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新幹線(鉄道)の賠償責任

新幹線ネタが続きます(前回はコチラ)。

今回のネタは、山陽新幹線の人身事故。そして、終日運転を取りやめたとのことです(コチラ など参照)。記事によると、76本の運休で41500人に影響が出ています。、、、

マスゴミは、先日の「台車ヒビ事故」を引き合いに出して、「運転手が人身事故と思わずに鳥でもぶつかったのだろう、と判断したことに隠ぺい体質的な問題があり」、と報じているようですが、無風凧は違うリスクを議論します。

鉄道は、一か所が止まると大きな遅延・運休が出ます。事件・事故に関わらず、多数の方が被害者になります。影響の大きさは、飛行機の比ではありません。そして。新幹線のみならず在来線も地下鉄も同様です。

被害の大きさを何で計測するかはわかりませんが、

  被害の大きさ = 遅延時間 × 影響人数

で計算するなら、首都圏の地下鉄の方が大きいかもしれません。この被害。だれが保証するか、と言えば、実は「運が悪かった人」です。乗り合わせた人のみならず、乗るつもりだったけど迂回や諦めた方、参加者が揃わずに中止になった会議に遠くからやってきた人、、、、などなど。

実際、鉄道事故の補償は、

「鉄道事業者は不特定多数の旅客を有料で輸送するものであり,鉄道事業者が列車の遅延について通常の債務不履行責任を負うものとすれば,損害賠償額は膨大な額となり得ることが予想され,大量の旅客を低価で運送することが事業上困難となるのであり,列車の遅延について上記のような免責規定を設けることには相応の合理性を認めることができる。」(東京地裁 平18・9・29)

ということです、、、つまり、どんなに事故をおこしても「鉄道会社は補償をする必要が無い。」のです、、、もっと言えば、「運転手の誤判断」程度ならまだしも、どんな手抜き検査をしてそれが原因の事故であっても、「企業として補償する必要は無い」。

自動車のリコールや、電機会社の回収など、「事故の可能性」に対しても、企業は責任を取ります。鉄道は、、、責任取らなく良い。

この責任を取らなくてよい、の部分が、「判断の甘さ」に繋がっていくのだと考えてます。

少し判りにくくなってきたので、纏めると。
「鉄道会社は、事故の賠償責任を取るようにするべき」。

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