« 超手抜き | トップページ | 責任の取り方(3) »

八卦良い!(付:評議員会の位置づけ)

20180107

小熊たち:
八卦良い、残った残った!!

Cc 写真出典 GATAG フリー素材集 撮影:Tambako the Jaguar様

小熊達の相撲している様子は、見ていてとても微笑ましいものです、、、ここに「金太郎」さんが居たら、本当に力比べ「八卦良い良い、残った!」になりそう。

でも、、、元日馬富士横綱による貴の岩暴行事件に端を発した相撲協会の「イザコザ」は、貴乃花親方の理事降格という一段落、、、どころか、世論的には、「火に油を注いだ」状態のように思います。

前回も書いたように、本件に関しては、「事実関係」が不明です。少なくとも、貴乃花親方からの「直接の言葉」は皆無で、相撲協会からの「発信のみ」の状態ですから、「善悪」「正否」を述べることはできません。ただ、、、「組織論(注)」の研究者の立場から言えば、今判っている「事実」から、ケーススタディとして面白い事象を揚げることが出来ます。

今回は。公益財団法人の「評議員会」の立ち位置について、考えてみたい(復習したい)と思います。(マスゴミの方々や、池坊評議会議長・高野危機管理委員長にも、是非読んで頂きたいと思っています。)。

テキストとして、内閣府の発表している「公益法人の各機関の役割と責任」というファイルをご用意ください(コチラ )。また、論拠として、一般法人法(コチラ)、日本相撲協会定款(コチラ)も必要になります。

ながれとしては、内閣府のテキストの4、5、8、12ページを読んだ後に、7ページを示して、最後に「宿題」を出します。

まず、4ページ。
評議員会は、法人(この場合は相撲協会)から委任をうけていること。そして、財団法人の最高議決きかんであること、が示されています。その上で、「善管注意義務を負っている」との明記があります。

続いて5ページ。
公益法人のガバナンスにおける留意点が書かれています。一般法人と異なる点(留意点)の一つとして、「国民の信頼なくしてが成り立ちません」と第一行目に書かれています。

さらに8ページ目。理事に求められる事項です。
「公益法人の理事は、理事会の構成員として、法人の業務上の意思決定に参画し、代表理事等 の業務執行を監視する役割を担います。善管注意義務、忠実義務などの義務は、個々の理事に 課せられており、義務違反等の場合には損害賠償責任を負うことがあります。(テキストより抜粋)」
池坊議長の報道などで出てくる「忠実義務違反」は、ここで述べられているものです。そして、貴乃花親方の降格理由に挙げられている「説明義務」という言葉も、ここに出てきています。

そして12ページ。評議員会に求められる事項です。これも、テキストから一部抜粋。
「評議員会は、法人の基本的な業務執行体制(理事・監事等の選任・解任)や業務運営の基本 ルール(定款の変更)を決定するとともに、計算書類の承認等を通じて、法人運営が法令や定款に 基づき適正に行われているか監視する役割を担っています。理事や監事がその職務上の義務に 違反し又は職務を怠っている場合には、解任権限を適切に行使することも評議員会の責務です。」

最後に、7ページ。たまたま、ですが暴力行為の発生、がケースとして説明されています。

宿題。
1. 評議員会は、組織(この場合相撲協会)に対して「内部」の機関でしょうか?外部の期間でしょうか?
2. テキスト8ページ、「※理事会の決議に参加した理事は、議事録に異議をとどめない場合、その決議に賛成したものと推定されます。」とあります。この意味を、今回のケースについて考えてみてください。
3. 評議員会は、暴行事件に大してどのような責務があるのでしょうか?
4. あらためて、池坊議長のいう「忠実義務違反」「説明義務」は、正しい認識でしょうか?
5. このテキスト自身の不備は何処にあるでしょうか?
6. 貴方が評議員であるとして。そのような活動を行いますか?

注: 組織論、という言葉は、巷間二つの意味で使われています。純粋に、組織論(Organization  Theory)を指す場合と、組織内政治の手法(PowerPolitics)もしくはその結果を指す場合です。無風凧の指す組織論は前者です。

|

« 超手抜き | トップページ | 責任の取り方(3) »

経営組織論」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 超手抜き | トップページ | 責任の取り方(3) »