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2017年12月

急げ! 急げ!(付: 貴乃花親方処分)

20171231お昼寝明けのわんこ:
をっと!寝すぎました!!もう明日から新年ではないですか!!!急げ! 急げ!!

写真出典 パブリックドメインQ:著作権フリー写真素材集
早いもので、今年ももう今日で最後です。積み残しは沢山あるのですけどね、、、歳ですかね。年内完成は既に諦めです。

さて。今年最後の「ネタ」は、やはりこれしかないでしょう、、、貴乃花親方の処分問題。高野危機委員長の発表など、私よりも皆様の方が詳しいと思いますので、詳細はお任せするとして。一つ、重要なことは、「私達が手に入れている情報のすべては、相撲協会の発表若しくはマスゴミからの伝聞、そしてそれらを元にしたコメンテータ等の私見」であるということです。

つまり、「第三者的に考えた公平な物=真実(被害者側の合意があるもの、もしくは司直の手によって公開されたもの)」ではない、ということです。

そして、ここからが「組織論」「ランキング論」の部分です。すべて、伝聞情報は捨てています。

上述のように、「砂上の楼閣」ののようなコメンテーター等の意見、コメントではありますが、それらは、まぎれもなく「その人の発言(意見)」です。それらに対して、統計的な性質を見出すことが出来ます。

201712312 右図をご覧ください。ネット上に落ちている「色々な人」の意見を、無風凧の判断で「通orNot通」で分類し、縦軸と合わせました。大凡、ではありますが、弱い相関関係を見つけることが出来ます。

面白いのは、法曹関係者(出身者含む)の意見。若狭弁護士、宗像元危機委員長、高野委員長、八代弁護士、ほかの意見ですが、高野さんを除くすべての方が、「処分不要」「けん責程度」となっているのに対して、高野現委員長のみが、二階級降格を妥当としています。これは、高野委員長が「第三者的な意見を述べていない(つまり協会サイドの発言をしている)」ということの証左と言えるでしょう。

最後に。Yahoo!の 意識調査をご覧ください(コチラ)。言うまでもありませんが、この投票結果は、「ネットに参加することができ」「自分から意見を発信しようとする人」という些か偏った母集団の意見であることに注意。即ち、いずれにしても「個人重視」の人が投票していると考えられ、全国民の平均的な意見ではない、ということです。

それでも、これだけ有為な差があれば、、、世論は「処分不要」だと思っていると考えてよいのではないでしょうね。

この結論に立つと、相撲業界人(通を含むか否かは別にして)は、一般人の考え方とは大きく異なりますし、危機管理委員会を見る限り、公益財団法人になっても「透明性は上がっていない」と結論できます。評議員はどのような結論を下すんでしょうね(笑)。

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Main Bersama-Sama/一緒に遊ぶ(好きな音楽2017年12月)

Main Bersama-Sama!

これは、Lou Harrison作曲のガムラン(インドネシアの民族楽器)とホルン(西洋の楽器)の為の小品です。最近、、、Lou Harrisonにハマっています。

もともと、H.Cowellの箏協奏曲にハマっていたのですが(コチラ 参照)、今はCowellの弟子 LouHarrisonに行きついています。

Louには、エスペラント語に訳した 般若心経 を「ガムランと合唱」のための作品にしたものがあり(Youtubeは コチラ など)、5年前位に一度はまりかけたですが、またぞろLou Harrsionがマイブームになっています。(La Koro Sutroは聴くと落ち着きますね、、、)

タイトルの曲名のMain Bersama-Sama。日本語に訳すと「一緒に遊ぶ」。西洋楽器と民族楽器が一緒になって「遊んでいる」感じがとてもよく出ています(youtube はコチラ など)。

無風凧は、安易な楽器の組み合わせ、、、は好きではありません。例えば、一時期流行しましたが、いわゆる西洋クラシックの名曲を箏三味線など邦楽器の為に編曲するとか、ビートルズを吹奏楽編曲するとか、、、は、大嫌いです。オリジナリティを感じられないし、そもそも「編曲をする必然」を感じないからです。

それに比べると、ジャズに中に民族楽器を入れてみる、というのは「好き」な部類に入っていきます。ジャズにはルールが無いので、音色としての「必然」「工夫」がなされますから。でも、「音律」は所謂12音音階になってしまいますから、その意味では潔しとしない、という自分も居ます。

Lou Harrisonの場合は、、、音律も含めて、「融合することで何を表現できるか」に挑戦しています。表題の小曲「Main Bersama-Sama」の場合は、片言しか伝わらない違う民族の子供同士が、手振り身振りで遊んでいる、そういう情景を思い浮かべることが出来ます。この感想は、題名の意味を調べる前に感じたものですから、Louの表現したかったものは無風凧にかなり正確に伝わった、と言えるでしょうし、無風凧は題名の意味を知って、それまで以上に「インドネシア楽器と西洋楽器の組み合わせの必然」を強く感じることができました。

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やる気にならないなあ、、、

20171229 おさるさん:
やんなきゃならない事、一杯あるんだけどなあ、、、やる気にならないなぁ。。。。

写真出典 パブリックドメインQ:著作権フリー画像素材集
ぎっくり腰の影響かと思いますが、「やる気」が空回りしているというか、落ち着かないというか、、、お猿さんが無風凧の気持ち、”翻訳。”してくれてました(笑)。

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豚の角煮2

豚の角煮の後日談。

普段、豚バラ肉のかたまりでつくりますが、ロースでチャレンジしました。結果は、、、味は良いのですが、小さな失敗しました。

というのは。

ロースは、煮込んだ後に「切る」ことが難しい。ホロホロになっていて、包丁当てるとバラバラになってしまう。

考えて見れば当たり前なのですが、作る前に気が付かないのが素人料理人の素人たる由縁。気が付いていれば最初にゲンコツ大に切って、煮込むところです。

失敗は成功の母。次回はもっと美味しい豚の角煮作れます(^^)v

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YAMAHA-CFXとSteinwayD274(中井恒仁&武田美和子 Duo Recital)

