南北首脳会談(ランキングについて考える)
朝鮮の南北首脳会談が行われました。ここでは、朝鮮半島からの非核化宣言(板門店宣言)が採択されました。これを、アメリカのトランプ大統領は歓迎したそうです(コチラ など参照)。
ランキング人仮説で、今回の南北首脳会談をとらえると、北朝鮮の戦略が見えてきます。
今回の南北首脳会談および板門店宣言により、朝鮮半島は一つ、というイメージを作り上げる一歩を踏み出しました。これは、北朝鮮の視点では、朝鮮戦争の「休戦」から「終戦」への大きな一歩です。そして、これは、アメリカグループから韓国を切り離し、仮想「朝鮮連邦」の第一歩となりました。
その上で。
軍事的な視点での北朝鮮(もしくは、核保有国としての北朝鮮)のポジション(ランク)はそのままにして、経済力での退官民国を「連邦化」することにより、国際的なランキングを一気に引き上げることになりました。
そして。
日本や中国など、今回の件においては若干「外野」だと思われている国よりも、アメリカから見た場合の「ランキング」は上昇してます。つまり、名実ともに、「叩かれる二番」の位置に付けた、ということが出来ます。
次に行われるであろう米朝トップ会談。この場で、北朝鮮がある意味での「世界2位」と目されることになり、そのうえで、改めて米国からの「二番手落とし(二番手いじめ)」が強化されることになるでしょう。良い変えれば、核保有という理由での経済制裁が、形(名称)を変えて強化されることになります。
北朝鮮(金正恩氏)にとっては、今がつかの間の「安堵の時」なのではないか、と分析します。
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