働き方改革の抜本改革案
今国会の目玉、働き方改革。
施策レベルでの課題は、「長時間労働対策」「非正規雇用問題」「労働力不足問題」の3つに代表されます。昨今の国会は、長時間労働に対する調査結果に不備が見つかったとのことで炎上(?)しています。
さて。これらに対して、例えば「高度プロフェッショナル制度(以下 髙プロ)」なるものを適用したり、「非正規雇用の正規雇用化(五年雇止め)」を謳ったり、、、というのが、昨今の動きですす。あと、地味に「定年後の再雇用」についてのルールも論じられていますが、あまり人口に膾炙していません。
この3つの課題と現行の施策を、「労働時間」の観点で整理してみましょう。
まず、髙プロは、労働時間の「国民全体での均一化」「個人単位での長期間を考えた場合の労働時間の均一化」を目指す施策です(少し見方を変えれば、労働に関するエルゴード仮説の実現、と言えるでしょうか)。そして、正規非正規問題は、究極には、同一業務に対する時給の均一化(保険や福利厚生、年金なども含めた意味です)。そして、「上記2つの施策で処理しきれなかった労働時間を、60歳以降労働力に割り振る」というものです。
とどのつまり、政府案は、総て「時間均一化」が暗黙のゴールになっています。
所で。
仕事の好きな人は、仕事時間が少なくなるとそれだけで悲しくなるでしょう、、、つまり、時間均一化は、万人にとって最良の方法では無いことは明らかです。だったら、時間ではない何か、を均一化したほうが、良いのではないか、その何かを探す方が国民の支持は得られやすいのではないか、と考えてしまいます。
少し長くなってきたので、続きは改めて。
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