昨日は。

じっくり腰が痛い中、中井さんと武田さんのリサイタルに行ってきました。興味の中心は「ベートーヴェンの第九のリストによる二台ピアノ編曲版」でした。

いつもながら息の合ったお二人、無風凧としては演奏自体には大満足。でもちょっとだけ残念かな、と思うことがありました。

それは、二台ピアノの場合のピアノの相性の話です。今回はIMAホールのピアノが新調され、ヤマハのCFXのお披露目という演奏会でもありました。 CFXに対抗するのは、スタンウェイのD274。つまり、ヤマハとスタンウェイのフラグシップモデルの共演です。

実際の演奏は、 、 、かつて。スタンとベーゼンドルファーの聴き比をしたことがありますが、その関係がそのままヤマハとスタンに変わっていました。ただし、かつてのスタンの役をヤマハが担っています。

IMAホールのスタンウェイは、すでに相当の年月使いこなれたものですから、その分差し引いてあげる必要はあったかもしれません。とはいうものの、主従の関係は、完全に逆転しているだと感じました。

でも。

第九の演奏聴きながら、無風凧は「さらば宇宙戦艦ヤマト」で、土方艦長率いるアンドロメダ号が旗艦になった地球防衛軍の事を思っていました。性能的にはヤマハが上。でも、古いスタンウェイ(ヤマト)の安心感、存在感は何事にも変えられない。

同様に、IMAホールの2台のピアノも、最新のCFXは大活躍するであろうけれども、いつか、スタンウエイが必要となる日が来る。そのように感じました。

#ただし、無風凧自身はスタンウェイの音は、パワフルかつ万能選手すぎてあまり好きではありません。曲によりますがベーゼン、ベヒシュタイン、Fazzioli など、個性的な演奏実現してくれるピアノの方が好みです。

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貴乃花親方の負ける理由

さて。先日の続きです(前回はコチラ 参照)。この間、貴の岩関が聴取を受けたり、貴乃花親方がレポートを提出したり聴取をうけたり、、、と色々なことがありました。相撲協会の「危機管理委員会」からの発表の信ぴょう性含め、マスゴミ報道やTVのコメンテーターや識者と言われる方は「憶測」が多くて、、、なんとも。

しかし、無風凧が「貴乃花親方が負ける」と断言する理由は、皆様納得していただけると思います。

理由1. 過去に内部告発者が「日の目を見た例がない」。
今回、貴乃花親方と相撲協会の対立構造になっていますが、貴乃花親方は相撲協会の理事。つまり、どういう主張であるかは別として、内部告発と同じ構造になっています。そして、過去において、内部告発者が日の目を見た例を、無風凧は知りません。
良い例ではないかもしれませんが、江戸時代の一揆は、どんな理由であっても死罪でしたし、こんな記事も参考になるかと思います(コチラ 参照)。

理由2. 論点(争点)がずれている。
今回の事件。明らかに刑事事件です。しかし、「事情聴取」を民間である「相撲協会」が行うことに、国民が「疑問を持っていません」。この時点で、すべての論点がずれています。警察の「調査」が唯一絶対であるはずなのに、相撲協会(危機管理委員会)の内部報告や内部処分を許してしまっています。
言い方を変えれば、貴乃花親方も「協会内論理」の上での戦いに挑んでいる形になっているので、その権力順位から、貴乃花親方の主張が100%採用されることはありえません。

理由3. 監督官庁視点で見たときの相撲の代表者は相撲協会理事長である。
言うまでもない事ですが、現時点で鈴木スポーツ庁長官が「一人だけ」相撲について意見を求めるなら、八角理事長でしょう。貴乃花親方が出てくるとすれば、本件であっても2番目以降なのです。決して「対等」に扱われることはありません。これが国政レベルで考えた場合の組織論です。

他にもこまごま理由は考えられますが、大きくは上記3つです。理由1に関しては、「日の目を見た唯一の例」になってほしいと(学問的には)思いますが、それ以外は現時点では手の打ちようがないでしょうね。このような理由で、貴乃花親方は負ける、と思うわけです。

無風凧が作戦参謀についたとして、、、現状打破への指針は示せますが、ケッコウ難いです。

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ウロウロ。。。。

20171225 はなちゃん先生:
無風凧さん、今年二度目のぎっくり腰だって。。。トレーニングが少し不足なのかしら。でも心配だわ。。。

写真出典 特命希望様ご投稿
はなちゃん先生、お見舞いありがとうございます。年内はとレーニンがお休み、としたいと思います。年明け、またよろしくお願いいたします。

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無風凧さんには腰痛ベルトかなあ、、、

20171224 トナカイさん:
今日の関東は、ホワイトクリスマスになりそうだぞ。無風凧さには、腰痛ベルトを持って行ってあげようか。でも、そんなに大きな靴下は無いだろうなあ、、、

写真出典 パブリックドメインQ:著作権フリー写真素材集
腰痛話の続き。
つい3か月前もぎっくり背中をやったばかり。無風凧のタンスには、「ぎっくり腰用の腰痛ベルト」が常にスタンばっています。今回も、発症後5分で装着して病院に行きました、、、ところが。

お医者さん: 無風凧さん、その腰痛ベルト、少し大きいですね。

そうなんです! 少し細くなったお蔭(?)で、腰痛ベルトが少しぶかぶかになってました。と言っても、実際はきちんと締め上げれば、ギリギリ大丈夫な大きさだったのですけどね。ちょっとだけ、嬉しくなりました。

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写真無いよ?

よしくん
あれ、今日は僕たちの写真が無いね。声だけの毎月犬かな?

かなちゃん
無風凧さんは、ぎっくり腰でベッドに釘付け。パソコンに向かうことも出来ないから、写真付きの記事は書けないんですって。無風凧さん、早く良くなってね。

無風凧より:
今回は、湿布の代わりにモーラステープ貼りました。効いてます。でも、今日はほとんど終日、ベッドで過ごしました。 頭の体操として、フェルマーの定理の証明にチャレンジしてます。

(12/24追記:フェルマーの最終定理、3,4次は大学生の頃に証明したのですが(大して難しい問題ではない。理系の教養程度で十分ととけるし、高校生でも賢い子なら証明可能だと思う)、5次以上はやったことがない。一般のn次は無理でも、頭の体操として5次や7次をやってみようかな、、、、Gaussに倣って、17次も興味あります、、、)

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病弱、、、

昨日は発熱。

今日は、ぎっくり腰の再発で、ベッドにいます。9月のぎっくり背中が、今ひとつ全快しないまま、だましだましの日々だったのですが、今朝は、いわゆる「ぎっくり腰」再発です。

ぎっくり腰の痛さは、全ての「やる気」を殺いでしまいます、、、デカルトのように頭の中だけ、うごかしてはいますけど。

この年末、、、無風凧は病弱です。

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38.2

鬼の霍乱、とでも言いましょうか、、、其れとも「馬鹿は風邪引かない」が正しいでしょうか?

