貴乃花親方の負ける理由
さて。先日の続きです(前回はコチラ 参照)。この間、貴の岩関が聴取を受けたり、貴乃花親方がレポートを提出したり聴取をうけたり、、、と色々なことがありました。相撲協会の「危機管理委員会」からの発表の信ぴょう性含め、マスゴミ報道やTVのコメンテーターや識者と言われる方は「憶測」が多くて、、、なんとも。
しかし、無風凧が「貴乃花親方が負ける」と断言する理由は、皆様納得していただけると思います。
理由1. 過去に内部告発者が「日の目を見た例がない」。
今回、貴乃花親方と相撲協会の対立構造になっていますが、貴乃花親方は相撲協会の理事。つまり、どういう主張であるかは別として、内部告発と同じ構造になっています。そして、過去において、内部告発者が日の目を見た例を、無風凧は知りません。
良い例ではないかもしれませんが、江戸時代の一揆は、どんな理由であっても死罪でしたし、こんな記事も参考になるかと思います(コチラ 参照)。
理由2. 論点(争点)がずれている。
今回の事件。明らかに刑事事件です。しかし、「事情聴取」を民間である「相撲協会」が行うことに、国民が「疑問を持っていません」。この時点で、すべての論点がずれています。警察の「調査」が唯一絶対であるはずなのに、相撲協会(危機管理委員会)の内部報告や内部処分を許してしまっています。
言い方を変えれば、貴乃花親方も「協会内論理」の上での戦いに挑んでいる形になっているので、その権力順位から、貴乃花親方の主張が100%採用されることはありえません。
理由3. 監督官庁視点で見たときの相撲の代表者は相撲協会理事長である。
言うまでもない事ですが、現時点で鈴木スポーツ庁長官が「一人だけ」相撲について意見を求めるなら、八角理事長でしょう。貴乃花親方が出てくるとすれば、本件であっても2番目以降なのです。決して「対等」に扱われることはありません。これが国政レベルで考えた場合の組織論です。
他にもこまごま理由は考えられますが、大きくは上記3つです。理由1に関しては、「日の目を見た唯一の例」になってほしいと(学問的には)思いますが、それ以外は現時点では手の打ちようがないでしょうね。このような理由で、貴乃花親方は負ける、と思うわけです。
無風凧が作戦参謀についたとして、、、現状打破への指針は示せますが、ケッコウ難いです。
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