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間違えないでね、、、(役人と一般人の認識のずれ)

20180321 白狐さん:
私、狼でもわんこでもないの。キツネなのよ。似ているから「白わんこ」って紹介されることもあるけど、キツネなの。私がだましているんじゃないのよ。人間が勝手に間違えちゃうの。

By 写真出典 GATAG フリー画像・写真素材集4
撮影 Mark Dumont様

森友学園の決裁文書書換事件は、燎原の火のごとく、国会という貴重な時間を燃えつくしています。新たな「書き換え」も発見されているようですね。

文科省にくわえて、広島県の公文書でも書き換えがあったということですし(コチラ 参照)、書き換えではありませんが、国民年金では入力ミスによる過小支払いが都内で318000件も起きています。(コチラ 参照)。

広島の件では、「判断材料となったと思われる内容の削除」が行われており(人格記入部分)、「不適切部分の削除を行ったが虚偽ではない」という局長の釈明は、役人の考えている「何が正しいか」という基準が、一般人が考えているものと乖離している例だと言えます(注)。

また、年金の318,000件は、528万件の中の318000件です(コチラ 参照)。 割合で6%の入力ミスは、ケアレスミス、と呼ばれる範囲を超え、既に犯罪の域に達していると無風凧は思います。しかも、日本年金機構は、「6%も記入ミスのあるデータを納品されて、検品もしてない」わけです。。。年金機構も共犯です。どんな釈明も通用しません。

このような事例を考えていくと。無風凧は思います。自分に関する全ての情報を、自分でコントロールするための法整備が必要であることを。高度IT化社会で実現すべきは、自分の情報の自分による管理なのかもしれません。

注: Yahooの記事は、いつかExpireされると思いますので、以下に転記しておきます。この問題の根が深い所は、書き換え問題以上に、「対応した県の担当職員」の私見・中傷が、公文書として残り、その後の判断に用いられている、という点にあります。また、そのような「私見・中傷が書かれていたこと」「私見・中傷が判断基準になっていること」を広島県水産局の局長は「不適切」とは思っていない。「書き換えは行ったが虚偽ではない」と釈明している点が、最大の問題問題で、その時点で虚偽公文書作成にあたるのではないか、と推量しています。

審査請求を巡り、県の担当職員2人が同月に東京の農林水産省を訪れて協議し、打ち合わせ内容の報告書(復命書)を作成。報告書には、男性の性格を中傷するような表現、審査の結果を伝える段取りなども記載されていた。

 その後、県と国の協議を知った男性が報告書の開示を請求する意向を示したため、職員が報告書の本文から中傷部分などを削除し、別添の「メモ」に移すなど改ざん。課長が決裁印を押して新たな報告書を仕立て直し、県は同年2月、開示請求に対して「メモ」を除く文書を開示した。

 記者会見した県農林水産局の上仲孝昌局長は「内容を一部書き換えたが、虚偽ではない」と釈明した上で「公文書は国民や県民の信頼の下にあるべきなのに、認識が甘かった。不適切な対応だった」と陳謝した。【竹内麻子】

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