無風凧、何と発熱してしまいました。いま、38.2度。こんな発熱、2012年以来のような気がします。

組織論で見る相撲協会、を書こうと思っていたのですが、ベッドに釘付けですか。まずは、汗をいっぱいかいて、復活を目指します。

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ダンシングヒーロー盆踊りとJASRAC

夕方のテレビで初めて知ったのですが、荻野目洋子さんの歌った「ダンシングヒーロー」が盆踊りになって、愛知県などで大流行しているそうです。

無風凧は、「著作権は大丈夫なのかな?」と心配です。

盆踊りなんて、地域親睦の為のイベント。そこで流される音楽は非営利目的であることはほぼ間違いないことですが、人が集まることにより、なんらかの「利益」につながっていることも間違いない。

だれかの利益による成っているのなら、全く無償というのも、作曲者にとっては可哀想な気がします、、、JASRACはどのように対応しているのでしょうね?

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蕗の葉

皆さんは蕗の葉、どうしてますか?無風凧はこれまでは捨てていたのですが。

先日、ネットサーフしてて偶然見付けた蕗の葉の食べ方。佃煮系が多いとは言うものの、食べることが出来ることに改めて気が付き、そして、「コウイウ食べ方はどうだろう?」と言うあいであが湧いてきたので、チャンスをねらっていました。

そして、、、チャンスはやってきました。

スライスした豚で、蕗の葉、人参、エリンギを巻いてガーリック入りのオリーブオイルでカリッと焼く。もちろん、小麦で衣を着けます。普通なら、豚の巻きカツ、にするところを、ソテーする、というものです。

ちょっと手間は掛かりましたが、味は無茶苦茶旨い。蕗の葉がサクサクしていて、そして蕗の香りが豚臭さを消してくれて、超美味。塩コショウで食べる予定でしたが、ぽん酢、ソース、も試してみて、何れも文句なし。

調子に乗って作りすぎ、翌日はレンジで温めて戴きましたが、コチラはちょっとしつこくなっていました。焼きたてには敵わない。

いずれにせよ、これまで捨てていた食材がミゴトに復活。大満足です。

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あと2週間か、、、(付: 郵便の日数)

20171218

インコさん:
今年も残す所あと2週間を切ったかあ、、、

By 写真出典 GATAG フリー画像・写真素材集 撮影:Peter Fuchs様
犬好きの無風凧、来年が「戌年」であることに気をとられて、今年が「酉年」であることを忘れてました。インコさん、ありがとう。

さて。今日は、ケーブルテレビの取材。忙しい一日になりそうです。。。(このブログは早朝0時10分に書いています。)

ところで。この忙しいところに、またまた「ぷんぷん!」な出来事がありました。
郵便物(郵政省メール)の遅配です。一般的には翌日には十分届く距離の普通郵便が、4日かかりました。これって、、、みなさま、どう思われますか?

まずは、事実:
1. 今回の郵便物は普通郵便で、消印は 12月13日の夕方である。
2. 投函郵便局から無風凧邸への普通郵便の「お届け日数」(コチラ 参照)は「翌日」になっている。
3. 無風凧邸に届いたのは、12月16日の夕刻だった。

次に、お届け日数を調べる(コチラ)、および、そのご利用上の注意(コチラ)の記述を見てみましょう。

遅配に関する記述等では、

上記お届け日数より遅れが生じている場合は、品名等から郵便物等の中身が航空搭載できないものであったため、配達が遅れている可能性があります。

はありますが、今回の普通郵便は、それに該当しません。また、集配局で13日の夕方に受け取っているわけですから、ポスト投函からの「遅れ」は該当しません。

つまり、今回の遅れは、無風凧の知る限りは

「郵便局の明かなミス」

によることが明らかです。故意なのか人為的なのかはわかりませんが、完全なミスです。

この郵便物。実は結婚式の招待状で、新郎新婦から「投函しました」の連絡がありましたら、3日も遅れると新郎新婦も大変に心配したわけです。勿論、無風凧も気が気ではありませんでした。紛失なんて、縁起でもないですからね。

そんなに大切な物なら、書留にしろ、という声も聞こえそうです。勿論、それは正論です。しかし、今、郵便システムは一般的に使われています。カードの利用明細やマンションの更新のお知らせなども、全部普通郵便。つまり、郵便は(合理的な時間範囲で)届くもの、というのが前提です。社会インフラとしての郵便システムなわけです。その上で、お届け日数を調べる、などに書いてある時間というのは、「半分約款」のようなものだと、無風凧は考えてよいと思います。

にもかかわらず、実際は。特に普通郵便は、誤配しても遅配しても紛失しても、「郵便局には弁償責任はない」というのが実情です。これって、オカシイ、と思いませんか?
#ついでに書けば、速達も「時間保証」すらありません。いわば「努力目標」にすぎないのです。

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ランキング疲れ(ランキングについて考える93)

今朝のNiftyNewsの中で、ひときわ無風凧の目を引いたのが「ランキング疲れ」という言葉(コチラ 参照)。

この記事から、3点、引用します。

「12月に入って次々に今年を振り返るランキングが発表され、アワードが開催されていますが、例年よりメディアや一般の人々が盛り上がっていません。」

昨年あたりからメディア業界で指摘されているのは、嗜好の多様化・細分化。人々の関心事が多様化・細分化されている分、1つあたりの熱や価値が落ちているのです。

だからこそランキングやアワードの数を減らし、メディアは安易な報道を抑制し、人々の“疲れ”を取るべきではないでしょうか。「上位ランカーや受賞者が心から喜び、人々が素直に祝福できる」、そんなかつての姿に戻ることを願っています。

記号文化論的にいえば、「ランキング」という言葉・記号が乱造され、「言葉の消費」のピークを越えた、ということでしょうか。この視点に立って、上記記事の主張は、全て首肯できます。

そのうえで、大きな一点を加えます。それは、「一般消費者がランキング以外での価値を見出せなくなってきた」ということです。もしくは「ランキングが普遍化した」。逆説的に聞こえるかもしれませんが、「すべての価値・判断基準をランキングに依存している」という社会現象が起きています。

