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バッハのシャコンヌ(好きな音楽2017年11月)

先日。高校来の友人との会話の中で、バッハのシャコンヌ、正確には、「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ2番 BWV1004 第5楽章」の話で盛り上がりました。今回は、その時の会話を元に、幾つか書いてみたいと思います。

バッハのシャコンヌ、勿論無風凧も大好きな曲の一つです。愛聴盤は、、、F.サイが演奏したブゾーニ編曲版のピアノ演奏。そう、ヴァイオリンの曲なのに、ピアノ編曲版がすき、です。このシャコンヌ。編曲が非常に多い。Wikiで調べて、Youtubeで探して、、、で主なもので、下記。

  • バッハの原曲
  • ブラームス編曲のピアノ左手版
  • ブゾーニ編曲のピアノ版
  • ストコフスキー編曲のオケ版
  • 斉藤秀雄編曲のオケ版
  • 伊東康英編曲の吹奏楽版、、、などなど。

すべて、Youtubeで聴くことができるので、ご興味のある方は聴いてみてください。

無風凧は、、、バッハの原曲は、やはり「パルティータ5曲の中の5番目」というポジションがあってのシャコンヌです。聴けば聴くほど、「パルティータ 全曲を忘れて五楽章のシャコンヌだけでは楽曲として不成立」と考えます。さらに言えば、ヴァイオリニストに、シャコンヌだけを取り出しうて弾いてほしくないな、と思うのです。ヴァイオリニストの水島愛子さんも、「シャコンヌはパルティータの中の五曲目なの」とおっしゃっていたことを付記したいと思います。

その点、他の編曲物は、いずれも「シャコンヌだけ」で閉じた一つの楽曲として成立している。だから、シャコンヌだけを聴いても、一つの作品として落ち着いて聞くことが出来る。

友人との会話の中では、「ヴァイオリンソロの場合に比べて、編曲物は和音が厚くなっているから」という指摘があったのですが、さすがの視点と感服。編曲物は白黒写真の組み写真の一枚だけを、カラー写真で撮りなおした作品、というのは判りやすい説明のように思います。加えて言うなら、Tuttiの音が大きすぎるというか、明るすぎる、というか、、、これは指揮者もしくは楽団の特徴なのかもしれませんけどね。

最後に、Youtubeのストコフスキ版(コチラ 参照)からの引用でしめます。言いえて妙、です。昭和10年当時、この録音が発売されたころの書評だそうです。

「このシャコンヌは少しの無理もない、而も非常に豊麗な描き方をされてゐるので、バッハの原曲を傷つけたといふ感じは少しもない。これは決して誇張でも何でもないのである。通俗味も無く面白いとも言へぬこの曲をこれだけに聞かせるのは、全く非常な手腕と言はねばなるまい。要するにストコフスキーは楽器を駆使する魔術を心得てゐるのである。」(山野幸彦、「レコード音楽」昭和10年3月号73頁)

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