北朝鮮の友好政策?
昨日行われた朝鮮の南北首脳会談。報道によると、南北の合同声明は、破格に「融和」なものでした。何といっても驚きは、「北朝鮮への脅威がなくなれば、北朝鮮は核放棄してもよい」(コチラ など参照)というものでしょうか。
これは、本当に友和を目的とした政策なのか? 無風凧には、真意は判りませんが、ランキングセオリーで今回の「南北合意」を読み解いてみましょう。
1.現時点では、北朝鮮からの開戦は本意ではない。言い換えれば、北朝鮮は軍事力ランキングで米国に勝てていないことを理解している(これは、既にコチラ で述べたこと)。
2.韓国と北朝鮮が一つになれば、少なくとも、北朝鮮一国の時よりも国際ランキングは上がる(国際的なM&A政策ですね)。
3.2と同じことですが、米+韓国 よりも、アメリカ一国の方が、ランキングで逆転する可能性が上がる。
ランキング下位から上位への開戦は、基本的にはありえません。窮鼠猫を噛む、はあるかもしれませんが、もしくは、上位の国が「下位に開戦させる」はあるかもしれませんが、下位の国が積極的にかいせんすることは、ありえません。なので、開戦したければ、まずはランキング上位に上がることが正常な道筋です。
もう一つ。ランキングセオリーでは今のところ説明はつかないのですが、朝鮮戦争は現在まだ「休戦状態」。これはいつ「休戦解除=再戦争開始」になっても不思議ではない、と考えられます、、、が。ここで国際M&Aが成立したとすると、再戦争の可能性がなくなります。これは、北朝鮮にとっては大きな一歩だと考えられます、、、
というわけで。
「ランキングセオリー」で考えれば、南北朝鮮の今回の合同声明は、非常に明確に「方向性」をしめしていると言えます。
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