例えば、本屋。「当店の売り上げトップ3」のような文言はよく見かけますよね?Googleのアプリで「暇なんだけど」と問いかければ、その人の行動履歴と「ランキング」の結果による「おススメ」がランク表示されます。、、つまり、すべての行動の判断基準が、ランキングに寄っているわけです。つまり「ランキングされている結果であること」が当り前。決して、ランキングから距離を置いているわけではなく、ランキングがComodity化した、と言えるでしょう。

さて。ここで小さな問題提起。これは、「人」が「人たりうる」ための、重大な問題です。記号消費のピークを越え、Comodity化したランキング。ランキング人仮説では、「人はランキング上位を目指す」という仮説ですが、「人がランキングを重要視しなくなる」=「向上心が無くなる」という帰結を予言しているのではないか、、、。このように考えると、ランキングバブルが始めることにより、「人」の進歩が止まるのではないか、と恐ろしさを感じてしまいます。

# 少し筆の勢いが止まらず、文脈が支離滅裂ですね、、、すみません。

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豚の角煮

最近の無風凧邸の料理ネタから「豚の角煮」。

クリスマスのパーティーメニュー用に現在開発中です。味や食感の調整の為に、この2週間で3回、作っています。。。。と言っても、超手抜き。手抜きのタネは「電気釜(炊飯器)で煮る」。だから、ほとんど手間が掛かりません。台所に立っている時間はせいぜい30分で(派生料理も加えれば)3品作れちゃいます。

# 無風凧邸の電気釜は3合炊きです。

材用
A. 豚バラの塊(500~700g程度)
B. [下茹用] :水、生姜、長ネギ、ニンニク、八角、鶏だしスープ
C. [煮込み用]: 醤油、砂糖、みりん、長ネギ、生姜、生姜、麺液もしくは白だし、水
D.   醤油、砂糖、みりん、片栗粉

手順
1. 電気釜の大きさを見て、丁度入るように、Aを2~3に切る。
2. 1の肉塊を、6面とも軽く焦げ目が着くようにフライパンで焼く。
3. 2の間に、Bを電気釜に入れる。
4、 1が焼きあがったら、2に入れて、炊飯のスイッチオン(注)。
5. 50分くらいしたら、4の汁を鍋Aに空けて、Cを御釜にいれて、再度炊のスイッチオン(注)。
6. 2時間くらいしたら、お肉を取り出し(この時点でかなりトロトロ)、7mm程度の厚さにスライス。
7. お肉と5の汁を鍋Bに総てを入れて、一煮立ち。この際、Dで味を調える。
8. 最後に片栗粉で汁にとろみをつけて出来上がり。

ポイント:
イ。 4は下茹で工程。ここでの煮汁は鍋Aに取り、野菜を入れてスープにしましょう。少しお湯で伸ばして、6~8杯分くらいになります。味噌味でも、塩味でもOK。
ロ。 Cは、健康のために少し薄目で味をつけておくことがポイント。醤油は50cc程度、砂糖も大匙1程度で十分です。
ハ。その分、7の味調整で、ちょとだけ調味料をたして、「味を加えます」。
ニ。 鍋Bにとった汁は、全部角煮に使うと多いので、別鍋に分けて「ジャガイモ、ニンジン、タマネギ」を煮ると、あっという間に「肉抜き肉じゃが」になります(爆)。肉抜きでもとっても「濃厚」な肉じゃがです。

注: IC内臓の電気釜(炊飯器)は、なぜか「終了しません!」だから、おおよその「時間」を見ておく必要があります、、、が、時間越えても、全然大丈夫です。鍋をガスコンロに賭けているよりは全然楽です。

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お手上げだニャ~

20171215

猫さん:
手を貸してほしいって? 無風凧さんの仕事、難しいからお手上げだニャ~。。。

写真出典 GAHAG 著作権フリー写真・イラスト素材集
この2,3日。とても忙しくしています。原稿の締め切り、英訳、テレビ取材の準備、通院、、、猫さんに手を貸してほしいのですが、無風凧でないとできない仕事が多く、猫さんもお手上げの様子。、、、(;。;)

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組織改革の戦略論(相撲協会対応編)

嫌でも目に入って、相撲協会のいざこざ。以前にも書きましたが(コチラ 参照)、無風凧としては、「貴乃花親方の組織改革朝鮮」の一手法として、客観的に眺めています。その意味で見れば、相撲協会やマスゴミの動きは、「稚拙」と言っても良いでしょう(敢えて、ちょっと煽情的に書きました、、、)。

きちんとした「組織コンサルタント」が対応すれば、貴乃花親方の戦略は一目瞭然ですし、それに対応した相撲協会の対応も変わってくると思います。また、話をややこしくしているだけのマスゴミも問題解決に向けて「前向きな」報道ができるでしょう。

というわけで、前回の繰り返しの部分もありますが、無料コンサルティングします。

1. 貴乃花親方の「ゴール」は、皆さんの推測だけです。マスゴミの皆さん、推測報道やそれに対するコメントは、止めましょう。
モンゴル出身者のコミュニティーが気に食わない、理事長になりたい、ガチンコ勝負、、、などなど、色々な報道がされていますが、これらは、どれも「今回の貴乃花親方の言葉ではない」です。推測・憶測の上に構築された、いわば砂上の楼閣です。これらに基づいた「ゴール設定」は、それを聴いた貴乃花親方にとっては「自分の言いたいことはやはり理解してもらえない」と態度を硬化させます。即刻止めましょう。

2. 相撲協会からの呼び出し、止めましょう。
協会から手紙を持っていく、などの手法で呼び出しを行っていますが、これは意味がありません。結果として態度を硬化させている可能性があります。即刻止めましょう。
なぜか。信頼関係が無いからです。会議に参加するには、信頼関係が必要。もし、会議に出席したとして、自分の主張を「公平に聞く」という信頼が無ければ、参加はありません。ですから、「会議に出したい」ならば「公平に聞く」という態度を見せることが先です。聴取、聴き取りという言葉を使っている間は、少なくとも「公平」とは感じてもらえないでしょうね。
(加えるなら、貴乃花親方は、司直の手・裁判以外は公平な第三者たりえない、と考えているのではないか、と無風凧は考えています。この推測でいうなら、協会の聴取に貴乃花親方が応じるの、判決確定後、の可能性があります。)

