、スマホ版詰将棋パラダイスに載りました!!(パチパチ)。
初掲載された作品は、最初に入選したものではなく、あとから送ったものですが、何故か先に発表されました。その作品が → 。
(この画面は、スマホ版詰パラのスクリーンショットです。)
作品番号11529
タイトル: 225通りの詰将棋?
作者: 無風凧
作品の解説欄にも書いたのですが、この詰将棋は「とても珍しい」ものです、、、と言っても、今は無風凧が主張しているだけですけどね。
盤面上、歩歩香香 と見えると思いますが、この4枚は、違う駒でも良いのです! 歩歩のかわりに桂香、香香は金飛、、、のように、違う駒種に代えても、詰将棋としては「同じ詰め手順」。こんな詰将棋は、、、無風凧は前例を知りません。
具体的には、
・2三、3三の位置は、歩香桂のどれか。、、、(1)
・2四の位置は、歩香桂金飛のどれか。、、、(2)
・2五の位置は、歩香桂銀金飛のどれか。、、、(3)
順列組み合わせ問題とすれば、225パターンの駒の選択方法が考えられます。初形の駒種がすべて非限定。こんな詰将棋、見たことない、と思ませんか?
このように、無仕掛(攻め方の配置ゴマが無い)で、駒の場所が限定され駒種が非限定の詰将棋を無風凧は、「壁詰め将棋」と呼んでいます。、、、今は、壁詰め将棋作りがマイブームです。
以下は問い合わせへの回答・追記です。
追記1: なぜ225通り? ですか?
この問い合わせが多いので、解説をしておきます。
条件は、上述の(1)(2)(3)と、
2筋で二歩が出来ないこと、、、(4)
飛車が一枚しかない事、、、(5)
です。
まず、3三は、3通りですね。、、、(A)
続いて、2筋を考えてみましょう。
2三も3通りです。ここで、2三で歩を使うと、2四,2五で歩は使えません。
依って、歩を使う場合とそれ以外で区別しておきます。
1. 2三が桂香の場合、
2四は、歩も含めて飛金桂香歩の5種類使えます。
でも、2四に歩を使うと2五では歩は使えません。
同様に、飛を使うと、条件(5)より、2五に飛は使えません。
よって、2四での場合分けは、
歩の場合、25は5種類(飛金銀桂香)
飛の場合、25は5種類(金銀桂香歩)
金桂香の場合、2五は6種類(飛金銀桂香歩)
以上まとめると、(5+5+3×6) ×2 =56 、、、(B)
2.2三が歩の場合
2四は、歩が使えないため、飛金桂香の4種類。
そのうち、2四で飛を使うと、2五は、金銀桂香になる。
2四が金桂香なら、2五は飛金銀桂香の5種類になる。
以上まとめると、4+ 3×5=19 、、、(C)
2筋は、(B)(C)より、56+19通りのパターンあることが判ります。
(A)より、3三が3パターンなので、乗じて225通り となります。
追記2: 左右対称なので、450通り、と言えるのではないですか?
おっしゃる通りです。左右対称を考えれば、 ×2 ができますね。
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