[3726日目]契約主義?の破たん(Googleベンダー契約)
郵便で送れらて来ている手紙が他人に読まれている、、、と聞いたら、皆様どう思われますか?「ありえない!」「郵政省は何やっている!!」と大声を上げるのではないでしょうか?
では。
電子メールが第三者に読まれているとしたら?やはり「そんなことは許されない!」と思われるでしょう。でも、「あなたは第三者メールを読まれるを許可しています」と切り返されたらら、、、きっとパニックに陥るのではないでしょうか?
皆さんがお使いになっているgmail。このgmailが、第三者に読まれている。しかも、それを「貴方が許可いしている」、という事件が起きています(コチラ 参照)。
もっと言えば、、、gmailの運営元であるGoogleは(上述の記事より引用)、
グーグルは、利用者が「電子メールへのアクセスを明確に許可した場合」のみ電子メールを閲覧できるのは、自分たちの審査に合格した企業だけだと強調する。
グーグルはさらに、「Gmail」利用者はアプリ管理のページを訪れることで、自分のアカウントと連携しているアプリを調べたり、データ共有を無効にすることができると説明した。
とのこと。即ち、
契約上は第三者があなたのメールを読むことに、法律的には何も問題ない
と言っているわけです。しかし、「デフォルトで無効になっていると皆さんが思って居こと」ですから、実際に上述の「データ共有を無効にする」ことは無いでしょう。そして、このような契約は、FacebookもAppleもLineも、、、同様です。優秀な弁護士さんが書いた契約書は、絶対に企業が正しい、という結果になります。これは、行き過ぎた「契約社会」、もっと言えば契約主義の破綻だと言えます。
契約が法律を越える。本末転倒です。
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