政治のIT化への提言
阿倍首相が、国会開催に先立ち、所信表明を行いました(コチラ 参照)。
この中に、気になる文言がありました。それが、
「お約束した政策を一つひとつ実行に移し(出典は 上記リンクを確認下さい)」
確かに、、、自民党としては、公約したことを実行に移すことが大切です。これが、現代日本の「政治」における「正」です。でも、例えば「改憲」を支持している方は、現時点では半分以下です(コチラ 参照)。過半数国民が支持していないことを実行していく、、、これは、オカシイと思いませんか?
これは、現在の「立法の仕組み」「行政の仕組み」の不備と、日本人特有の「合意手段」が引き起こしている矛盾です。
簡単にいえば、「公約10個のうち8個OKなら残りの2つ反対でも投票せざるを得ない」というタイプの投票の仕組み、立法の仕組み、選挙権者の意思決定の過程、に起因するものです。この手法を用いれば、「どんな反対の内容でも合法化」することが出来ます。少なくとも、、、今の施策決定方法では、国民の意志とは異なる決定が合法化されることは、事実です。
IT技術の進化で、選挙も「IT化」される時代になってきました。そういう時代、公約の「一つ一つに是非を投票する」ことも、容易に実現する時代です。もりかけ問題のようなくだらないことを議論する時間があれば、「ITを用いていかに直接民主政治にするか」を議論してほしいと思います。
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