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YAMAHA-CFXとSteinwayD274(中井恒仁&武田美和子 Duo Recital)

昨日は。

じっくり腰が痛い中、中井さんと武田さんのリサイタルに行ってきました。興味の中心は「ベートーヴェンの第九のリストによる二台ピアノ編曲版」でした。

いつもながら息の合ったお二人、無風凧としては演奏自体には大満足。でもちょっとだけ残念かな、と思うことがありました。

それは、二台ピアノの場合のピアノの相性の話です。今回はIMAホールのピアノが新調され、ヤマハのCFXのお披露目という演奏会でもありました。 CFXに対抗するのは、スタンウェイのD274。つまり、ヤマハとスタンウェイのフラグシップモデルの共演です。

実際の演奏は、 、 、かつて。スタンとベーゼンドルファーの聴き比をしたことがありますが、その関係がそのままヤマハとスタンに変わっていました。ただし、かつてのスタンの役をヤマハが担っています。

IMAホールのスタンウェイは、すでに相当の年月使いこなれたものですから、その分差し引いてあげる必要はあったかもしれません。とはいうものの、主従の関係は、完全に逆転しているだと感じました。

でも。

第九の演奏聴きながら、無風凧は「さらば宇宙戦艦ヤマト」で、土方艦長率いるアンドロメダ号が旗艦になった地球防衛軍の事を思っていました。性能的にはヤマハが上。でも、古いスタンウェイ(ヤマト)の安心感、存在感は何事にも変えられない。

同様に、IMAホールの2台のピアノも、最新のCFXは大活躍するであろうけれども、いつか、スタンウエイが必要となる日が来る。そのように感じました。

#ただし、無風凧自身はスタンウェイの音は、パワフルかつ万能選手すぎてあまり好きではありません。曲によりますがベーゼン、ベヒシュタイン、Fazzioli など、個性的な演奏実現してくれるピアノの方が好みです。

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