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東芝上場廃止

暫くこのブログでは扱わなかった東芝問題。(前回記事は コチラ )。東芝が本気で再生するための秘策(Vision)を持っていますが、綱川さんからは連絡ありませんでした。(笑)。

そうこうしているうちに、9月になりました。半導体子会社の売り先が決まらない → 来年三月までには債務超過が解消できない → 上場廃止 というストーリーが確定的になりました。残念です。。。。

本当に残念でしょうか?上場廃止ということで、社会的な信頼度は落ちてしまいます。しかし、今のままでは、いずれにしても「信頼度」は低下して仕舞ているのですから、心配するほどの者ではない、というのが無風凧の判断。

サントリーが嚆矢ですが、上場していない優良企業は沢山あります。朝日新聞しかり、竹中工務店しかり。なので、上場廃止を、是非「好機」だととらえて、施策をしてほしいと思うのです。

東芝問題で残念だと思うのは、まずは「半導体子会社を売る」という判断をしたこと。そして、それを始めとして「上場維持のための施策に終始していたこと」です。更に書くなら、「東芝にとって何が一番大切か」を見失っていることです。

無風凧は思います。

来年3月の上場廃止が確定的になった今、上場維持というしがらみから解放されるのですから、改めて足を地につけたビジョン設計をして、そのうえで施策をしてほしい。

昔。無風凧はある大企業の会長から、「この会社を一年で解散させる策を常に考えておいてほしい」という宿題を貰ったことがあります。どんな状況であっても、従業員、子会社、関連会社を犠牲にしない、というのが暗黙の前提条件でした。結局、その会長が会長職についている間にこの宿題の解答を出すことはなく、そのまま今日に至っていますが、、、、
時代は20年違いますが、今の東芝には、その時にストーリーがそのまま使えそうです。

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