3.  マスゴミは取材も止めましょう。協会サイドに立っている、ように見えるから。
「貴乃花親方に何か言わせたい」というのは、報道の宿命ですが、これも貴乃花親方の態度硬化の一因でしょう。「組織人としての義務がある」「説明しなくては分からない」というマスゴミの主張、コメンテイターの意見は正論ではありますが、戦略的には効果がありません。貴乃花親方にとっては、「同じ行動を促す」という意味で、マスゴミが協会サイドに立っている、と見えるはずです。ですから、もし、貴乃花親方に何か言わせたいのなら「公開論戦場」をつくる(つまり、第三者的に公平な会議)という呼びかけ以外にないでしょうね。(もっとも、これも可能性は低いですけど)。

4. 無風凧の見る、貴乃花親方の戦略
これは、ずばり、「コーチング」の変形です。自分が「沈黙」を守ることで、相撲協会が「自分と同じ考え方をする・自分の考えを喋るようになる」、というのが戦略でしょう。その意味では、相撲協会の発言・行動は、まだ貴乃花親方の考えに沿っていない、と言えます。上述の1での推測の中に答があるのかもしれませんが、ないのではないか、と思っています。というのも、このレベルのコーチング戦略を考えることができる貴乃花親方(もしくは貴乃花親方の作戦参謀)なら、お題目(ゴール)だけでは何も変わらず、その為の「施策」ま出も含めて、自分の「考え」があるでしょうから。
# 逆にいえば、コーチングに乗って、相撲協会が改革案などをドンドン発表して貴乃花親方の考えを実現していけば、自然と貴乃花親方は会議の席に着きますよ。

5. そのうえで、貴乃花親方へ
上記のコーチング戦略が成功するかしないか、と言えば現時点では失敗すると思います。何故か。理由は、、、長くなってきたので、また改めて。

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市場原理に挑戦。

獺祭、という日本酒をご存知でしょうか。

無風凧がまだお酒を飲んでいた頃、「名前がダサイ!」と言うダジャレもあって、よく飲んだお酒です。当時は、比較的安いお酒、というイメージでした。しかし、ここ数年で随分と人気が出て高いお酒になったなぁ、という印象がありました。

そして昨日、こんな記事を見つけました。

「獺祭、高く買わないで!」
日本酒「獺祭」を製造・販売する旭酒造は12月10日、読売新聞に一面広告を出した。「お願いです。高く買わないで下さい」と獺祭を定価以上の価格で購入しないよう消費者に呼び掛ける内容だ。コチラ 参照)。

定価以上に高い値段で獺祭は取引されているそうです。記事によると、製造元は指定業者だけにお酒おろしているそうですが、いろいろな方法で買い集めて、高く転売している業者がいるというのが真相のようです。それに対して、製造元が上記の広告を出しました。

経済学的に見ると、供給に比て需要が多いから価格が高くても売れるわけです。それに対して、価格を低く抑えると供給量が足りない、という状況になると考えられます。ですから、製造元の旭酒造の広告は、アダムスミス以降の市場原理に対する挑戦、なわけです。

実際は(これは無風凧の想像ですが)、買い占めを行う業者がいる、というのが真相なのかもしれません。昨今問題になっているチケット転売業者の問題と根本的には同じ課題なのでしょう。

別の視点で言えば法律的には禁止されていない転売。市場の自己組織化的な発展で生じたこの手の転売ビジネス。それに対して、 「モラルを訴える」ことでどこまで抑えることができるのか。

とても楽しみな(学問的に、という意味です)旭酒造の挑戦です。

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最近のノートの使い方

最近、ノートの使い方が変わり、非常に便利なので他の方にも御紹介。

文章を書くだけなら、普通の見開きノートで十分良いですし、議事メモなども、左右見開きで良いのです。しかし、手で「計算」をしている場合は、「前の行を参照」しなくてはなりません。その場合、見開きだと、「前のページを参照する」ことが必要で、何度もページを行ったり来たりすることになります。

ところで、昨年から横に長いスケッチブックをノートとして使っています(コチラ 参照)。4面で使える、というのは前回と同じなのですが、その4面の使う順番を変えてみました。

20171211

このように使うと、③を見ながら④に続けることが出来ますし、④を書いたら、②③を折って次のページの①に続けることが出来ます。。。

こういう使い方をしている方、沢山いらっしゃるかもしれませんが、無風凧は思いつきで始めて絶好調です。勿論、普通の文章を書くだけなら、左から順番に使えばよいわけで、、、

特に理科系の皆さま、こういうノートの使い方、如何でしょうか?おススメです。

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言語の生存と将来

言語。人が人と「コミュニケーション」する際に必ず必要になるものが言語です。日本語、英語、フランス語、ドイツ語、、、世界には、色々な言語があります。

そして、言語は、その言語を使う人特有の「文化」に根差しています。言語が異なることはそのまま文化が異なり、一般的には共有する「歴史」も異なることになります。

そんな言語ですが、いま、時代と共に「減少」しています(コチラ 参照)。記事は、中国に特化した話ですが、

「中国には130余りの言語が存在するが、使用人口の多いいくつかを除き、大部分が消滅の危機に瀕(ひん)している(上記より引用)」

エスペラント語のように新しく作られる言語も全くないわけではありませんが、殆どは、「使用人口の現象により消滅」していきます。日本の例では、アイヌ語は母語として使う(生活言語として使う)人は多分もういないと思いますし、琉球語も(言語か方言か、の議論は横に置いて)日本の標準語化政策によって、だんだん衰退しています。

使用人口の減少、、、その理由を考えるに、人口の都市集中、インターネット普及による多数言語優位、国連等国際会議での使用言語、そして何より、英語圏との契約書は英語が基本、、、などなどの理由で、使用人口が減少しています。言語も自然淘汰され、強いものが生き残る、というのは道理だとは思います。その意味では、200年後くらいには、今の英語を核とした単一言語に統一されている、というのが未来像でしょう(言語は変化していきますから、今の英語とはかなり違う言語だと思います)。

「消滅した言語が持ってた文化」も共に消滅していくことに、無風凧は寂しさを感じます。せめて、できるだけ完全な形で「保存」していってほしいな、と思います(それでも、暗黙知の部分は無くなってしまうのですけどね。)

