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時間積分価値と現時点価値(政治の姿勢)

11/29、北朝鮮の「火星15号」が、上空4500キロまで到達しました。これは、とりもなおさず、アメリカ本土に北朝鮮からのミサイルが届くことを意味しています。

これに対して、国連安保理は翌日に緊急会議を開催。参加全ての国で「なんらかの対策が必要」とはなりましたが、米国と中露では、大きく施策が異なるものとなりました(コチラ など参照)。

米国: 北朝鮮とのあらゆる関係を断つよう呼びかけた
中露: 北朝鮮の人道状況を考慮すべき

この二つの施策の違いを、次のように読み替えることが出来ます。北朝鮮国内の人的被害に焦点を当てていますが、

A. 現在、多少の犠牲があっても根本原因を排除することにより、長い目で見れば被害最小
B. 現存する人的被害を最小にし、将来については今後更なる施策を考える

の2種類です。米国はA,中露がBの立場ですね。Aは時間積分価値、Bが現時点価値と名付けても、さして異論はない所だと思います。

国連安保理の場でも、すぐには決着がつきません、というのも、基本的な政治姿勢と共に、宗教信条的な背景の違いがありますからね。これをアウフヘーベンすることが出来れば、世界中の宗教問題は全て解決することが出来るでしょう。

上記の「宗教背景的な課題」を解決する際に、「北朝鮮外=他国への影響」や、「経済価値」などを出すと、返って話はややこしくなる。こんな時こそ、「ハーバード流交渉術」で解決案を探すほかないでしょう。この場合、2者の交渉ではなく、北朝鮮を加えた三者の交渉術です。無風凧もまだ具体的な案は思いつきませんけど。

今の北朝鮮を見ていて、最良のストーリーとして、秀吉の「中国大返し」の高松城攻め、毛利宗治の切腹を思い出します。ある意味では、A案B案のアウフヘーベンではあります。。。

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