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[3730日目] 松本死刑囚執行に考える、、、2.組織とコミュニケーション

「職業」として宗教家になる方がいます。僧侶や神主、牧師・神父、ラビ、ウラマー、、、いずれにしても、これらの方は、その宗教に「帰依」して広義の「宗教組織」に属することになります。

組織論の大家バーナードの定義に従えば、組織とは

「意識的に調整された2人またはそれ以上の人々の活動や諸力のシステム」

と定義され、

・共通目的(組織目的)
・協働意志(貢献意欲)
・コミュニケーションシステム

の3要素を持つとされています。これは、総ての組織に共通の要素で、宗教組織もその例にもれません。

宗教法人の場合は「組織の目的」が「教義」ということになるのでしょう(宗教法人法2条)。オウムの場合にも教義があって(それをAと記します)、Aに共感する事=Aという共通目的をもつことが、その組織に属する第一歩です。Aが、社会通念=常識(他にも、Common Senceとか世間様とか社会規範とか倫理とか道徳とか色々な言い方が出来ます)と大きくずれることがないことが、社会の一員であることの前提ですし、協働意識を持つ場合にも、組織目的が社会通念とかけ離れていると思っている人は、殆どいないでしょう。しかし、いつの間にか、これがずれていく、、、つまり、Aの為の貢献が社会通念からは逸脱したもの(判り易く言えば違法)なものになっていく。この過程は、企業の不正事件と同じプロセスを踏んでいるものだと言えると無風凧は考えています。

目的が変わっていくのは、、、組織が社会通念から逸脱した目的を持つようになるのは、コミュニケーションシステムの不備でしょうか?若しくはコミュニケーションではない、何かの要因でしょうか?

菊澤先生によれば、「組織は合理的に失敗する」とあります。この論を持つならば、総ての組織=コミュニケーションは、逸脱していく可能性を持っています。この「逸脱」よりも早く組織が崩壊すれば、組織の解散。逸脱しても存続する場合が違法な目的に転化する場合(オウムの例)。オウムは、良くナチスに比定されますが、社会通念から逸脱した組織には制裁が待っている。

今日はここまで。

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