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山中教授に資金集めさせてよいのか?

iPS研究所助教の論文改ざん問題が巷を賑わせています。論文の不正はもちろんよくないことですが、この記事を読んでいて、別の疑問にぶち当たりました。

それは、「山中教授の時間の半分が、資金集めに使われている」という部分です。研究には、多額の研究費が必要ですし、研究所所長として、資金集めをしなくてはならない、と言うのは理解できますが、研究内容(研究の深さ)に付いて、もしくは研究のアイデアや研究の結果について最も造詣の深い山中教授が、さらに言い換えればiPS細胞に関する専門性が最も高い山中教授が、研究活動以外に多くの時間をさかなくてはならない、ということに疑問を持ちます。

適材適所、という言葉がありますが、山中教授に関して言えば「研究活動をする人」と言うのが最も適材適所ということが出来るのではないでしょうか。資金集めに半分の時間を使う、、、その時間研究活動を行うことができれば、話題になっている論文改ざんについてもご自身で発見することができたのかもしれません。

このように考えると、山中教授が言うように「資金のほとんどが有期のものである」と言う現状に、大きな課題があると言えるでしょう。

その上で。
研究所という組織における人事・モモチベーション管理などについては、無風凧は山中教授と少し違う考えを持っています。その内容についてはまた改めて。

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