付録:
かつて。無風凧は「日本は経済戦争の敗者なのか」という記事を書きました(コチラ 参照)。併せてお読みいただければ幸いです。

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あら、これは何カチラ?(付: 相棒で組織論)

20171210 はなちゃん先生:
あら、これは何カチラ?ワタチの大好きなタオルのような気がするのだけど、、、

写真出典 特命希望様ご投稿
ようやく、冬毛に変わりつつあるのでしょうか?少し毛が浮いているようにも見えます。寒くなって来ても、元気なはなちゃん先生ですね。無風凧は、、、ちょっと朝のお散歩サボり気味(-.-;;

いつもはなちゃん写真をお贈り下さっている「特命希望様」は、匿名ではなく特命となっているところを見ると、テレ朝のドラマ「相棒(水谷豊主演)」のファンなのかもしれません。「相棒」は、組織論的に見ると非常に面白い。(相棒に限らず、テレビドラマはいずれも組織論ケーススタディ用の良い題材です。)

以下は、相棒フリークの方なら楽しんでいただけると思いつつ、相棒を題材にした組織論入門です。

相棒を見ていて、皆さん不思議に思うのはきっと「刑事部長やその他の上司に対して反抗ばかりしているのに、杉下右京(水谷豊)はなぜクビにもならず、降格もしないのか」(すでに、シリーズ16です!)。細かく言えば、休職や停職もあるのですが、とりあえず降格もしなければ、首にもなっていない。

なぜクビにならないのか、、、日本特有の「非公式組織」の存在があると無風凧は分析しています。警察という「官僚構造」の権化に居ながら、じつはその組織には、「公式組織よりも強い指揮命令系統をもった非公式組織がある」という考察です。

では、今日の課題。
杉下右京の「人事に影響を及ぼす人」を洗い出し、どのように関係してるかを考察してください。そして、杉下右京が首にも降格にもならない理由を考えてください。
Hint:
1. 上司(英語でいえばReport To)は誰?
2. かつての米澤さん(六角精児)や、青木年男(浅利陽介)は、なぜお咎めを受けない?
3. 甲斐峰秋(石坂浩二)と衣笠藤治(大杉漣)の力関係は?
4. 改めて、非公式組織って、どういう影響力を持っているのだろうか?

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自己言及

昨日は12月8日。シベリウスの生まれた日。毎年、Andante Festivoを聴く日です。(コチラ など参照)。つい先ほど、書斎でゆっくり聴いていました(つまり、「昨日」というよりは「今日」という感じではあるのですけどね)。

そして、、、12月8日は、社会学者N.ルーマンの生まれた日でもあります。なので、昨日は一日、ルーマンに関する論述を読んでいました。というのも、ルーマンのいう「オートポイエーシス」を、きちんと理解する必要があるのと感じていたので(コチラ 参照)。

「システム論」として考える場合、対象が社会学てきなものであろうと、生物学的なものであろうと、「システム」というパラダイムで考えることができます。なので、ルーマンが「自身の主張する自己言及性」をオートポイエーシスと読んでいる場合、無風凧が今まで理解している(=河本さんのオートポイエーシスに近い)と同一(若しくは非常に近い)自己生産システムを指しているのだと思っていたのですが、どうも、何かが違う。何か違うどころか、全然違うかもしれない。

非常に悔しいのですが、違いを明確に指摘することが出来ない、、、無風凧、頭悪い。

先回(前述と同じ、コチラ 参照)でいう「会議(というシステム)は会議(というシステム)を生む」は、Autopoiesysで良いと思います。しかし、無風凧が理解する範囲ではルーマンは、「コミュニケーション(という構成素)がコミュニケーション(という構成素)を生む」と書いているように思います。、、、あれ、構成素とシステム要素って、同じで良いんだっけ?もっと言えば、会議が会議を生む場合は、自己言及(再起的)であるけど、コミュニケーションの場合は、「集合として」のコミュニケーションには戻ってくるかもしれないけど、「自己」を言及してはいない、、、

まだ、この程度の理解しかできてないので、もっと頑張って勉強します。

取ってつけた様ではありますが、AndanteFestivoを聴くことは、無風凧にとって「自己言及」な営みであります。昨日12月8日は「自己」を振り返る良い一日になりました。

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祝! 羽生永世七冠誕生!!

羽生善治永世六冠が、遂に竜王も「永世竜王」になり、これで「羽生善治永世七冠」が誕生です。羽生さん、おめでとうございます、心からお祝い申し上げます。

20171208 圧倒的な強さを誇り、かつては七タイトルを総取りしていた羽生さんは、なぜか竜王とはあまり相性が良くないようで、七番勝負に出てくるのも七年ぶり、これでようやく通算七期で永世竜王(という七尽くし)。

無風凧の私見では。

1950~ 1970年 大山時代(約20年)
1970~ 1990年  中原時代(約20年)
1990年~現在   羽生時代(25年超)

途中、大山時代には升田さん、中原時代~羽生時代の移行期に谷川さんが頑張ってた時期もあるけど、、、俯瞰してみれば、上記のような感じ。20年周期と考えれば、すでに25年になろうとしている羽生時代ですから、羽生さんが「最後の永世竜王のチャンスと思った」という今回の竜王戦は、たしかにうなずけます。

羽生時代の次は渡辺時代かな、、、と思っていましたが、後ろの追い上げの方が厳しく、今は群雄割拠期の様です。7大タイトルを6人で分担していますからね。とすれば、、、次は藤井蒼汰時代でしょうか?、、、楽しみです。

写真は、久しぶりに母校を訪れて紅葉散策。無風凧が修士時代を過ごした部屋は、無風凧の同級生(現在は教授)の居室となっていました。時代は変わるものですね。

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モチベーション2(経営組織論2)

昨日に続いて、「モチベーション2」として、「やる気の評価(コチラ 参照)」に通じる課題です。今回も、無風凧と議論したい方は、コメント下さい(非公開でどうぞ)。

課題:
A協会では、協会員のモチベーション(やる気)に応じた「ボーナス(結果に対する金銭)」を出すという制度を作ろうとしています。どのような制度を作れば、協会員が全員納得するような制度になるでしょうか?

