核兵器禁止条約
今日は8/6.今から72年前の1945年、広島に原子爆弾が投下された日です。広島を始めとして、各地で平和のための式典が行われています。
丁度一か月前の7月7日、ニューヨークの国連本部で、核兵器禁止条約が採択されました。ただし、この採択における投票に、日本は参加していません。唯一の被爆国である日本の参加が無かったことに、世界中からの「残念だ」との声が上がっています。
今回の条約の前文には、ローマ字で「Hibakusha」という単語が載っているそうです。柔道がJudoになったように、日本語が世界の共通語になったわけですから、その日本が「核兵器禁止条約」を批准しなかったことは、世界の驚きででしょう。
現時点の短期戦略と考えれば。
日本の、日本国民の「安全・平和」を守るための「一つの手段」として、核保有国と同調し、その庇護のもとに国を営む、という選択肢自体は否定しません。
しかし、唯一の被爆国である日本は、その経験を元に「非核三原則」を表明し、そして、それを国是としています。国是は、法律ではありませんが、それ以上の行動原理だと言えます。そのような経緯を尊重し、条約批准の是非を越えて核兵器禁止のイニシアティブをとっていかなくてはならない、と考えます。
| 固定リンク
コメント