音楽を評価する(好きな音楽2017年10月)
26日の木曜日。 毎日音楽コンクールの作曲部門の演奏審査(つまり演奏会)に行ってきました。今年は、室内楽の5つの作品がFinalに残っていて、それぞれに熱の入った作品だったと思います。
コンクールですから、この演奏審査で順位=ランキング が付きます。審査員が1番から5番までを決めるわけです。ただ、、、毎日音楽コンクールは、審査員がつける順位とは別に、「聴衆が決める賞(岩谷賞)」というものがあります。これは、一般聴衆が「気に入った演奏(曲)」に投票して、その一番に岩谷賞を渡す、というものです。
今年の作曲部門。無風凧は、5曲聞いて、「審査員は3曲目の曲を一位にして、4曲目を2位にするだろう」「岩谷賞は4曲目」と感じました、、、そして、結果はその通りの結果になりました。
音楽の評価、、、これは、いまのところ「絶対軸」はありません(注)。、、、つまり、社会ランキング(無風凧流に書けばSR)です。良い、と思う人が多ければ多いほど評価され、後世に伝えられていく。この「多ければ多いほど」の部分が、審査員(ここでは有識者)と一般聴衆で異なる、ということが起きたわけです。
審査員=識者は、作曲コンクールですから「過去の曲との比較=新規性」という評価点など、一般聴衆とは異なる「ランキング」になることは勿論了解できることです。もしくは、大衆音楽と芸術音楽の違い、という方がよいでしょうか。いずれにしても、非常に面白い結果となりました。
注: 過去に、作曲部門の岩谷賞は女性が取りやすい、という記事を書きました(コチラ 参照)。その際は、審査結果を「原始ランキング」として扱っていますが、これは、完全な人気評である岩谷賞に比して、ある程度「絶対的な尺度」、即ち、過去の曲との比較における新規性、などを考慮することを「原始的な評価」と位置付けたためです。
注: 過去に、作曲部門の岩谷賞は女性が取りやすい、という記事を書きました(コチラ 参照)。その際は、審査結果を「原始ランキング」として扱っていますが、これは、完全な人気評である岩谷賞に比して、ある程度「絶対的な尺度」、即ち、過去の曲との比較における新規性、などを考慮することを「原始的な評価」と位置付けたためです。
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