すこしずるいですが、A協会=相撲協会 のような組織を前提の課題とします。
1. メンバーは、現役力士、協会運営(元力士、非力士)、雑務係などがある。
2. 運営の中には、理事、企画、広報、管理、、、など役職・役割がある。
3. ここでは、簡単のため、「各部屋」での個別収入は考えない。
4. A協会の収益は、興行収入(入場料、テレビ放映料)、物品売上、補助金と限定する。
5. 相撲の場合の「年寄株」に相当する物は考えない。
6. 力士の場合、その特殊性(身体能力)を生かした別職業は限られている(転職流動性が低い)。
7. 本給としての給与は別途存在する。また、貢献度なども考慮せず、この課題では「やる気」だけを評価することを考える。
8. ボーナスは、「金銭」に限る(内的欲求を満たす、などは考慮しない)。
9. 成果に対してボーナスを保証する物ではない。あくまで人との比較の中で金額が決定される。

考える点は。
1. 勝ち負けは、成績であり、「やる気」の尺度ではない。
2. 非力士のやる気も考慮し、矛盾や齟齬が無いようにしなければならない。
3. 「各部屋」は基本的には競争関係にある。
4. 相撲協会 の組織としての「存在意味(目的)」がなにであるのか。
5. 逆明利君は、努力とみとめられるのか?
6. 不祥事の隠ぺいは、組織に従順である、という意味で評価されるのか?
7. 八百長は、すべて詳らかにできるのだろうか?(ガチンコに見える熱闘を演じることもできる)
8. 関係者全員からの「不平が最小になる」手法を考えること。
9. 体力勝負な業界なので、長期に仕事ができる人は少ない。

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モチベーション1(経営組織論1)

世間を賑わす色々な話題。組織論の立場で解釈すれば判りやすいことが良くあります。また、逆に組織論に関する「ケーススタディ用の格好の例題」でもあります。なので「経営組織論」というカテゴリを作って時々書いていきたいと思います(注)。

今回は「モチベーション1」として、昨日の「やる気の評価(コチラ 参照)」に通じる課題を作ってみたいと思います。予めお断りしますが、完全な解答(快答?)はありませんが、無風凧と議論したい方は、コメント下さい(非公開でどうぞ)。

課題:
ある大学では、4年間の自大学での「やる気」を評価して、大学院への推薦制度を作ろうとしています。どのような制度を作ればよいか、考えてください。

前提:
1. 学部は100人いて、大学院の枠は10人です。
2. 大学院への「やる気推薦」の枠は1です。その他の9人は、成績順です。成績による合格は、入学試験一発勝負で、他大学からの受験生と同列に扱われます。
3. この制度は、来年度入学生の入学時から評価を開始し、4年後に初めて推薦制度による大学院生が入学します。(4年間が評価期間です)
4. この推薦制度を受けるのは、当該大学の学部生に限ります。
5. 成績順で大学院合格した人が「やる気推薦」に合格したは、やる気推薦枠はなくなります(10人全部、成績合格になります)。

考えるべき点:
1. やる気は、どうやって測ればよいのだろうか? 成績?出席数? 単位数? 在校時間?それとも、「入試での動機に関する作文」・・・・
2. 似たような人が二人いた場合、どちらもが「納得」する基準になるだろうか?
3. 評価軸を事前に発表していた場合、「推薦されるように振る舞う(演技する)」人が出てくることが考えられる。それは是であろうか?
4. 上記の言い換えですが、大学院に在学(or進学)したい、というモチベーションは、勉学をしたい、というモチベーションとは異なる。
5. 教授や友人に「Aくんのやる気レベルは?」というようなアンケートは、意味があるのだろうか?
6. 成績では100番目の人が推薦されることもありますね。。。。
7. 極端な話、他大学から9人大学院入学し、やる気推薦の一人だけが自大学の学部からの進学ということもあり得ます。この場合、上述「6」の、成績100番目、、、はアリでしょうか?

企業経営論、とカテゴリーを作っていながら、のっけから、「経営組織」を扱っていない、、、のは御愛嬌、でお願いします(爆)。

注: このブログでで書くのは多分初めてですが、無風凧の博士号は「経営組織論」の分野です。

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学習意欲も重視(!?) 、、、 ランキングについて考える92)

焦点となっている大学の無償化は、成績だけでなく本人の学習意欲も重視するとしている。(こちら 参照)。

上記は、「人づくり革命」に向けた新たな政府の政策パッケージの原案からの抜粋です。

「やる気を判断基準にする。」これって、日本人は大好きな考え方でしょう。不断の努力、努力は裏切らない。だから、努力の源泉は「やる気」である。、、、でも、無風凧はここで「ちょっと待った」と言いたい。

このやる気、上記記事によると、「進学後は単位の取得や成績などに応じて支援を打ち切る」とのことですが、「やる気」をどのように評価するのか、原案を作った方に詳らかにしてほしい。評価するというkとは、即ち 定量化 が必要。どのようにして定量化するのか。

その視点で、矛盾点や無理だと思う点を列挙すると、

1. 「成績だけでなく本人の学習意欲」と「単位の取得や成績などに応じて」が矛盾している。(上記太線部)

2. 無風凧の経験(主観)からは「やる気」と「出席率」「成績」の相関度は低い。

3. 「成績など」の「など」をどのように作るのか。例えば教授の判断、となった瞬間に、「教授の主観」に左右されることになり、公平性が失われる。

4. 何らかの定量化の指標が作れたとしても、「その指標に合致するようにふるまう」ことを得意とする人は、実際は「やる気」が低くても「やる気があるように評価される」(即ち不公平)。

この中で、4は、皆さんも経験があるのではないかと思いますが、定期試験前の試験勉強。「過去問を集めて、それだけをこなすことにより、短時間のテスト勉強で高得点を得るけど理解度は低く、試験が済んだら内容を忘れてしまう人」と、「教科書をよく読み、時間をかけて参考書や論文を読んで理解はしているが、過去問対策をしていなくて、テストでは点が低く、でも、地力をつけて基礎力として身に着けた人」。どちらがやる気がある人だと思いますか?

簡単に考えても、これだけ、矛盾や困難な点、不公平な点が生じます。これらを克服する施策は、、、実は存在しない、と無風凧は思っています。それであれば、必要悪としての「資格試験」と同じく、「一斉テスト」の結果で無償化する、という方法で良いのではないでしょうか?

