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学習意欲も重視(!?) 、、、 ランキングについて考える92)

焦点となっている大学の無償化は、成績だけでなく本人の学習意欲も重視するとしている。(こちら 参照)。

上記は、「人づくり革命」に向けた新たな政府の政策パッケージの原案からの抜粋です。

「やる気を判断基準にする。」これって、日本人は大好きな考え方でしょう。不断の努力、努力は裏切らない。だから、努力の源泉は「やる気」である。、、、でも、無風凧はここで「ちょっと待った」と言いたい。

このやる気、上記記事によると、「進学後は単位の取得や成績などに応じて支援を打ち切る」とのことですが、「やる気」をどのように評価するのか、原案を作った方に詳らかにしてほしい。評価するというkとは、即ち 定量化 が必要。どのようにして定量化するのか。

その視点で、矛盾点や無理だと思う点を列挙すると、

1. 「成績だけでなく本人の学習意欲」と「単位の取得や成績などに応じて」が矛盾している。(上記太線部)

2. 無風凧の経験(主観)からは「やる気」と「出席率」「成績」の相関度は低い。

3. 「成績など」の「など」をどのように作るのか。例えば教授の判断、となった瞬間に、「教授の主観」に左右されることになり、公平性が失われる。

4. 何らかの定量化の指標が作れたとしても、「その指標に合致するようにふるまう」ことを得意とする人は、実際は「やる気」が低くても「やる気があるように評価される」(即ち不公平)。

この中で、4は、皆さんも経験があるのではないかと思いますが、定期試験前の試験勉強。「過去問を集めて、それだけをこなすことにより、短時間のテスト勉強で高得点を得るけど理解度は低く、試験が済んだら内容を忘れてしまう人」と、「教科書をよく読み、時間をかけて参考書や論文を読んで理解はしているが、過去問対策をしていなくて、テストでは点が低く、でも、地力をつけて基礎力として身に着けた人」。どちらがやる気がある人だと思いますか?

簡単に考えても、これだけ、矛盾や困難な点、不公平な点が生じます。これらを克服する施策は、、、実は存在しない、と無風凧は思っています。それであれば、必要悪としての「資格試験」と同じく、「一斉テスト」の結果で無償化する、という方法で良いのではないでしょうか?

高等教育の無償化については、ほかにも色々意見を持っていますが、今回は原案に対する疑義を述べるにとどめておきます。

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