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院政?(ランキングについて考える89)

この記事は、、「国会の置ける第一政党の党首でありながら首相でない」場合の一般論であることを初めにお断りしておきます。小池都知事への批判ではなく、判りやすさを考慮して、小池知事のお名前を借りています。

つまり、これからの話の前提を整理すると下記になります。

1. 小池都知事 = 国政政党「希望の党」党首。

2. 内閣総理大臣(首相)は、国会議員でなくてはならない(憲法67条)
3. 10月22日の衆議院選挙に、小池都知事は出馬しないことを明言している。

4. 1~3.から、もし希望の党が第一党になった場合に、小池氏は首相にはなれない。

話はココからスタートします。
内閣総理大臣=首相=Prime Minister は、行政の長です。日本は、三権分立を謳っているので、日本はトロイカ(三頭立て馬車)だと形式的にはなりますが、海外から見たときに実質的なTopは、首相になります。

では。上述のように、もし、希望の党が第一党となり、小池氏以外の誰か(以下Hoge氏)が首相になったとしましょう。希望の党内は形式的にも実質的にも小池氏がHoge氏よりもランキング上位です。内閣においては、Hoge氏がTop。
この状態を海外から見たらどのようにみえるでしょうか?いやいや、海外ではなく、日本国民が見ても、「院政」を敷いているように見えます、、、実質、院政ですね。日本の法律では三権の長をはその上がありませんから、矛盾した体制になるわけです。

三権分立なのだから、小池氏は立法に関与し、Hoge氏が行政に携わる、ということで形式的に矛盾はなくなりますが、皆様ご存知の通り今の日本の政党政治では、立法と行政の「分権」は、うまく機能していませんから、実質は「矛盾」がまかり通ることになるわけです。それに、世論的には、「小池新党」ですからね。Hoge氏を首相とした傀儡政権と言っても過言じゃないかもしれない。

日本においては、天孫降臨神話の時代から、「早く院政を敷く」ことで政権を安定させるという手法が用いられることが多いようです。持統天皇しかり、そして徳川家康しかり。しかし、それらは、「一度経験したうえで」Promoteして、「院政」しているわけです。一般企業なら、先代会長が「相談役」になるようなものです。、、、が、今回、もし希望の党が第一党になると、首相経験者でない人による院政になります。つまり、ランキングが矛盾しています。

このように考えると、国政政党の党首は、首相になる覚悟=国会議員になること が最低限必要だと言えます。

# 都知事と国会議員の兼務は法律上成立しません。

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