高等教育の無償化については、ほかにも色々意見を持っていますが、今回は原案に対する疑義を述べるにとどめておきます。

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ズルしちゃだめよ!(老朽化、、、対策以前)

20171204

ねこさん:
無風凧さん、今日もきちんとトレーニングしてる?ズルしちゃだめよ!!

写真出典 自前のARROWS RM-02
お散歩の途中、視線を感じて後ろを振り向くと、そこにはねこさんが。昨日の朝、ズル休みしたことがばれちゃったみたい、、、、

さて。
無風凧も最近、「ああ、老朽化してきたなあ、、、」と自分自身悲しくなることがあります。「時」というのは残酷なもので、すべてのものは「老朽化」します。例外はありません。

例えば、先週。「日本の橋の2559個で、老朽化のために交通規制がなされている」という記事がありました(コチラ 参照)。この報道自体は、予算不足で対策出来ない、ことを主張していますが、無風凧は違う主張をしたいと思います。

先日も書いた通り、人間の行うことに100%、はありません(コチラ 参照)。上述の橋の場合でも、幾つもの要因で「安全だと思っていたけど、老朽化による事故が起きる」ことがあります。いつかは起きる、という意味では「絶対」です。

ですから、老朽化対策して「再度安全にする」以前に、少なくとも「危ないから通行止めにする」という判断をする、そしてその判断を100%に近づける努力が必要です(注)。

例えば橋梁の場合。

50cm置きにジャイロセンサーをつけて、24時間監視する。そして、何か今までに感知できていなかった振動モードを発見したら、それに基づいたシミュレーションを行う。

上記に加えて、風力・雨量・温度・交通量のセンサーをつけておいて、BigData化する。そして、そのデータを積み重ねて老朽化の過程を詳らかにする。

素人の無風凧でも思いつくくらいですから、本職ならもっと良い手法を提案できると思います。色々な手段で、100に近づけてほしいと思います。

注: 再度書きますが、どこまで行っても100%の判断はできません。それを行うのは、すべての「橋を通王止めにする」以外には、論理的には手が無いのです。

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時間積分価値と現時点価値(政治の姿勢)

11/29、北朝鮮の「火星15号」が、上空4500キロまで到達しました。これは、とりもなおさず、アメリカ本土に北朝鮮からのミサイルが届くことを意味しています。

これに対して、国連安保理は翌日に緊急会議を開催。参加全ての国で「なんらかの対策が必要」とはなりましたが、米国と中露では、大きく施策が異なるものとなりました(コチラ など参照)。

米国: 北朝鮮とのあらゆる関係を断つよう呼びかけた
中露: 北朝鮮の人道状況を考慮すべき

この二つの施策の違いを、次のように読み替えることが出来ます。北朝鮮国内の人的被害に焦点を当てていますが、

A. 現在、多少の犠牲があっても根本原因を排除することにより、長い目で見れば被害最小
B. 現存する人的被害を最小にし、将来については今後更なる施策を考える

の2種類です。米国はA,中露がBの立場ですね。Aは時間積分価値、Bが現時点価値と名付けても、さして異論はない所だと思います。

国連安保理の場でも、すぐには決着がつきません、というのも、基本的な政治姿勢と共に、宗教信条的な背景の違いがありますからね。これをアウフヘーベンすることが出来れば、世界中の宗教問題は全て解決することが出来るでしょう。

上記の「宗教背景的な課題」を解決する際に、「北朝鮮外=他国への影響」や、「経済価値」などを出すと、返って話はややこしくなる。こんな時こそ、「ハーバード流交渉術」で解決案を探すほかないでしょう。この場合、2者の交渉ではなく、北朝鮮を加えた三者の交渉術です。無風凧もまだ具体的な案は思いつきませんけど。

今の北朝鮮を見ていて、最良のストーリーとして、秀吉の「中国大返し」の高松城攻め、毛利宗治の切腹を思い出します。ある意味では、A案B案のアウフヘーベンではあります。。。

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Swatchや~い!

無風凧のSWATCH。1998年に購入したものです(コチラ 参照)。ベルトの付け替えはしましたが、それ以外は購入時のママ。ストップウオッチ機能は不能になっていたり、Dateが狂ったりと最近、動作が少しおかしかっのですが、時間だけは正確に刻んでくれていて、あとちょっとで20年!というところだったのですけど。

とっても残念で、悔しいのですが3週間ほど前に無くしたようです。デスク、ベットの枕元はもとより、バックの中を探しても見つかりません。

Swatchや~い!かくれんぼはしなくてよいから、出ておいでよ!そろそろ成人式だよ!!

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まちぼうけ、、、、(付:知の統合人材育成について考える)

20171201 トイプーくん:
僕の飼い主、コンビニに入ったらなかなか出てこないんだ。無風凧さん、ちょっと見てきてくれないかい?

写真出典 自前のARROWS
とある学会の帰り道。コンビニ前でぽつんと寂しそうにしているトイプーくんを発見。とっても寂しそうでした。

さて。その学会での話。Society5.0 を担うべき科学技術人材の育成=「知の統合人材」に関して、日本学術会議の大御所の講演がありました。(Society5.0に関しては 内閣府の資料をご覧ください。 コチラ )。無風凧は、2000年の論文で、仮想空間と現実空間の融合に関して提言しており、やっと時代が追いつてきたな、と思っています。

ただ、、、その大御所の発表を聴いてガクゼン。これでは「Scoiety5.0の人材育成は無理だな」と思いました(参考: 日本学術会議「知の統合の人材教育と推進」 (PDFは コチラ)。)。

1. 融合(Emersion, Fusion)することが必要であるにもかかわらず、結果として「人材に求められる要素」を洗い出している事。

2. 新しい価値軸を作ると、価値軸の「評価される」ことを得意とする輩がでてくることにより、求める「人材=知の統合人材」が見えにくくなること。

3. 価値=経済価値に置き換えている。即ち、「蒸気機関」「自半導体の負性抵抗」を発見したようなBreakThroghは、生まれないこと。

4. 組織(グループ)のパフォーマンスを何が決定しているのか、を始めとして、かなり「理想的」な組織をそうていしていること、、、言い換えれば、現実の組織を知らない方が理想論でかいているな、といえること(委員の名前をみても、組織論のプロは居ませんし)。

云々。

書き始めたら、止まらくなりそうなので、きょうはここまでにしておきます。ぜひ、上述の報告書を読んでみてください。

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